2015-01-01から1年間の記事一覧

政府が「平和のため」と言えば気をつけろ!

人は具合の悪い時には言葉を言い換えて具合の悪さを誤魔化そうとする。家族や友達の間でなら場合によってはそれも許されようが、仕事の場合などでは責任が伴うだけに言い換えで誤魔化して切り抜けようとするよりも、はっきりと本当のことを言って事態の局面…

隣の人にもメールで話す時代

たまたまアメリカから帰っている娘が伯母にあたる姉の家に行って世話をしたのを姉がいたく喜んで、そのことを息子である甥が喜んでメールで娘に是非伝えて欲しいと言ってきた。甥は娘のメールアドレスを知らないので私の所へ連絡してきたわけである。 娘がア…

民主主義の危機

政府は衆議院憲法審査会で憲法学者が揃って集団的自衛権が憲法違反であるとし、自民党の長老たちまでがそれを注意しているにもかかわらず、強引に集団的自衛権を合憲として法案の採決を目指している。 しかし、政府の見解はあまりにもこじつけで、誰の目で見…

政府は憲法を守る義務がある

先日の衆議院における憲法審査会で参考人として呼ばれた憲法学者3人が、自民党の推薦した人を含めて、揃って今回政府が提出している安全保障関連法案、中でも集団自衛権が憲法違反であるとしたことは刮目すべき出来事であった。 更に憲法学者171人も憲法…

ケッタイなグループ

アメリカの夏休みは始まるのが早い。今年は休み早々にアメリカにいる下の娘の孫たちが日本に来てくれることになり、年寄り夫婦にとっては何よりの楽しみとなった。 孫といってももう大学生二人と高校生一人、それに来る間際になって孫のボーイフレンドまで一…

空気を読む人たち

今朝の新聞の「声」欄に、グラウンドゴルフのクラブケースに「憲法9条改悪反対」「戦争へと進む集団的自衛権行使反対」というスローガンを付けていた人が、仲間に「外してくれない?」と言われた話がのっていた。 その人は一瞬戸惑ったが「表現の自由は憲法…

この国はどこへ行く?

今朝の朝日新聞の天声人語に一昨日の衆議院憲法審査会に参考人として出た憲法学者の長谷部恭男・早稲田大教授の発言が引用されていた。 「人間というものは、とかく感情や短期的な利害にとらわれがちである。そのため、中長期的に見たときには合理的とは言い…

憲法違反でも良いのか?

日本という国は民主主義国家だと皆が思っている。憲法でもにも第九十七条で「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことので…

折り込み広告

毎日、新聞とともに大量の折り込み広告が配達されて来るが、そのすべてに目を通している人がいるだろうか。もちろんスーパーの広告で特価品を探したり、家やマンションを探している人や車を買い替えようと思っている人などがそれぞれ自分の関心がある広告だ…

核拡散条約会議での被爆地訪問提案

国連本部で行われているNPT再検討会議で日本が世界の指導者らに被爆地訪問を要請することを最終文書に入れるよう提案したが、中国が日本政府が日本を第二次世界大戦の加害者でなく、被害者として描こうとしている事に同意出来ないと述べて削除を求めたことが…

国旗、国歌を変えよう

朝日新聞の声欄に『憲法より「国歌国旗」改定を』という投書が載っていた。 その人の曰く、『オリンピックで日の丸が揚がり、君が代が流れれば感動するくらいの愛国心はあるが、日の丸を見ると凄惨な戦争体験が甦えるアジアの人が大勢いる。君が代を聴くと、…

今の老人、昔の老人

今は少子高齢化の時代である。これからも年寄りが増えてその介護や医療の体制も設備もお金も間に合わない。2025年には団塊の世代が後期高齢者の仲間に入ってくる。当然元気な人ばかりではない。一人で生活出来ない人も増える。子供が少なく面倒見てくれ…

赤ちゃん猿の命名騒動

最近新聞を賑わしたものに大分県の高崎山の自然動物園で生まれた赤ちゃん猿の命名騒動があった。この動物園では毎年その年に初めて生まれた猿の名前を公募して決めているのだそうである。それで今年も例年のように公募したところ、丁度、英国の王室に最近生…

戦争法案

民社党の福島瑞穂議員が参議院での質問で自民党の提出している安全保障関連法案について「戦争法案」と言ったのを自民党が訂正するよう求めた暴挙が問題になったが、最近の政府の言論抑圧の傾向はますます強くなってきており、これについてはニューヨークタ…

憲法記念日

今日は戦後の憲法の出来た記念日。政府はアメリカの要請を受けて安保体制を見直し、地球の裏まで派兵出来るようにしてまでもアメリカにより深く追随するため憲法を何とか変えようと足掻いている。 ところが今の状態では議員の三分の二以上の賛成がまだ得られ…

