国民は怒ろう

 最近の政府の態度はあまりにも無茶苦茶である。国民はもっと怒ろう。森友、加計の問題で政府の嘘があちこちでばれたばかりか、防衛省ではないとした日報が出てくるし、財務省の次官のセクハラ問題までが出てきている。一体いつまで政権にしがみついているつもりなのであろうか。

 国民がもう皆知っているのに、証拠を突きつけられても言を左右したり、答えなかったりして、時間が経てば何とか乗り越えられるとでも思っているのであろうか。以前ならもうとっくに総辞職しているところである。政府が国民を見くびっているとしか考えようがない。国民はもっと怒るべきであろう。

 未だに北朝鮮問題その他多くのっ重要な問題が山積している時に、いつまで森友や加計のような小さな問題に拘っているのかと言って問題をそらそうとする意見もあるが、他の政治課題も勿論大事だが、森友や加計などの現在の問題は、それよりももっと基本的な、国民が主権を委託している政府の信頼性に関わる、民主主義の基本的な問題なのである。

 これまで政府が隠してきた嘘はもう完全に破綻している。首相をはじめ政府はもはや見え透いた言い訳や言い逃れをせずに責任を取って辞めるべきであろう。例え安倍首相が直接指示しておらず、すべてが官僚が忖度した結果であったとしても、これだけ世間を騒がした問題がいくつも重なれば、普通の常識を持った人間であれば、ここで身を引かないわけにはいかないであろう。

 昨日は議事堂前だけでなく、全国各地でも「あべやめろ」のデモが行われたが、安倍内閣にはもう一刻も早く辞めてもらい、内憂外患に対処できる新しい政府の体制を早急に立て直して欲しいものである。