2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

千手観音の起源

先日たまたま印度の仏像などを中心とした「アジアの女神たち」という展覧会を京都の龍谷美術館で見た。 仏教はインドから中国を経て伝わって来たものと言われているが、昔、何処の美術館だったのか思い出せないが、インドから中東のかけてのアジアの仏像の集…

アイヌ人の思い出

北海道に最近出来た「民族共生象徴空間ウポポイ」のことがSNNに載っていた。長年に亘って、大和民族に侵略され、土地を奪われ、生活や言葉まで奪われて、殆ど絶滅に近い状態にまで追い詰められたのが北海道のアイヌ民族である。 征服者が絶対的な支配を確立…

映画「梅切らぬバカ」

「若手映画作家育成プロジェクト」に選出された映画作家、和島香太郎という人の映画。これまでも障害者の住まいの問題に接してきた人らしい。この映画では、古民家で占い業を営む山田珠子が、近隣住民との付き合いを避け、自閉症の息子・忠男とふたりで暮ら…

合理化されたビジネスホテル

先に書いたように、我が家の甲冑などの展示を見に犬山へ行って来た。以前だったら、日帰りで行くところだが、九十歳を超えては無理は禁物と考えて、犬山で一泊することにした。 以前ならお城の近くの名鉄ホテルに泊まるところだが、丁度建て替え中とかでやっ…

日を間違えて

女房に今日は午後2時からアゼリアホールでシンフォニーがあると言われ、そうだったかなと思い一緒に出かけた。ホールは隣駅の近くにあるので、運動がてらに歩いて行くことにした。およそ2キロ半ばかりの距離があるので、杖をついての歩行では途中で一休み…

昔の人は健脚だった

我が家の歴史を調べた本を死んだ弟が書いていて、2〜3部もらったのをそのままにしていたが、我が家の甲冑なども含めた展示会が催されることとなり、この機会にと思って読んでみた。 いろいろなことを調べていて興味深いのだが、その中に、愛知県犬山の侍で…

我が家の維新前後

我が家の甲冑 曽祖父 犬山城下、堀の手前最左が我が旧家 我が祖父 今年の5月に亡くなった弟が、生前、我が家の歴史を調べて「維新前後」という本に纏めていたが、貰ったコピーもそのままにしていた。 ところが、私の本籍地の愛知県犬山市の外郭団体とも言う…

下駄の思い出

我々の子供の頃にはまだ普段履きには下駄や草履が幅を利かせていて、靴は外出用で、革靴かズック靴ぐらいのものであった。あと、編み上げ靴のブーツやゴムの長靴ぐらいのものしか一般には無かったのではなかろうか。地下足袋で北アルプスに登山したことも覚…

戦前の箕面村

昭和十一年、十二年と十五年、十六年(1936〜1941年)の約4年間箕面に住んでいた。小学校二年から六年生にかけてである。まだ箕面市ではなく、箕面村であった。従って、住所は初回は大阪府豊能郡箕面村字牧落百楽荘、次回は同箕面村櫻井3番通り3丁目であっ…

昔の箕面の滝道

昔も今も箕面は滝と紅葉で有名で、例年この季節になると、こんなコロナの時代でも、結構観光客で賑わっている。 もうおよそ八十年前にもなるが、私は阪急の箕面の一つ手前の牧落に住んでいたので、箕面駅から、箕面の滝、その上の、杉の茶屋や政の茶屋、更に…

私の靴の履歴

まだ日本に軍隊があった頃、陸軍では皆軍靴を履いていたが、軍靴は個別に作られたわけではなく、限られた決まった寸法の中から選ばなければならず、「足に靴を合わせるのではなく、靴に足を合わせろ」と言われたものだった。 そこで多くの兵士たちは少し大き…

こんな靴見たことがない

先日空いた電車に乗った時に、たまたま近くに立っていた女性の靴を見て驚いた。ハイヒールの運動靴?なのである。4〜5センチぐらいはあるかと思われるハイヒールなのだが、ひょいとみると、前面はよくある普通の編み上げになったズックの運動靴とそっくり…

金木犀

9月のいつ頃だったであろうか。テレビの気象予報の時間に、予報士が金木犀が咲いたと言っていた。もうそういう季節なのだな。我が家の庭の金木犀もそろそろ咲くのだろうなと思って聞き流していた。 しかし、いつまでたっても庭の木星は一向に咲きそうにない…

SNSを開いたら

何日か前のある朝、何の気なしにSNSを覗いたら、こんな記事が出てきた。 『超大企業でエレベーターに乗ったら社員に「下請けなら階段を使え。常識ないの」と言われた。「下請けじゃないです」と答えたと』 嫌な会社だなと思って下に繰ると、今度は「アメリカ…

日本型謝罪

「ご迷惑をおかけしました」「不愉快な思いをさせました」と言って社長などが神妙に雁首を揃えて深々と頭を下げる。それが日本の会社などが不正を行ったり、過ちを犯した時に、屡々テレビなどで見られる風景である。 一見誠意のある謝り方だと理解しがちだが…