被害と加害

以前にも書きましたが、イソップ物語に少年が池の蛙に石を投げる話があります。手元に本がないのでインターネットに載っていた話で再現しますと、 ”ある日のこと、男の子たちが池の近くで遊んでいたのだが、「あっ、池にカエルの群れがいるぞ。石を投げてや…

老眼だけでない老眼

私の老眼も人並みに四十歳前から始まっているのでその付き合いも既に五十年近くにもなる。しかし、年を取るとともに単に調節障害の老眼だけでなく、水晶体にも眼底の網膜にもいろいろ老化の結果が加わり、同じ老眼といっても次第に複雑な様相を呈してくるよ…

首相官邸屋上のドローン

先日来、首相官邸の屋上でのドローンが大きなニュースになっているが、ドローンが飛んできたのを見た者はなく、たまたま発見されたというのが正しい言い方ではなかろうか。 新入の職員の研修かなにかで屋上へ上がった人がドローンが屋上に落ちているのを発見…

映画「アンブロークン」の日本公開

新聞によれば、人気俳優アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「アンブロークン」はすでに50ヶ国以上で公開されているのに、日本が舞台の映画にもかかわらず、日本での公開が危ぶまれているそうである。 旧日本軍の捕虜虐待を描いた内容にネットなどで「反日…

藁葺きの家がなくなった

生前に少し認知症が進みかけていた母はどこかへ旅行して列車の中から外の景色を見た時など、いつものように「この頃は藁屋根が減ったね。どこにも藁屋根が見えないね」と言っていた。それが1980年代であった。事実その頃にはもう全国どこへ行っても藁屋…

世界の潮目が変わってきた

最近新聞を見ていると世界の潮流が明らかに変わってきているのを感じさせられる。 日本の国内では安倍政権がメディアを抑えて反対の声を封じ、国民不在の中で、アメリカに言われるままに集団的自衛権だの秘密保護法、安保法制の改定などを進め、日米同盟の強…

自由なメディアの崩壊

安倍政権が出来た頃から急速に政府からのメディアへの圧力が強くなり、メディア側もそれに合わせるように自主規制を進め、公正な報道がされにくくなってきている。戦前の昭和一桁時代に何処か似てきた感じがする。 最近新聞社やテレビなどの会社の社長が安倍…

風刺画とヘイト・スピーチと表現の自由

フランスの週間新聞「シャルリー・エブド紙」への襲撃事件が起こり、表現の自由が問題になっているが、日本では在日韓国人などに対する団体によるヘイトスピーチがいつまでも続いている。 風刺画は権力に対する弱い立場の人たちの皮肉の満ちた不屈の表現であ…

猪名川のモーニングショウ

わが家の近くを猪名川が流れているので、歳を取ってからはよく朝方などに河原を散歩することにしている。住宅地を抜けて川の堤に立つと、広い空間が開け山の景色も豊かな水の流れもあり、行くたびに季節は変化していくし、小鳥なども多いのでいつ行っても気…

御手洗

御手洗といってもトイレの話ではありません。ミタライと読んで瀬戸内海に浮かぶ大崎下島という島にある昔瀬戸内の交通で大事な位置をしめて栄え、今に古い町並みを残している町の名前です。 菅原道眞が大宰府に流されるときにここに船を止め、手を洗ったとこ…

大三島の小さな三つの美術館

先日暖かくなったので福山からバスに乗って大三島へ行き、大山祇神社から島の南まで足を伸ばして小さな三つの美術館を巡ってきた。 本州と四国を結ぶ島なみ海道の大三島は昔は瀬戸内の交通の要衝で、そこにある大山祇神社は山の神、海の神、戦いの神として名…

ミス・ユニバース今年の日本代表

インターネットを見ていたら今年のミス・ユニバースの日本代表に宮本エリアという長崎の女性が選ばれたことが出ていた。日本人離れした体格でこれなら国際的にも通用し易いかなと思って文章を読むと、彼女は日本で生まれ日本で育ったれっきとした日本人であ…

基準値の設定

最近はどの分野に於ける測定でも客観性を重んじて基準値が決められるのが普通である。しかし基準値はあくまで運営上便利な目安に過ぎず、全体像の中での位置付けをはっきり意識しておかないと基準値が一人歩きして本来あるべき姿が基準値によって誤って評価…

関東大震災と朝鮮人虐殺事件

私の小さかった頃は地震といえば現在の東日本大震災にあたるように、関東大震災に関する話題が多かった。浅草の12階建のビルが崩壊しただとか、被服廠で大勢の人が火に巻き込まれて死んだとか、東海道線で丹那トンネルを抜けると瓦を載せたどっしりとした…

狭量過ぎる日本相撲協会

昨年の暮れ辺りから大横綱白鵬についての風あたりが微妙である。稀勢の里との勝負の判定で審判に疑問を投げかけたことや報奨金の受け取りかtがおかしいなど相撲協会から難癖が付けられているようで、白鵬にしてみたらこれだけ努力して日本人になりきって横綱…