人生100歳時代は幸福か?

最近政府は少子高齢化で老人が増え若年者が減って、社会保障の若年者の負担が増え、老年者の医療や介護費が増えたことへの対策として、全世代型の社会保障なるものを打ち出してきている。その中で、人生100歳時代とか言って、元気な老人が増えたことを仕…

80歳代と90歳代の違い

定年後長く働いていた人も80歳を超えると、もう多くの人が仕事を辞めるか、辞めめなくとも、歳なりに仕事を減らしてゆっくり暮らすようになることが多い。 今度の政府が考えている「全世代型社会保障制度」でも、流石に老人を働かせるのも80歳ぐらいまで…

老後を楽しめない時代

2〜3日前、阪急電車で梅田に出かけた時のことだった。足が悪く杖をついているので、優先席が空いていないか確かめてみたが、席はすべて初老の男ばかり5〜6人に塞がれていた。仕方がないので、端に凭れて立とうとしたら、座っている一人が立ち上がり席を…

中国へのノスタルジー

新型インフルエンザ(Covid19)が流行し始め、日本でもドラッグストアのマスク売り場の棚が空っぽになっているのに驚かされる。こんな状態では流行源となった武漢を始め中国では、いくらこれまでマスクの生産が世界一だったとはいえ、マスクもアルコール消毒…

老人も身障者だから

脊椎管狭窄症になってから杖を持って歩くようになると、杖に縋って歩いている人がこんなにもいるのかと思うぐらい多いのに気が付く。何処へ行っても、杖をついた老人に出会う。中には杖をついてない人でも、足が悪く不自然な歩き方をしている人も案外といる…

太陽の塔

万博公園のシンボルタワーである、太陽の塔の内部が復元され、公開されているので見に行った。 太陽の塔は千九百七十年の大阪万博の時に、そのシンボルとして岡本太郎の設計で作られたが、当時私は千里ニュータウンに住んでいたこともあって、万博の思い出が…

映画「男と女 人生最良の日々」

上記の映画を見た。フランスのクロード・ルルーシュ監督が1966年に制作した映画の主演俳優の男女がともに健在なので、それなら3人で人生の黄昏を描こうと思って作ったという映画だそうである。 昔の作品の名場面を挿入して、今は老人ホームに入所してい…

孤独死はもっと増える

新聞の一面トップに大きく孤独死「2日以上」は2996人と出ていた。大阪府警の調査で、大阪府内で昨年1年間に、誰にも看取られないまま、屋内で死亡し、死後2日以上たって見つかった人の数だそうである。またニッセイ基礎研究所の推計によると、自宅で死亡…

新型肺炎とマスク

このところ、新型肺炎(2019nCov)が流行りだして、マスク姿がやたらと多くなった。中国ではマスクが品切れだというので、近くのドラッグストアをのぞいてみると、人だかりがしているのですぐ見つけられたマスク売り場は、そこの棚だけが空っぽになっていた…

アウシュビッツ解放75周年

ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の象徴的存在であるアウシュビッツ強制収容所が解放されてから今年の1月27日で75周年となり、同所のアウシュビッツ・ピルケナウ ミュジアム主催の追悼会が行われ、それに先立って、イスラエルのホロコ…

「緊急事態条項」による憲法改正を許すな!

新型肺炎(2019nCoV)が発生し、SARSの二の舞かと恐れられ、指定感染症に指定され、政府による漢口からの日本人の引き揚げなどが行われている。これについての自民党などの改憲論者の発言に注意すべきである。改憲論者たちは以前から最も多くの人の同意を得…

政府は桜を見る会の出席者名簿を出すべきだ

昨年来、国会で野党が追求している「桜を見る会」について、政府は誰が聞いても嘘としか思えない答弁を繰り返し、官僚も首相に忖度してあまりにも見え透いた虚偽や意味のない見当はずれの答弁で、テレビで見ているだけでも腹が立ってくる。「募集していない…

中山観音の探梅

今年は暖冬で、どこのスキー場も雪がなくて困っているようだし、1月末の那覇市で、気温が27.6度を示し、1月の観測史上、最高気温を更新 したともニュースが言っていた。大阪でも、1月28日は大寒なのに19.5度と、まるで4月の陽気であった。 それなら…

アメリカの第一印象

アメリカまで船で行ったことを書いたが、その時のアメリカへ初上陸した時の第一印象を付け加えておきたい。1961年のことで、まだまだ日本は戦争に負けた三等国で、戦勝国のアメリカは燦然と輝く超大国であった。 当時はまだ日本からアメリカへ行く人もそ…

初めてのアメリカ渡航

1961年に初めてアメリカへ渡航した時のことを記しておこう。当時は敗戦からまだ十五、六年、安保反対闘争の直後で、高度成長も未だ始まりかけたかなという時代である。まだまだアメリカが大きく輝き、日本はまだ小さな貧しい三等国であった。 1ドルが3…

