2023-01-01から1年間の記事一覧

世代と共に生活も変わる

先日カナダに移住している女房の姪が久し振りで帰って来たので、我が家で女房の姉妹の3家族が集まって、ひと時、楽しい時間を過ごすことが出来た。女房が一番上で、我が家は娘を入れて三人、上の妹家族が夫婦と息子と長女に、カナダ帰りの末娘を入れて五人…

映画 月

たまたま訪れてきた甥が、見て来て良かったと言ってパンフレットを置いて帰ったので、調べてみると、よく行く宝塚の映画館でもやっていたので、家族で見に行った映画である。 何年か前に世間を騒がした「津久井やまゆり園」で実際に起こった19人だったかの入…

80歳代と90歳代の違い

現在の日本では 老人とはおよそ60歳ないし65歳より上の人たちを指すことになっており、75歳以下を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者などとして呼ぶことが多い。 しかし95歳の私から見ると、個人差は歳と共に大きくはなるが、60代、70代はまだ老人…

一人暮らし

もうだいぶ以前のことだが、小学校の同窓会に出た時、親しかった旧家の友達が、本人を中心に二十人ばかりの子や孫の一族に囲まれた写真を見せてくれたことがあった。昔であれば80歳も超えた老人の自慢の写真といったところであろうが、今でもこんな大家族…

日の丸、君が代

日本の敗戦によって、それまで大日本帝国に純粋培養されたような軍国少年が、国に裏切られたことを知ってから、その象徴であり、戦争中に嫌という程、見さされ、聞かされた、日の丸、君が代を忌み嫌う様になったのは必然のことであった。 敗戦以来しばらくの…

久しぶりのライブハウス

娘がタンゴなどを踊っていて、その関係ででもあるのか、バンドネオンの演奏があるので一緒に行かないかと誘ってくれたので、昼間のことだったので行くことにした。 私は学生の頃少しだけタンゴを習ったことがあり、当時、本町のあたりにあった大阪舞踏会館で…

うやむやにするな

安倍首相の現役時代にあれほど問題になった多くの問題、森友学園問題。加計学園問題、桜見物問題、黒川問題、佐川問題等等、次々に問題を起こしながら結局その追求も弱く、安倍首相の暗殺でもう終わったと言わんばかりに、関係者は殆ど口を閉ざし、有耶無耶…

イスラエルによるホロコースト

イスラエルとハマスの戦争はイスラエルのガザ攻撃で、病院が攻撃目標となる前代未聞の残虐な戦いとなっている。イスラエルはハマスが病院を拠点に地下道を張り巡らして根拠地としているからというが、譬へそれが本当であっても、病院を攻撃して入院患者や病…

もったいない

私の子供の頃の日本は、大日本帝国といって日清、日露の両戦争に勝ち、万世一系の天皇の治める国で、東洋の盟主だといばり、満蒙開拓だの、東洋平和のためだなどと言って中国への侵略を行なっていたが、まだ今では考えられないぐらい貧しい野蛮な国であった…

男の化粧

この間何とはなしににテレビを見ていたら、男の化粧の話をしていた。昔だったら男が化粧するなど、女形の役者や、そうでなくても俳優が舞台でするのは別とすれば、普通に巷の男が化粧をするなど考えられなかった。男ならニキビがあったり傷跡があったとして…

聞き違え

聞き違えは若い時でも誰しも経験したことがあるものである。約束の日時を聞き違えて、とんだ迷惑をかけて謝らなければならなかったり、注文を聞き違えられて思わぬものが提供されてびっくりしたりしたことのある人もいるであろう。 ところが、歳をとると聴力…

全てが経年変化

定年後からずっと同じ家に住んでもう35年以上になる。親の住んでいた古い木造の家は老朽化し、冬には隙間風が入り寒かったので、引き継いだ時に思い切って建て直した家である。その新築の頃は当然全てが新鮮で気持ちが良かった。記念に芝庭の真ん中にダグウ…

五感の衰え

先に「勝手ツンボ」として聴力の衰えたことを書いたが、衰えたのは聴力だけでなく、どうも五感全てが衰えてきている様である。 秋になってあちこちにまた木犀の花が咲き、場所によっては地面を真っ黄色に染めている。昔は花を見なくても、匂いで木犀のあるこ…

能勢電車

能勢電車は阪急の川西能勢口から妙見口まで走っている大阪の郊外電車である。戦前はJR川西池田駅が終点で、今より一駅先まで行っていたのだが、能勢の住宅開発が進み、阪急電車が乗り入れる様になって現在の形になった。 元々は妙見参りに行く人のために造ら…

公園に入れない

十一月三日は文化の日で3連休であった。丁度三日に千里の民族博物館のインドのガンジス川に関する映画と解説があると案内を貰い、応募して予約していたので、気候も良いし、紅葉もそろそろだろうし、万博公園で何かの花が綺麗だというニュースもあったので…

