2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカは民主主義の国か?

最近新聞でも、SNSでも、米国の仲間は民主主義国家であり、中国やロシアは覇権主義国家だなどと言い、自分たちの自由と民主主義が人類にとっての普遍的な価値だと主張しているが、アメリカは今でも本当に民主主義の国と言えるのであろうか? こんなことを言…

老人性難聴

先に老眼による目の錯覚を楽しむことについて書いたが、歳をとると、聴力もてきめんに悪くなる。女房の言っている言葉ですら、聞き取りにくいことも多くなって、聞き直さなければならない。 しかし、大事なことはしっかり聞き直してでも、確かめなけらばなら…

箕面の滝の月参り

八十歳を超えて毎日は仕事に行かなくなってから、ひと月に一回は箕面の滝まで行くのを習慣にしている。無神論者にもかかわらず、かってに月参りなどと称して殆ど欠かさず、ほとんど朝早くに行っている。 箕面は箕面小学校の卒業からもわかるように、子供の時…

胎児の選択

新聞でちらと見ただけだが、30代後半の女性がやっとの思いで妊娠して良かったと喜んだのも束の間、念の為にと出生前診断を受けたところ、ダウン症の疑いがあると言われて、さあ大変。 せっかく妊娠出来たのだから、このまま妊娠を続けて何とか普通の子供を…

錯覚の楽しみ

歳をとるとともに次第にあちこち悪い所が出てくるのは致し方ない。長い間生かして貰ったおまけの様なものである。 それでも足腰が悪くて歩けないとか、認知症で物事の判断が出来ないようなのは困るが、五感の衰えぐらいは徐々に進んでいくものだから、急に生…

生活習慣病は個人の責任か

肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症など、いわゆる生活習慣病は近代社会では最も多い疾患として知られているが、罹患者数が多いこともあって、それらに対するあらぬ偏見も多く見られる。それらを持っていることがハンディとなることもあり、例えば、糖尿病の人…

車椅子での美術鑑賞

京都国立近代美術館で行われている清水六兵衛・九兵衛の生誕百年記念展を見に行ってきた。京都の京セラ美術館の庭や、勧業館の入り口その他、あちこちで見られる、赤い大きなモヌメント風の彫刻で馴染みの作家で、清水の京焼きの窯元家でもあるので、是非一…

岸田首相のチョンボ

安倍元首相の国葬問題で、旧統一教会の問題も絡み、岸田首相は国会開催の要求には答えない中での、閉会中の国会での説明をせざるを得なくなった。一旦閣議決定をして国葬をすることに決めた以上、今更止めるわけにも行かず、世論調査による支持率も下がり、…

蝉の鳴き声も簡略化か?

夏も終わりに近づくと、蝉の鳴き声もミンミンゼミから法師蝉にかわる。毎年法師蝉が鳴き出すのは、夏祭りや大文字山の山焼き、甲子園の高校野球や花火大会などが催される頃からで、若い頃にはその鳴き声に、もう夏休みもの終わりなのに、夏のだらけた生活で…

映画「PLAN 75」

早川千絵監督の初めての長編監督作だが、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でも 選ばれたと言われる映画「PLAN 75」を見た。 この映画は是枝裕和監督が総合監修を務めたオムニバス映画「十年 Ten Years Japan」の一編として発表した短編「PLAN75」を、…

広天四面紅に染まる

何処かにも書いたが、歳をとって仕事に行かなくなってからは、毎朝、まだ暗いうちから近くを散策することにしている。東西南北。あちこちに出かけるが、次第に自然と決まったコースが出来るもので、その日の気分で、その何処かに行くことになる。 中でも好み…

80億分の1

世界の人口は80億人と言われている。紙にボールペンで一つ一つドットを打つとして、いくら早くても、一秒に4〜5回打つのが限度だろう。疲れるので、長く続けようとすれば、せいぜい一秒に3回ぐらいか。そうやって数えようとすると、一分で180回、一時間で…

送料無料

いつ頃からだろうか、最近は池田のような郊外都市でも、クロネコヤマトや佐川急便の配送業者のトラックとともに、バイクの個人配送業者のバイクが目につくようになった。 コロナが流行るようになってから、チェーンの料理屋の出前が増えたためでもあろうが、…

不死王閣

コロナのお蔭でここ何年か帰国出来なかった娘夫妻が漸く帰って来た。これまで帰って来た時には、いつも家族揃ってあちこち旅行したりしたものだったが、今回はまだコロナが流行っているので、そういうわけにもいかない。 近くの温泉にでもと思ったが、近くは…

三つ子の魂、百までも

私が成長した頃の日本はまだ貧しかった。その上、戦争で国は荒れ、物資不足に襲われ、食べるだけでも精一杯という時代が続いたので、「物を大事にせよ」と教えられてきた上に、実際に「物を大事に」せざるを得ない時代を生きてきたので、何でも節約し、使え…