アビーコレクションの竹工芸名品展

先日女房が留守なので、作ってくれていた昼飯を炬燵に持ち込んでテレビを見ながら食べていると、テレビが表記の展覧会の案内をしていた。何でも日本の竹の造形に魅了されたアメリカ人Diane and Arthur Abbeyが収集した竹を素材とした作品で、ニューヨークの…

徴兵検査

現在、我が国には徴兵制度というものはない。しかし自衛隊があり、日米同盟があるので、やがて自衛隊が拡大された時には、再び徴兵制度が復活しないとは限らない。少子高齢化で兵役に適した若者が少ないので、自衛隊への応募者が必要数に満たないようになれ…

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」

韓国映画「パラサイト」が面白かった。2018年の第71回カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールを取った是枝裕和監督の「万引き家族」と同様の社会の底辺で暮らす家族を取り上げた映画であるが、是枝監督も「『見ろ!』としか言えないし、『面白い!』としか…

ピカドン

ピカドンとはあの8月6日の、広島への原爆投下について、被害者たちが現実の経験に基づいて付けた名前である。 私は当時、広島の南にある江田島の海軍兵学校という海軍士官を要請する学校にいた。全寮制というより、入学してから卒業するまで、ずっとそこに…

最後の海軍兵学校生徒

先日アメリカから帰ってきた娘が、スマホで私の海軍兵学校生徒だった時の名簿を見せてくれたのにはびっくりした。 もう75年前に消滅した旧海軍の士官養成の学校のことである。当時三千人からいた生徒の個人名簿が、現在もスマホで見られるとは夢にも思って…

ファシズムの初期症候

SNSに上のような、元政治学者ローレンス・ブリット氏という人が書いた「14のファシズムの初期徴候」という箇条書きが載っていた。元々同氏が2003年に書いた記事が元のようで、米国のワシントンのホロコースト記念博物館に掲示されているものだそうであ…

上と下の区別

朝飯を済ませ、後片ずけも済んだ筈なのに、女房がキチンの流しで、桶に何かを入れて洗っている。何だろうと思ってみると、テーブルクロスを流しで洗っているところであった。 前日、我が家で小さなパーティをしたので、その時に使ったテーブルクロスであった…

消えたパソコン情報の復活

暮れに娘たちが揃ってアメリカから帰って来たので、一緒に温泉へ行ったり、昔話に興じたりして、久し振りで家族の集まりを楽しんだ。 ところで、この機会に、以前からずっと懸案になっていた女房のパソコンのトラブルを娘の旦那が調べてくれた。殊に、女房が…

面白くなる音楽の世界

正月に兵庫県立芸術文化センターで、「ワンコイン・コンサート出演者お披露目・新春顔見世コンサート」なるものがあり聴きに行った。毎月一回ぐらいのペースで若手の演奏家に発表の機会を与えるとともに、周辺に住んでいる多くの人たちに手軽に音楽を楽しん…

正月やめでたくもあり、めでたくもなし

年が変わって、今年で数えて93歳になる。もうこの歳になると若い頃のような正月の楽しみはない。あっという間に一年が過ぎて、忽ちまた正月がやて来たというだけのことになってしまっている。よくこの歳まで生きたものだと思う。もういつ死んでも悔いはな…

除夜の鐘

ここ2〜3年、除夜の鐘がうるさいという苦情を聞くようになり、それに応じてか、除夜の鐘を中止したり、時間をずらして鳴らすようにしたお寺が見られるようになったきた。 我々老人にとっては、除夜の鐘は「行く年、来る年」の年末年始には欠かせない風物詩…

一身二生

福沢諭吉が「文明論之概略」で、江戸時代の名残の幕藩体制の世と、明治維新によってもたらされた文明開化の両時代にまたがって生きたことを、一身にして二生と言っていたそうだが、そう言われればなるほど、私も一身にして二生だったような気がする。 もちろ…

映画 「家族を想うとき」(Sorry, we missed you)

カンヌで賞を取ったイギリスの名監督ケン・ローチの表題の映画を見た。前作の「私はダニエル・ブレイク」を撮る前後から引退を表明していたが、幸いもう一度社会派の名作を作ってくれたことに感謝したい。 これは最近少なくなった社会派の映画の中で、前作に…

舌出し、足出し、顎を出す

娘がアメリカから帰っている時の話。私は最近、孫娘の消息をInstagramを見て追っかけているが、ボーイフレンドと一緒だったり、パーティなどの機会に写っている動画などで、よく舌を出している写真が見受けられるので、娘に「よう舌を出しとるね」と言ったら…

記憶にない、記録がない

たまたま上記のようなTwitterかFaceBookの記事が出て来た。先に問題となった毎月勤労統計調査で、全数調査をすべきところを、抽出調査で済ませ、虚偽報告が行われて問題になった時の関係者の発言である。もう以前のことになるが、これを見ても安倍内閣の姿勢…