11月11日

 今日11月11日は何の日?新聞に介護の日として二〜三面を使った記事が載っていたので

どうしてこの日が介護の日となったのか疑問に思ったのが始まりである。新聞にはその他にグリコがポッキーの日だと広告していたし、他のページには電池の日とも書かれていた。なるほどポッキーはスティックだから1111と四つ並べばそれのふさわしいし、電池も十一十一となれば電池を象徴していると言ってもよい。

 日本に限らないのかも知れないが、どうも数字合わせで記念日など決めるのが好きな人が多いようである。すぐ思いつくだけでも、3月3日は耳の日、9月9日は救急の日、おそらく10月10日はメガネの日ではなかろうか。

 インターネットで調べててみると11月11日は麺の日ポッキーの日、きりたんぽの日、もやしの日、靴下の日、下駄の日、煙突の日、サッカーの日など1111の並びと似ているというので決められてものが沢山あることがわかる。また電池と同じ十一十一が左右対称だからといって鏡の日ともなっているようである。ずいぶんいろいろあるものだと感心させられた。

 それなら介護の日はなぜこの日なのかと思ったら、これは厚生労働省が平成20年にパブリックコメントを募ってその中からから選んで決めたことになっている。1111で「いい日いい日」と読むのだそうで、「いい日いい日、毎日あったかありがとう」というキャッチフレーズが決められたそうである。

 その時の他の案としては3月15日が「みなかいご」、4月4日が「よりよい介護」11月15日が「いい介護」などがあったそうである。

 記念日などいつでも良いことであるが、介護の記念日が11月11日となっているのは見方を変えれば、1111と並んで次から次へと行く手に立ちはだかるバリヤーが介護の困難さを象徴してるようにも思えるがどうであろうか。