2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年の思い出

今年、2023年もいよいよ終わりとなった。歳を取るとともに、加速度がつくかのように時が速く経つてしまうもののようである。 足が衰えて、毎年行っていた元旦早暁の近くの神社巡りも今年は一社で我慢し、分けて行くく様にしたのだった。長年続けてきた箕面の…

武力行使を放棄した国が武器を輸出する

日本は憲法で平和国家を宣言し、国際紛争を解決する手段として武力行使を永久に放棄し、陸海空軍を保持しないし、国の交戦権を認めないと決めたのに、いつの間にか世界でも有数の強力な陸海空軍を整備し、最近では軍事費を総予算の2%まで増やし、敵基地の…

クリスチャンでもないのにクリスマス

今日はクリスマス、クリスチャンでもないのにサンタクロースだ、クリスマスツリーだ、クリスマスプレゼントだ、クリスマスパーティだと言って大はしゃぎする人が多い。 街中はクリスマスの飾りやイルミネーションで賑々しい。最近ではアメリカなどに倣って、…

階段の手すり

若い時に海軍兵学校で鍛えられ、階段は上りは一段跳びで、下りはそのまま、走って昇降する癖がついていたが、元々せっかちな私にはそれが性に合ったのか、若さに任せて、戦後もずっと階段の昇降にはそれを守って来た。 そんな時代には階段の手すりなど無用の…

危険な未来

日本は戦後、平和憲法を作り、軍隊を持たない国となったのに、アメリカに従属し、アメリカに言われるままに、折角の平和憲法を無理な解釈をしてまで、アメリカの政策に追随して来たが、何とか戦後78年もの間一度も戦争をせずに、平和を維持出来てきたことは…

親切な女性

先日女房の甥が来た時に約束したので、女房と一緒に、神戸の元町商店街にあるギャラリーでやっている写真展を見に行った時のことである。 最近は、もっぱらトライウオーカーなる歩行補助器を使っているので、遠くに行く時には、あらかじめ行く道筋を頭に浮か…

旧日本兵のPTSD

朝日新聞に、先の戦争で出征して中国へ行った父親について、娘が優しい父で大好きだったが、時に酒を呑んでは豹変(ひょうへん)することがあった。ところが、ある日、父のアルバムをのぞいて、衝撃的な戦場写真の数々を目にして、その原因を知ったと言う様…

クリスマス イルミネーション

上は甥の撮った写真です。毎年このアヒルのいる夜景を見せて貰っています。 それはそうと、今年も12月になると、またあちこちでクリスマスのイルミネーションが始まった。日本ではクリスチャンも少ないので、普通の住宅地での飾り付けはそれ程でもないが、商…

世界は変わる

国連安全保障理事会は12月8日、米ニューヨークの国連本部で、イスラエル軍の侵攻が続くガザ地区での即時人道的停戦を求める決議案を採決した。15カ国の理事国のうち、日本を含む13カ国が賛同したが、イスラエルを支持する常任理事国の米国が拒否権を行使した…

急くな、急ぐな、老いを知れ

私はもともとせっかちな性格であった。若い時は「速飯、速糞、速歩き」を地で行くような行動パターンであった。 食事は誰よりも早く食べ終わり、歩くのも小さいのに速足で、いつも人を追い抜いて、さっさと速く歩くのが癖だった。他人からも「小さな男がいつ…

イスラエルによるパレスチナのジェノサイドを許すな

ナチスドイツによる残虐なユダヤ人のホロコーストは今では世界中の人が知っている。しかし、それが実際に行われたのは過去のことであり、それがあったことを私が知り、世界中の人人が知ったのも、過去の歴史としてである。その人間とも思えない行為に人々は…

12月8日

また12月8日がやって来た。太平洋戦争が始まった日である。当時私は中学校一年生であった。 朝早く、私はまだ寝床の中で聞いた様な気がするが、ラジオが繰り返し語った。確か「臨時ニュースをお伝えします。臨時ニュースをお伝えします。大本営発表、大本…

物忘れ

まだ現役の頃から忘れ物や置き忘れの探し物をすることはしょっちゅうで「探し物をするのが人生だ」などと言っていたが、歳をとると物忘れが余計にひどくなってくるのは仕方がないのだろうか。 若いうちは何も記録しておかなくても、頭がちゃんと覚えてくれて…

世代と共に生活も変わる

先日カナダに移住している女房の姪が久し振りで帰って来たので、我が家で女房の姉妹の3家族が集まって、ひと時、楽しい時間を過ごすことが出来た。女房が一番上で、我が家は娘を入れて三人、上の妹家族が夫婦と息子と長女に、カナダ帰りの末娘を入れて五人…

映画 月

たまたま訪れてきた甥が、見て来て良かったと言ってパンフレットを置いて帰ったので、調べてみると、よく行く宝塚の映画館でもやっていたので、家族で見に行った映画である。 何年か前に世間を騒がした「津久井やまゆり園」で実際に起こった19人だったかの入…

