2023-01-01から1年間の記事一覧

日本でも格差が広がる

イギリスのサッチャー首相や、アメリカのレーガン大統領による新自由主義とやらの経済政策で、国民の経済格差が広がり、ただでさえ経済格差の大きかったアメリカでは、国民全体の5%にも見たない人たちが、その他の国民全体の財産よりも多くの資産を持つよ…

最低の演奏会

兵庫芸術劇場が出来た時からその会員になっていたので、年に何回かはそこでの演奏会に出かけていた。ところが歳をとると、体も足も疲れやすく、行くのが億劫になるし、帰りが遅くなると足元もおぼつかないので、次第に足が遠のいてきてしまっていた。 しかし…

バイデン大統領だけは広島空港を利用しない

広島でのG7会議が終わって各国の首脳はそれぞれに国へ帰って行ったが、各国の首脳はどのようにして来日し、また帰って行ったのか知っていますか。 NHK のニュースを見てお分かりのように、ゼレンスキー大統領は広島空港から帰国の途についたと言っていたので…

ヒロシマで戦争あおるG7

”ヒロシマ”で戦争あおるG7” 岸首相が広島出身だから広島でG7 会議をやりたかったのは良くわかる。そして広島と言えば何といっても、非人道的な大量殺戮爆弾である原子爆弾が、アメリカによって、人類に最初に落とされた場所「ヒロシマ」として、世界中に知ら…

衰退する日本に目覚めよ!

先の大戦の敗戦の結果、アメリカに全面的に占領され、平和条約とともにアメリカの属国となった日本は、幸か不幸か、朝鮮戦争やベトナム戦争などのアメリカの侵略戦争の下請によって、経済の復興、発展の機会を掴み、一時はJapan No.1と言われるまでに経済発…

百歳のお母さんが八十歳の娘に飴玉を与える

百歳のお母さんが八十歳の娘に飴玉を与える動画がSNSに載っていた。中国の話であったが、何とも微笑ましい風景であった。 昔は日本でも、女性は二十歳ぐらいで結婚する人が多かったので、一世代の間隔が二十五歳としても、百歳まで生きておれば、八十歳の娘…

親切な女性に感謝

歳をとってから思いもかけず、時に思わぬ事故を起こし、周りの人に迷惑をかけることが起こるるようになった。体のバランスをとることが不味くなったためか、転倒しやすくなったのである。何度も転倒するので、杖をついて歩く様にしているが、困ったことに、…

杖も凶器に

「杖も凶器に」と言っても、杖で人を殴ったり、振り回したりして凶器として使うことを言うわけではない。 包丁でも、人を刺したりして凶器として使うのでなくとも、魚や肉を捌いている時に、誤って指を傷つけたりすることがあるようなことも起こりうると言う…

”国際社会”はウクライナを助けてもアフガニスタンやスーダンは助けないのか

ロシアが国連憲章を無視してウクライナへ侵攻したことを許すわけにはいかないが、現状は、アメリカを先頭にNATO諸国がウクライナに軍事支援を続けて、ことさらに戦火を煽り、アメリカがウクライナにロシアとの代理戦争をさせている様な状態になっている。 そ…

老人は集団自殺せよ?

最近、成田悠輔と言うイェール大学アシスタント・プロフェッサーとかで、テレビにもよく出ているという人の「高齢者は集団自決すれば良い」「最強のクールジャパンになる」という発言が批判を浴びたようである。 「僕はもう唯一の解決策ははっきりしていると…

ブルシットジョブ

昔の日本の生活を支えた稲作は村中総出で、お互いに助け合って田植えをし、刈り取りをして、やっと成り立つ重労働であったが、最近は田植え機やコンバインなどの機械化が進み、稲作は兼業で平日は他で働き、週末だけの農業で成り立たせている人も多いようで…

マベル・ポブレット展

新聞で京都国際写真展の広告を見て、マベル・ポブレットというキューバの若い女性作家の作品が面白そうなので見に行って来た。まだほとんど誰も知らないであろう作家で、私にも初めての名前である。 この写真展は、今後の活躍が期待される写真家やキュレータ…

悲観的な日本の将来

どうして日本人はデモやストライキをしないのだろうか。フランスでは年金受給開始を62歳から64歳に引き下げることに抗議して290万もの人の全国ストが繰り返されているし、スペインのマドリッドでも100万人デモ、イギリスでも50万人のストライキ、ポルトガ…

こんな事もあった若い頃

長い間もうすっかり膨大な記憶の海の中に沈んでしまっていて、殆ど思い出すこともなかった事柄も、何かのきっかけでふと思い出すことがあるものである。何の拍子に思い出が蘇ったのかは知らないが、先日、私が未だ若い頃のある小さな出来事をふと思い出した…

台湾をめぐる代理戦争

ここのところ、G7の外相会議でも「ロシアの即時撤退」を共同声明で出すとともに、中国についても、「力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対する」と打ち出しており、緊張を高めようと躍起になっている感じである。 しかし、少し冷静に考えてみると…

自衛隊は国民を守るものではない

災害時などには自衛隊が出動して、いろいろ救助活動をして、素晴らしい働きを見せてくれる。感謝の言葉もないぐらいである。 しかし、そうだからと言って自衛隊がいつでも国民を救ってくれるかというとそうではない。自衛隊は国民のためにあるものでなく、国…

佐伯祐三展

大阪中之島美術館で佐伯祐三展をやっているので見に行ってきた。この画家は丁度、私の生まれた1928年に30歳の若さで夭折しているのだが、生まれが大阪で中津の寺の息子であり、私の出た北野中学を卒業しているので、私の先輩にもあたるのである。昔、北野の…

ウクライナの戦争をやめたくないのは誰か?

