解散と改竄

 今日朝起きてFBを開いたら、昨夜首相官邸前で行われた森友問題の公文書改竄に対する抗議デモの様子が写っていた。そこでは多くの人がプラカードなども掲げて大声でシュプレッヒコールを叫んで抗議していた。

 それを聞いていると「須川でなくて麻生やめろ」「安倍やめろ」などの声に続いて「カイサンやめろ、カイサンやめろ」と叫んでいる。

 一瞬、なぜ「解散やめろ」と行っているのか不思議に思った。「安倍内閣が責任をとって総辞職し、解散するならいいのじゃないか。どうして解散やめろと言っているのだろうか」と。

 しかしすぐに気がついた。「解散」ではなくて「改竄」なのだった。もちろん文句なしに私も「改竄するな」に同調する。日本語はややこしい。今回の事実は財務省の言うように単に文書の「書き換え」といったものではなく、明らかに意図的に行われた財務省による公文書の改竄という犯罪行為である。

 政治家への忖度で簡単に公文書が改竄されるようでは正常な国会審議が成り立たなくなる。民主主義の根幹を揺るがすことにもなりかねない政治の危機である。これは官僚にだけ責任を負わせて政権が逃げ切れることではなく、それこそ安倍首相が責任を取って内閣総辞職、解散まで繋がらなければならない問題である。

 それにしても「改竄」と「解散」がこんなに近い関係にあることを知らされた朝であった。