80歳代と90歳代の違い

現在の日本では 老人とはおよそ60歳ないし65歳より上の人たちを指すことになっており、75歳以下を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者などとして呼ぶことが多い。 しかし95歳の私から見ると、個人差は歳と共に大きくはなるが、60代、70代はまだ老人…

一人暮らし

もうだいぶ以前のことだが、小学校の同窓会に出た時、親しかった旧家の友達が、本人を中心に二十人ばかりの子や孫の一族に囲まれた写真を見せてくれたことがあった。昔であれば80歳も超えた老人の自慢の写真といったところであろうが、今でもこんな大家族…

日の丸、君が代

日本の敗戦によって、それまで大日本帝国に純粋培養されたような軍国少年が、国に裏切られたことを知ってから、その象徴であり、戦争中に嫌という程、見さされ、聞かされた、日の丸、君が代を忌み嫌う様になったのは必然のことであった。 敗戦以来しばらくの…

久しぶりのライブハウス

娘がタンゴなどを踊っていて、その関係ででもあるのか、バンドネオンの演奏があるので一緒に行かないかと誘ってくれたので、昼間のことだったので行くことにした。 私は学生の頃少しだけタンゴを習ったことがあり、当時、本町のあたりにあった大阪舞踏会館で…

うやむやにするな

安倍首相の現役時代にあれほど問題になった多くの問題、森友学園問題。加計学園問題、桜見物問題、黒川問題、佐川問題等等、次々に問題を起こしながら結局その追求も弱く、安倍首相の暗殺でもう終わったと言わんばかりに、関係者は殆ど口を閉ざし、有耶無耶…

イスラエルによるホロコースト

イスラエルとハマスの戦争はイスラエルのガザ攻撃で、病院が攻撃目標となる前代未聞の残虐な戦いとなっている。イスラエルはハマスが病院を拠点に地下道を張り巡らして根拠地としているからというが、譬へそれが本当であっても、病院を攻撃して入院患者や病…

もったいない

私の子供の頃の日本は、大日本帝国といって日清、日露の両戦争に勝ち、万世一系の天皇の治める国で、東洋の盟主だといばり、満蒙開拓だの、東洋平和のためだなどと言って中国への侵略を行なっていたが、まだ今では考えられないぐらい貧しい野蛮な国であった…

男の化粧

この間何とはなしににテレビを見ていたら、男の化粧の話をしていた。昔だったら男が化粧するなど、女形の役者や、そうでなくても俳優が舞台でするのは別とすれば、普通に巷の男が化粧をするなど考えられなかった。男ならニキビがあったり傷跡があったとして…

聞き違え

聞き違えは若い時でも誰しも経験したことがあるものである。約束の日時を聞き違えて、とんだ迷惑をかけて謝らなければならなかったり、注文を聞き違えられて思わぬものが提供されてびっくりしたりしたことのある人もいるであろう。 ところが、歳をとると聴力…

全てが経年変化

定年後からずっと同じ家に住んでもう35年以上になる。親の住んでいた古い木造の家は老朽化し、冬には隙間風が入り寒かったので、引き継いだ時に思い切って建て直した家である。その新築の頃は当然全てが新鮮で気持ちが良かった。記念に芝庭の真ん中にダグウ…

五感の衰え

先に「勝手ツンボ」として聴力の衰えたことを書いたが、衰えたのは聴力だけでなく、どうも五感全てが衰えてきている様である。 秋になってあちこちにまた木犀の花が咲き、場所によっては地面を真っ黄色に染めている。昔は花を見なくても、匂いで木犀のあるこ…

能勢電車

能勢電車は阪急の川西能勢口から妙見口まで走っている大阪の郊外電車である。戦前はJR川西池田駅が終点で、今より一駅先まで行っていたのだが、能勢の住宅開発が進み、阪急電車が乗り入れる様になって現在の形になった。 元々は妙見参りに行く人のために造ら…

公園に入れない

十一月三日は文化の日で3連休であった。丁度三日に千里の民族博物館のインドのガンジス川に関する映画と解説があると案内を貰い、応募して予約していたので、気候も良いし、紅葉もそろそろだろうし、万博公園で何かの花が綺麗だというニュースもあったので…

国に騙されるな

私の95年の人生は17歳での日本の敗戦の前後でプッツリと両断されている。生まれてから敗戦の日まで、私は全く忠実な大日本帝国の臣民であった。世界に誇る万世一系の皇統を継ぐ天皇陛下を現人神として崇め、よくぞこの国に生まれて来たものだと信じ込まされ…

スーパー前の広場

先日、散歩の後スーパーに寄ったが、その日は割引の日だとかで混んでいるというので、トライウオーカーを使っているので、混雑の邪魔になるのではないかと思い、女房が買い物をしている間、駅前にあるスーパーの前の広場で待っていることにした。 待っている…