現在、一番ウクライナの戦争を止めたくないのは誰だろうか? ロシアがウクライナに侵攻してから最早1年3ヶ月以上も経つのに、未だにいつ戦禍が止むのか見通しさえ立っていない。世界の人々は早く戦争が終わり、平和が戻ることを望んでいるが、ゼレンスキー…

”不逞老人”

”不逞老人”と言えば、鶴見俊輔のことを思い出すが、(鶴見俊輔『不逞老人』(ききて黒川創/河出書房新社))そんな腹の座った老人の話ではない。 今や老人大国のニッポンでは、鶴見俊輔などとは違って、万事、お上におまかせのジジババが多いようだが、ただ、…

資源の浪費

戦前の生活と今の生活を比べてみると、今は今で多くの問題を抱えているが、昔とは比較にならないぐらい便利になり快適になった。 昔の人達は厳しい環境の下で、先人から受け継いできた知恵と技能を使い、自然の掟に従い、自然と一体化して、厳しい労働をしな…

テレビなどでの「国際社会」とは?

テレビなどで、よく国際社会がどうの、こうのと言われるが、その国際社会とは一体何を指すのであろうか。国際社会というから、世界全体の社会のことだと思っていたら、ロシアは国際社会から非難されているので、どうもそこには入っていないようである。中国…

オオカミ少年

先日、4月13日、北朝鮮が新たな固形燃料の大陸間弾道ミサイルを発射した時、政府はまた全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令した。発射後約30分後の7時55分頃の発令で、8時0分頃に北海道に落下する恐れがあると判断し、北海道全域を対象として、「直ち…

また靴がない夢を見た

どうして何度も靴のない夢を見るのだろう? 「戦後」がまだ残っていた頃には、何処かで、靴を脱いで上がった後に、用が済んで帰ろうとしたら、上がり框に沢山の靴が脱ぎ捨ててあり、自分の靴を探すのに困ったり、他人に間違えて自分の靴を履かれたりしたこと…

モッコウバラ

2−3年前の春だった。近くを散歩していた時に、とある家の玄関先に、地上から出入り口の横の壁面を広く覆って、二階のベランダまで届く、見事なまでに黄色い花の幕を見て驚いたのが始まりであった。 それまでそれがモッコウバラということも知らなかったが、…

世界は確実に動いている

以下の四枚の図をご覧ください。最初のはG7の国とBRICSの国とのGDPの経年変化です。 二枚目はアメリカの Fortune社が始めた稼ぎ頭の会社の順位500社までの主要国別の変化。 三枚目は中国の呼びかけで始まった上海機構の参加国。 最後はウクライナの軍事支援…

優先座席での出会い

2〜3日前のこと、池田から阪急電車に乗って梅田へ向かう電車の中でのことである。電車はそれほど混んでいなかったが、三人座席で区切りになっている優先座席の出口側には若い サラリーマン風の男が座って一心にスマホを見ていた。私はその隣に座った。 次…

映画「Living 生きる」

黒澤明の映画「生きる」のリメイクの映画が、イシグロ・カズオの脚本で、イギリスで作られたと言う情報を得てから、「生きる」の思い出が強いばかりに、ぜひ見てみたいものだと待っていた。脚本が何やら賞も貰ったようである。どんな作品になったのか、梅田…

「ママは昔、靴は、履いてた?」

朝日新聞の土曜日B版の「いわせてもらおう」という投書欄に上のようなのが載っていた。 子供が小学5年生だから、母親はおそらくまだ30代であろう。「ママは昔、靴は、履いてた?」と子供に聞かれて、自分らの時代に靴を履いていなかった人など考えられない…

ラテンアメリカの民衆芸術

千里の民博で「ラテンアメリカの民衆芸術」の特別展をしていたので見に行ってきた。 ラテンアメリカのアートについては、もう随分昔のことになるが、娘がメキシコに留学していた時にメキシコを訪れたことがあり、また、その後にも下の娘がサンディエゴに住ん…

桜を見れば思い出す

今年は例年より桜の開花が早く、まだ3月なのに、もう何処もかしこも満開である。桜は春の象徴であり、テレビなどでも、例年、開花情報まで流して教えてくれるが、それを聞いて、もう待ち切れないように見に行きたくなるものである。 桜は昔から日本の国花と…