朝日新聞の6月7日の夕刊に上のような記事が載っていた。F35A機の墜落の関するものだが、読んで納得のいかないのは操縦士のの「遺体の一部」が発見されたというところである。
4月9日に海中深く墜落し、機密保護のためにもぜひ機体を回収したいところで、色々努力されたようだが、「周辺の海域で水中カメラを使った確認作業を続けているものの」結局得られるものなく、諦めざるを得ない状態のようである。
そんな状況の中で、突然「遺体の一部が見つかった」と言われても先ず信じられない。「遺体」が見つかったのではなく、「遺体の一部」というからには「体の一部分」ということになるわけで、それも発見日も明らかでないというのだからますます信用ならない。
このような状況で「遺体」が見つかったのなら話の筋も通るが、人体が切断されるなりして「遺体の一部」のみが、こんなに時間が経って、こんな状況下で見つかる可能性はすこぶる小さいであろう。
ひょっとして「遺体」ではなく「機体」を聞き違えたのではなかろうか?「機体」であれば一部であっても話はわかる。ただし、誰が直接取材したにしても、それが記事になる前には新聞社で多くのチェックが入っているはずである。こんな簡単なことがどこかでチェックされていない方がおかしい。そこを素通りして記事になることも可能性としては低いであろう。
新聞社に問い合わせようとも思わないが、「遺体と機体の聞き違い」とするのが一番収まりが良いようである。大新聞でも間違いは当然ありうるだろうし、おかしいと感じたことは素直におかしいと思っておいた方が良いであろう。
ただ、自衛隊に関しては、つい先日、秋田県のイージスアショア建設の説明の根拠がデタラメであったことが問題になったばかりであり、同じ自衛隊の発表なので、捜索を打ち切り、F35Aの飛行を再開するための、いい加減な説明であった可能性も捨てきれない。