2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
毎年8月になって、あのアジア・太平洋戦争の敗戦日が来ると、「皇国」だの「神国」だのと言われたこの国の、その後の哀れなまでのアメリカ従属を突きつけられる思いがするが、この隷従関係がいつまで続くのか一向に見通せないのが残念である。 今では日本政…
家族で一緒に映画「関心領域」を見た。イギリスのアーテノン・エイミスとかいう作家の小説を映画化したもので、第二次世界大戦時に、ポーランドを占領したナチスドイツがワルシャワの郊外に作り、多くのユダヤ人を殺したことで有名なアウスシュビッツ収容所…
先日、アメリカ軍のヘリコプターが何処だったかの田圃に一時不時着し、また飛び去っていったことが新聞に載っていた。持ち主にとっては、勝手に田圃を荒らされて、とんだ迷惑であった。しかし、不時着した米軍はそのまま知らぬ顔で、代わりに防衛省が謝罪し…
蝉の世界も変わった。私が子供の頃は夏休みには決まって蝉取りをして遊んだものだが、蝉にも色々種類がある。毎年六月頃から先ず鳴き始めるのが「にいにい蝉」で、羽が鼠色の模様で覆われ、木の下の方の幹にもよく止まるので、よく手でも捕まえることが出来…
あるSNSで見た話。外国人労働者を受け入れ、企業に派遣している団体で働く男性の言うには「造船業界で、韓国のアジア人材の囲い込みがえげつない」とのこと。「今年の8月、広島県内の造船や溶接など4社にインドネシアの10人を派遣する予定だったが、うち5人…
パリ・オリンピックの開催で、日本選手の出る競技の中継がテレビでも多く流され、久しぶりに日の丸の出てくる場面が多かった。 丁度、今は八月、日本の敗戦の月である。この敗戦を機会に「日の丸」も「君が代」もその歴史を大きく変えてしまった。アメリカ占…
日本の敗戦時、私は海軍にいたといっても、まだ海軍兵学校の生徒だったったので、実際の戦地や戦場の経験は全くないので、実際の戦地の様子がどのようなものであったかについてはは全くわからない。 しかし、戦後、医者になって、大学の医局にいた頃には、戦…
8月8日の朝日新聞のオピニオン&フォーラムに昭和天皇の戦争関与という歴史学者山田朗氏のインタビュー記事が載っていた。 「昭和天皇は最後まで日米開戦を避けようとしていたという話が広く信じられていますが、事実でしょうか」との質問に「開戦の年の1…
八月十五日は古くからのお盆の日でもあり、敗戦の日でもある。終戦記念日などという人もいるが、私にとっては終戦などといった生やさしい日ではなく、戦争に負けて全てがなくなった敗戦の日である。 もう日本に勝ち目のないことは明らかであったが、負けると…
以前はいろいろな駅で、いろいろなことで、いろいろな人達と待ち合わせることも多かった。しかし、年をとって仕事も辞め、古くからの友人たちも、あらかたいなくなり、電車に乗って何処かへ行く機会も減ると、自宅から5分ほどの駅も次第に遠くなる。 そんな…
沖縄での米軍人による日本人女性のレイプ事件について、政府は半年も沖縄県に連絡していなかったようで、沖縄の人々との怒りを買っている。しかしこれは沖縄だけの問題ではない。本土で起きた事件でも同様らしい。 沖縄県人が度重なる米軍人によるレイプ事件…
96歳ともなれば、もう海外旅行などは無理である。それでも、今は夏休みシーズンだし、まだ元気なので、つい昔行ったあちことのことを思い出したりする。 70歳代〜80歳代のまだ元気な頃には、女房と二人で随分あちこち旅行したものであった。色々な景色を見…
八月六日は言うまでもなく広島へ原爆が投下された日である。既に何度も書いたことであるが、私の命も残り少なくなって来たし、もう原爆を実際に見た人も少なくなってしまったので、くどいようだがもう一度書いておきたい。 当時私は海軍兵学校の生徒で、広島…
私の子供の頃は日常生活の中に「兵隊」が深く入り込んでいた。小学一年生の国語の本には「ススメススメヘイタイススメ」があったし「今日も学校に行けるのは兵隊さんのおかげです」などと言ったものもあった。大人になる前には、青少年の皆が通らなければな…
毎年8月になるといやでも戦争のことが思い出される。しかし、敗戦であれだけ酷い目にあったのに、日本人は過去を総括したがらないのか、あの戦争の名称さえ決まっていない。 アメリカの呼称をなぞって「太平洋戦争」などと言われることが多いが、それではあ…