2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

生まれ年で変わる運命

時代はどんどん動いている。人の運命は当然その時代によって振り回されることになる。しかし、ミクロ的に見て同じ年代の人たちでも、たった一年違いで、その運命が変わってしまうこともある。戦争や革命など時代が急変する様な時には、えてして そういうこと…

世代の違い

「親ガチャ」などと言う言葉もある様だが、いつ、どこで生まれて来るかによっても、その人の人生は変わってしまう。たまたま生まれた時代と条件で、個々の人々がどの様に生きられるか、それぞれの社会のありよう、人々の経済的、時間的なゆとりなどによって…

学校の授業に「軍事教練」があった

戦争中の中学校には教練という学科があった。それを教えるために、どの学校にも配属将校といった少尉か中尉ぐらいの若い将校が派遣されて来ており、実務は常勤で中年の万年特務少尉という兵士上がりの人が仕切り、下士官だった補助員までついていた。 公式な…

裏金議員は選挙で落とそう!

この27日は総選挙の投票日です。この際、必ず投票に行って、上記の如き、法律違反の悪徳裏金政治家らを政界から追放しましょう。国民は僅かなお金でもくすねたら犯罪として罰せられるのに、政治家は上記の様に大金をくすねても罰せられないのはどう見ても…

戦争時代の言葉

先の大戦で形勢が悪くなってから、戦争が終わるまで、新聞でもラジオでも一番よく使われていた言葉は「鬼畜米英・鬼畜米英何者ぞ! 神風が吹く」であった。それが敗戦になるや否や途端に誰も言わなくなり、進駐軍だの民主主義だの闇市などに変わってしまった…

老人も戦争知らぬ者ばかり

私の住んでいる室町という所は、阪急の創始者小林一三が明治の終わりに、日本で初めてサラリーマン向けに分譲した所で、その頃から街の自治会が米屋、薬屋、八百屋、出前屋から、郵便局、警察派出所、公民館から幼稚園まで作っていた纏まった古い町である。 …

植民地の新聞

10月17日の朝日新聞の朝刊を見て驚いた。總選挙が始まったところなの、第一面のトップの記事がニュースはなくて、アメリカ大統領選挙の解説記事で、「ハリスの実像」というのである。 確かにアメリカ政治の世界に及ぼす影響は大きいから、その解説があっても…

過疎地の復興は無駄

今年の初めに能登半島を襲った地震では、地盤の隆起や、高波、それに輪島の火災まで加わって、この地方は広範囲に渡って壊滅的な被害を被ったことは、まだ人々の記憶に新しい。 承知の如く、地元の住民や、全国から駆けつけたボランティア等の差し当たりの救…

デカンショ節

戦後間もない頃、私は名古屋にあった旧制度の第八高等学校生で、学校の寮で寝起きしていた。学校も空襲で焼けて、戦時中の航空隊の将校宿舎を使っていたが、高校ではどこでもその学校の寮歌を持ち、寮生たちが機会があるごとに寮歌を歌っていたものであった…

「傘修繕、蝙蝠傘修繕・・・」

私の若い頃には、まだ行商人がよく住宅地などを廻って、品物を売りに来たものであった。皆それぞれに通りを歩いて、特有な節回しの、決まったような言葉で呼びかけていたものであった。 もう殆どど忘れてしまったが、「かさ、しゅうぜん、こうもりがさ、しゅ…

96歳のラジオ体操

ずっと以前にこのブログにも書いたことがあるが、80歳を過ぎ仕事で毎朝早くから出掛けなくても良くなってから、朝のラジオ体操を始め、そのうちに腕立て伏せの出来ないことに気づいて、腕立て伏せ以外の等張性運動も取り入れ、毎朝テレビのラジオ体操の時…

世界で一番戦争をして来た国

いつだったかもう忘れてしまっていたが、たまたまアメリカが建国以来今日までの間に、どれぐらい戦争をしてきたかということを調べた一覧表のようなものを載せた記事を見つけて、いつか何かの参考になるのではないかと思い保存していた。 もうすっかり忘れて…

初めてのアメリカ

私が初めてアメリカへ行ったのはもう63年も昔のことになる。先に書いた通り、11日間もの暗い太平洋の船旅を終えて、サンフランシスコの港に着いたのであった。今と違い、旅行のガイドブックなどもないので、どんな街でどうなっているのか、人づてに聞いた…

星のない夜

もう長い間、夜空に星を見なくなってしまった。昔あれ程輝き、夜空のロマンを作ってくれていた星たちが見えなくなってもう久しい。地上の夜の光が多くなって見えなくなってしまったと思っていたが、歳をとって視力が衰えたことも関係があるのかも知れない。 …

植民地化の進む日本

たまたま本屋で週間金曜日という雑誌の表紙に「裁かれるべきは警察、検察、裁判所」として袴田事件の見い出しが大きく載っていたので購入した。 しかし、9月27日号で、無罪判決の翌日に出た号だったので、本命は次の号になりそうで、少しがっかりしたが、ペ…

袴田さんのニセ証拠捏造は犯罪ではないのか?

先ずは58年間もの人生の殆どの時間を奪われた袴田さんが無罪となられたことを心からお喜び申し上げます。 検察官による人権無視の自白の強要、脅迫によって作られた「実質的な捏造」の上に、偽りの物的証拠まででっち上げられての死刑判決、58年間に及ぶ…