どうやって死ぬのが良いか

 突然ブログを中断してしまい、読者の方々には申し訳ありませんでした。

実は3月27日に以下の文を載せようと準備していたのですが、26日に近医の紹介状を持って病院を受診したところ、即刻、入院加療ということになってしまったのでした。病名は特発性血小板減少性紫斑病ということです。

 まさかこの年になって、こんな病気など考えてもいませんでしたが、診断はその通りだと思います。難病に指定されているぐらい原因不明で、治療困難な病気です。

 でも心配は無用。誰しもいつまでも生きれるわけではありません。例外なく、何かで、いつかは必ず死ぬものです。これで死ぬ過程が分かってきたようなものです。

 医師にも頼んで、医療よりも、残りの人生を楽しむために、一応の治療を受けて、5日間の入院で退院させて貰った次第です。

 今も入院前と変わらず、主観的には元気ですのでご安心下さい。またブログも続けさせていただきますので、よろしくお願いします。

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 人間誰しもいつかはこの世におさらばすることになる。96歳にもなるともうどう考えても残り時間は少ないと考えなければならないであろう。

 これまで87歳で軽い心筋梗塞にはなったが、その他は病気らしい病気もしたことがない。病気で医者にかかったこともない。ビオフェルミン以外に常用している薬もない。

 目が悪い、耳が聞こえない、脚がだるい、尿の出が悪い、その他ケチをつければ、いくらでも出てくるだろうが、大きなところではあまり問題がなく、食欲もあるし、よく眠れている。

 ほとんど毎日、腕立て伏せに始まるストレッチ運動やラジオ体操は欠かさない。晴れた日は略かかさず近くを散歩したりもしている。読書やパソコンなども欠かすことはない。自分なりのブログも続けている。

 それでも体は毎日、毎年、確実に老いていくし、今の生活がいつまでも続いていくものでないことも確かである。いつまで続くのか、どういう終わり方をするのか手掛かりになるものも掴めない。自分でも分からなかった。

 ところが最近ようやくその手掛かりになる変化を見出すことが出来るようになった。昨年12月にトライウオーカーなるもので散歩の途中で転倒したのが始まりである。歩道を横切る溝の蓋の隙間にトライウオーカーの前輪が嵌頓し、軽い下り坂で、信号を渡るべく少し急いでいたこともあり、体全体がウオーカーに被さるように前方に転倒し、両大腿をフレームで打つことになったのであった。

 ただその場は、そのほかには何もなく無事に家へ帰り、2〜3日は安静にしていたが、どこにも外傷もなく、両太腿の腫れや痛みも軽く、また従来通りトライウオーカーで外出を繰り返していた。

 ところが正月過ぎに両大腿に打ち身の時の後に出てくるような大きな紫斑が出現、それが消えたと思ったら、ある朝、突然に両大腿の付け根から足の先まで小点状の出血班が出現し、それに続いて、あちこちの皮膚に打ち身もしないのに、小さな斑状紫斑が出没するようになり、時に起床時に口腔内にも出血したのか、鉄錆色の分泌物が見られるようになった。

 ただし、それもひどいものではなく次第に消えていくような感じで、大腿の点状出血斑も少しづつ変化し新たなも出現は見られない。体全体の様子も変わらないし、皮下出血などの様子から血小板減少だろうと考え、しばらく様子をみようと考えた。

 ところが次第に脚が重く、トライウオーカーで歩くスピードが遅くなり、ふくらはぎなどに身が入ったような感じがして、疲れ易く、階段を2階まで上がるだけでも、足の疲れを感じるようになってきた。

 そこで馴染みの近医で検査をして貰うことにした。以前から老人の定期検診では血小板数は正常であったが、少しづつ貧血傾向が進んでいたのを腎機能の低下のためと思っていたが、血小板減少を考えると、老人によくある骨髄異形成症候群で、そのために貧血も進んでいると考えた方が良さそうである。

 採血を済ませ、そのうちに検査結果を聞けばと思っていたが、翌日朝その医師から電話があり血小板が2千しかないということで再検、やはり少ないので、病院紹介ということになった。

 体の全体的な様子は必ずしも悪くなく、普通の生活ができているが、一度病院へ行って血小板輸血でもしてもらって様子を見た方が良いのではないかと思うようになった。