2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

スマホ時代の功罪

世はまさにスマホ全盛の時代である。電車の中でもほとんどの人がスマホに夢中である。本や新聞を読んでいる人はめっきり少なくなった。 チラチラ覗いてみるとゲームをやっている人が一番多いようだ。あとはメールを読んでいるのか何かを検索しているのか、字…

「植物人間」

最近私の近くで二人もいわゆる植物人間と言われるような状態になった人が出来た。 大変なことである。一人は義理の弟で、昨年春に孫が高校に入ったのでハワイへ遊びに連れて行った。そこで孫たちとスノーケルを楽しんでいた際に溺れて救助されたが心肺停止状…

健康保険で安楽死?

最近出た堤未果の「沈みゆく大国アメリカ」という本(集英社新書0763A)を読むと、鳴り物入りで始まった医療保険制度改革「オバマケア」で国民皆保険制度が出来そうであるが、日本の健康保険制度と異なり、民間の保険会社に委託する形なので、市場原理の会社…

ひとの振り見てわが振り直せ? 

昔から「ひとの振り見てわが振り直せ」と言ったものである。自分の姿は客観的に見れないので、他人の行動を見て、外から見ると自分がどのように見られているのかを想像して自分の行動を見直すのがよいといった意味だが、折に触れて他人のしていることを見て…

老人力

先日亡くなられた赤瀬川原平さんの「老人力」という文庫本を読んだ。 この「老人力」というのは著者らが提唱されたもののようで、老人になって物忘れや置き忘れなどが多くなるようなことをネガティブに捉えるのではなく、「老人力」がついてきたと前向きに捉…

沖縄独立論

「沖縄独立論」という本が出ている。まだ読んでいないが、沖縄は日本の他の府県と違って特殊な県である。国の一番端にあるというだけでなく、昔は独立した別の国で日本にも中国にも朝貢していたようである。また日本が戦争に負けてからはアメリカが支配して…

尖閣を巡る歴史的経緯

昔まだ琉球王国があった頃は台湾と琉球を結ぶ通り道に尖閣諸島があったようである。当然その頃は日本の領土であるはずはなく、台湾や琉球、中国の人たちが適当に利用していたものであったと考えられる。 その後、琉球を処分した明治政府は無人のこれらの島を…

椅子の脚から大根を経て骨へ

明治時代になって日本が初めてパリで開かれた万国博覧会に参加した時、出席した着物姿の日本女性をパリの人が見て日本人の脚の細さにびっくりし、まるで椅子の脚のような細い脚をしていると言ったことを昔何かで読んだことがある。 ところが、戦後私たちが若…

温泉街の荒廃

先日福島へ旅行に行った時、会津若松を見学した後東山温泉に泊まった。もう半世紀以上も前に友人らと一緒に旅行した時に泊まって以来の再訪であった。 夕方ホテルに着き、翌朝温泉街を歩いて少し上手の方まで散歩したが、もう昔の面影は殆ど見られなかった。…

11月11日

今日11月11日は何の日?新聞に介護の日として二〜三面を使った記事が載っていたので どうしてこの日が介護の日となったのか疑問に思ったのが始まりである。新聞にはその他にグリコがポッキーの日だと広告していたし、他のページには電池の日とも書かれて…

道を行く人びと

私は池田市という大阪から電車で二、三十分の郊外の駅から近い古くからの住宅地に住んでいる。仕事に毎日出かけていた頃はご多分にもれず、たいてい朝早く家を出て夜遅く帰って来るような生活だったので、近所の情報にもうとく、家と駅との間を行き来するだ…

車内での食事や化粧

先日会津若松へ行って東山温泉に泊まった時、温泉の湯船の入り口に場所がら白虎隊の学び舎にあったといわれる「ならぬことはなりませぬ」で締めくくった七ヶ条の注意書きが大きく掲げられていた。 「年長者の言ふことに背いてはなりませぬ」に始まっていろい…

米29歳、予告通り死選ぶ

新聞によるとアメリカでまだ若い29歳の結婚して間のない女性が脳の悪性腫瘍になり手術も不可能で余命半年と言われ、安楽死を選び、それまで住んでいたカリフォルニア州から尊厳死法のあるオレゴン州に転居し、医師から薬を処方してもらって11月1日に死ぬとイ…

さざえ堂

五十年ぶりに会津若松に行ってきた。街は観光に力を入れているのか、回遊式のバスもあり観光には便利になっていたが、町の印象はすっかり変わっていた。飯盛山も山に登るエスカレータなどが出来て楽に登れるようになったし、白虎隊の自刃の場所もきれいにな…