2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾問題

ロシアのウクライナへの侵攻を見て、アジアでも中国が台湾を占領しにくるのではないかと騒ぎ立てている人がいる。まるで中国が日本に攻めてくるかのような幻想を振り撒くかのようである。そのためには米国の核に依存するだけでなく、米国との共有で日本も核…

オーストラリアに定住した日本人

オーストラリアに定住して40年になる日本人の金森マユ写真展を阪大の総合学術博物館で見た。「定住とはなんだろう:オーストラリア」という副題がついていた。 移民大国であるオーストラリアの人口はは現在2,600万人らしいが、私が子供の時に覚えたのは僅か…

怒ろう!突然の電力不足

3月22日、政府は突然、電気の供給が足らなくなりそうだというので「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」による節電を呼びかけた。 16日に発生した福島県沖の地震で一部の火力発電所が停止し、悪天候で太陽光発電もほとんど見込めない。そこへ季節外れの冷え込…

ロシアの侵略は悪だが、アメリカの侵略は良いのか?

ロシアのウクライナ侵略で世界中から反対の声が上がっている。当然のことである。アメリカの呼びかけで、西欧諸国や日本もロシアの最恵国待遇やSWIFTからの排除など出来る限りの制裁を施そうとしている。ロシアの行動は十分それに値する蛮行である。 しかし…

 アール ブリュット (Art Brut)

滋賀県立美術館へアール・ブリュット(Art Brut)の展覧会を見に行って来た。アール・ブリュットとは、美術の専門的な教育を受けていない人が、湧き上がる衝動に従って自分のために制作したアートのことを指す言葉だが、日本では、そればかりではないと言いな…

ロシアを擁護するネトウヨたち

ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカ議会で演説したときに勝手の日本の真珠湾攻撃を引き合いに出したことに対する反発が日本のネトウヨと言われる人たちからたくさん出ているが、それを読むと面白い。 引用させてもらうと、〈真珠湾攻撃したのは確かだ…

死んだ毛皮

今からもう半世紀以上も前の話である。初めてアメリカへ行ったのが東海岸のドーバー・デラウエアという所であった。当時はまだ戦後の名残が色濃く残っていた頃で、サンフランシスコやロスアンゼルスの日系人の食堂に行くと、ドルを円に言い換えて、一ドル五…

ロシアのウクライナ侵攻の成り行きは?

戦争は如何なるものであってもするべきものではないということは、過去の歴史から世界の殆どの人が知っているにもかかわらず、現実の世界では、ずっと世界の何処かで戦争が続けられてきているのが現状である。折角アフガニスタンからアメリカが撤退してやれ…

大阪大空襲の記憶

もう77年も昔のことで、今では実際に経験した人も少なくなってしまったが、私にとっては未だに昨日のことのように思い出される。昭和20年3月13日の夜から14日の朝にかけての大阪大空襲のことである。 当時、私は天王寺公園や天王寺駅に近い茶臼山に住ん…

「絆」、「花が咲く」が分からない。

また三月十一日がやってきた。私にとっての三月十四日の大阪大空襲と同じように、被害に遭われて多くの人たちにとっては忘れることの出来ない日に違いない。 昨年はこの日に、津波当時の「頑張ろうなどいうな!」という津波被害にあわれた魚師の言葉を再録し…

世代間のギャップ

北京のオリンピックの開会式を見ていたら、何かの代表で二人に若者が出てきたが、解説者がこの二人とも今世紀になってから生まれた二十歳と二十一歳だとか言っていて、驚かされた。 成程、二十一世紀になってから生まれた人たちがもう立派な成人になっている…

変わる大都会の印象

戦前、まだ子供の頃に、ニューユークの「エンパイアーステートビルジング」などの摩天楼が並ぶ絵葉書を見て、この同じ地球上にこんな所があるのか、まるで未来の夢の都市のような気がして憧れたものであった。 まだテレビもパソコンもない時代だったので、絵…

この世に思い残すこと

1928年に生まれ、「大日本帝国」に純粋培養されたように育てられ、”忠君愛国の熱情”から海軍に行き、敗戦で全てを失い、長い間の虚無の世界を彷徨った末に、曲がりなりにも戦後の世界をここまで生きてきた。早、天寿を全うするに近い所まで来れたのだから、…

コロナのお蔭で風邪ひかない

コロナが流行り、遠方への外出を控え、もっぱら自宅の周辺で生活するようになって、もう2年以上になる。それが当たり前になってしまって、その間、大阪市内へも殆ど行っていない。今はまた、オミクロンの第6波で3回目のワクチンを打つやらで、老人はもう少し…

追い詰められたロシア

ロシアがウクライナに攻め入り、新聞やメディアには爆発による火柱や黒煙、壊されたビルの惨状、避難する人々の姿などが連日載せられている。これまでは、そういった光景があれば、殆どがアメリカの介入による攻撃の悲劇の映像であるとすれば間違いなかった…