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米無人機攻撃による住民被害

 戦争もしていない我々の平和な暮らしの村や町に、突然無人機がやってきてミサイルを発射して日常生活をしている普通の人びとが殺されたらどうだろう。この度起こったパリの同時多発テロ事件のことではないが、それと同じじゃないかと誰でも思うでしょう。そんなことが実際に起こっているのである。アメリカが行っているパキスタンでの無人機攻撃によってすでに数百人の住民が犠牲になっているそうである。

 今朝の朝日新聞による、とその悲劇を伝えようとパキスタンからナビラ・レフマンさんという11歳の少女が来日しているそうである。2012年10月24日、突然無人機の爆撃に遭い、祖母が死亡、本人ともに家族8人が負傷したそうである。

 1年後に被害を告発するために父親とともに渡米したが、オバマ大統領がその頃、同じパキスタンの少女でTPPに銃撃されたマララ・ユスフザイさんと面会していたが、ナビラさんに耳を貸したのは議員5人だけで、米政府も取り合わなかった由である。

 パリで起こったテロを非難するなら少なくともそれと同じようにこの無人機攻撃も非難するべきではなかろうか。これも普通の市民に対する無差別なテロである。パリのテロが非難されるのに、どうしてパキスタンのテロは非難されないのか。標的は同じ無辜の住民である。フランス人もパキスタン人も同じ人間である。

 アメリカとパキスタンは交戦国ではない。無人機攻撃の目標がアルカイダだといっても、実際に殺されているのは全く関係のない普通に暮らしている住民である。アメリカが今なお世界の警察官として君臨しているのを許すとしても、それでもなおこの無人機攻撃は誤爆の範囲をこえた不法なテロ攻撃としか言いようがない。

 想像力を豊かにして自分の日常生活にあてはめて、パリのテロ事件と同様に、この無法な無人機攻撃に怒りを覚え、非難の声をあげようではありませんか。