2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争を経験した人がいなくなったのを良い事にして

もう実際に戦争に行って戦争がどういうものかを体験した人は殆ど死に絶えた。戦後七十年になるから敗戦時に二十歳の人でももう九十歳、もう生きている人は僅かである。それに続いて国内で僅かに戦争を経験した世代もほとんどがいわゆる後期高齢者になってし…

言葉に注意!だまされないために

世の中にはうまく人を騙す人がいる。そういう人の言葉につい乗せられてお金を取られたり、怪しげな宗教に入れられたりする人が出てくる。それらに乗せられないためには日頃から常識を養い、物事を批判的に見る習慣をつけておくことが必要であろう。 他人の話…

過去を認め未来を目指せ

一昨日だったか本屋を覗いて驚いた。入口のすぐ奥の棚に色んな雑誌が並んでいたが、文藝春秋もVoice もWillもどれも表紙は朝日新聞を非難する見出しばかりである。朝日新聞が慰安婦問題で以前に書いた吉田調書が間違いだったことを報じたことがきっかけにな…

散歩と徘徊の違い

新聞に「徘徊に行ってきますと出る散歩」という川柳が載っていた。 この川柳の作者はまだ元気なようなので、諧謔を解して徘徊と言って散歩を楽しんでおられるようだが、老人によっては散歩も徘徊と間違われるし、認知症の場合には散歩に行くと言って出ていっ…

戦争責任を振り返る

映画監督の伊丹十三を憶えておられる方も多いと思うが、そのお父さんで大江健三郎の義父でもある伊丹万作も戦前に映画監督をし、脚本やエッセイなども書いた多才な人だったようである。この人が戦後に多くの人たちがずっとわれわれは政府に騙されて来たんだ…

人口減少社会

少子高齢化が進み、日本の人口は今後次第に減少し、このまま進むと五十年後の二〇六十年には八千万人ぐらいに減ってしまうそうである。それに対して知事会は地方の崩壊を恐れて非常事態宣言を出し、政府も危機感を感じ、その時にも何とか一億の人口を維持す…

皆既月食

昨夜は夕刻六時半頃から夜の九時頃まで三年振りかと言われる皆既月食を見た。初めはベッドの窓辺りから見ていたが、後半はベッドに横たわって窓越しに目をやった。昨夜は雲も殆どない晴天だったので良く見えたし、丁度風邪を引いて一日静養していた日だった…

アートは消費

毎年秋は美術の秋とかいって、どこもかしこも美術展で大賑わいである。専門家たちの美術館などでの大掛かりな美術展から、素人の画廊などを借りてのグループ展や個展まで数え上げれば切りがない。 もともと人はヘタでも何かで自分を表現したい欲望をもってい…

欲しがりません勝つまでは

昭和3年生まれなので、昭和6年の満州事件から昭和20年の敗戦まで続いた戦争の中でまるまる大きくなったような私にとっては、子供の頃の思い出は全てと言っていいぐらいどこかで戦争と繋がっている。 小学校一年の国語の本は片仮名で最初が「サイタサイタサク…