国に騙されるな

私の95年の人生は17歳での日本の敗戦の前後でプッツリと両断されている。生まれてから敗戦の日まで、私は全く忠実な大日本帝国の臣民であった。世界に誇る万世一系の皇統を継ぐ天皇陛下を現人神として崇め、よくぞこの国に生まれて来たものだと信じ込まされ…

スーパー前の広場

先日、散歩の後スーパーに寄ったが、その日は割引の日だとかで混んでいるというので、トライウオーカーを使っているので、混雑の邪魔になるのではないかと思い、女房が買い物をしている間、駅前にあるスーパーの前の広場で待っていることにした。 待っている…

時代の変化

イスラエルとハマスの衝突で、イスラエルのガザ地区への連日の空爆で多くの市民が犠牲になっている。元々パレスチナの人々が住んでいた所にイスラエルがユダヤの聖地だと言って建国し、次第にパレスチナ人を追い出して行って領土を広げて行った歴史が原因で…

駅のエレベーター

近頃は外出する時はもっぱらトライウオーカーを利用しているので、交通機関の利用の仕方もそれなりに少し変わった。まだ若い元気な頃は最寄りの池田駅を降りる時には、6両目の一番前のドアが階段に一番近いので、そこから真っ先に降り、誰よりも早く階段を…

カタカナ略語

最近の夕刊は午後2時ごろにはもう配達されているので、余程の突然の出来事でもない限り、夕刊の一面はニュースというより、何かの事物についての解説の様な記事を載せていることが多い。 先日配られてきた夕刊を見ると、トップの見出しにカタカナで「デコト…

障害者の面倒は誰が見るべきか

近頃は電車に乗る時も、歩行補助器であるトライウオーカーを利用しているので、優先座席を利用している。優先座席から見ていると、杖をついた老人や身障者が多いことに嫌でも気がつく。昔なら完全に電車からシャットアウトされていた身障者が、車椅子などで…

誤嚥防止講習会

近くの公民館で老人向けの「誤嚥防止講習会」なるものがあったので覗いてみた。ベテランの保健婦さんが講師で、実演付きで熱心に丁寧な説明があった。 先ずは食事を口腔内で歯で咀嚼し、それを舌と両側の口腔粘膜でうまく丸めて食塊を作り、飲み込み易くし、…

勝手ツンボ

子供の時から「勝手ツンボ」という言葉を聞かされてきた。歳をとった老人が耳が遠くなって、平素は必要な会話も通じないぐらいなのに、何か自分にとって必要なことや、自分にとって都合の悪いことなどはちゃんと聞こえていて、それなりに反応することをさし…

歩行補助器で歩いて感じたこと

先にこのブログで紹介したように、今年の春にトライウオカーなる歩行補助器を購入して使うようになってからもう4ヶ月になる。このトライウオーカーは予想した以上に優れ物で、使えば使うほど、その便利さがわかってくる。 先ず何よりも杖よりもはるかに安全…

イスラエル在住日本人の緊急避難

今回のイスラエルとパレスチナの紛争で、在留邦人の緊急避難が行われたが、新聞の報道によると、51人の日本人は韓国の軍用機でソウルまで、8人の日本人は日本政府のチャーター便でドバイまで避難することが出来たそうである。 ところが、韓国機による方は無…

朝風呂か夕風呂か

昔は、入浴といえば薪で風呂を沸かさねばならなかったので、そう一日に何回も沸かせないので、入浴はたいてい夕方から夜にかけて入るもので、それも同じ風呂に家族全員が交代で入るのが普通であった。 たいていは、その家の主人が先ず入り、家族はその後、順…

水と空気はタダだった

小学校に集団登校する子どもたちを見ていると、皆がランドセルの他に水の入った魔法瓶や水筒を肩からかけているのが分かる。まだ一年生ぐらいの小さな子供が大きなランドセルを背負い、水筒を肩からかけ、おまけに何やら入った手提げ袋まで持って登下校して…

車内風景の変化

毎朝仕事に行くために電車に乗ることがなくなってから、もういつしか15〜16年にもなろうか。その後も不定期には始終電車に乗っていたが、ここ3〜4年はコロナの流行もあり、仕事も辞めてしまった上に、コロナ感染防止で不要の外出をしなくなったので、めっき…

日本政府は日本人のための政府か?

新聞によれば、沖縄の普天間基地建設問題で、政府の出した設計変更申請を沖縄県が不承認とした決定に対し、国が是正の指示を行い、それが最高裁で認められた。これに対し、県は苦渋の決断を迫られ、知事は期限内の承認は不可能としたが、国は間髪を入れず、…

日本人は傘がお好き

来日した外国人が驚いたそうである。急に雨が降ってきたら、それまで誰も傘など持っていなかったのに、急に周りの人が皆、一斉に傘をさし始めたのを見た時であった。日本では皆いつも傘を持って歩いているのであろうかと、不思議に思われた。こんな光景を見…