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安倍首相にあげたい言葉

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 インターネットのサーフィンをしていたら、幕末の志士、吉田松陰の言葉が載っていた。「外に媚び、内を脅す者は天下の賊である」と。それだけの言葉なので、どういう文脈の中で言ったのかわからないが、丁度、今の時期に安倍首相に献上するのにあまりにもぴったりの言葉なのではなかろうか。

 吉田松陰といえば、安倍首相や日本会議神道政治連盟などの人々が憧れる大日本帝国憂国の志士として祭り上げてきた人物である。しかも長州の人だから安倍首相の同郷の大先輩にも当たる。安倍首相もぜひ知ってほしい言葉である。

 先日の日米首脳会談での安倍首相のトランプ大統領への媚びへつらい様はテレビで見ているだけでもこちらが恥ずかしくなるぐらいで、アメリカのTimes紙などもFlatteryと表現していた。

 フロリダでゴルフをして二日も一緒にいても、世界的に問題となっている大統領の人種差別的な入国制限などのついては一言も触れず、貿易不均等などの経済的問題では、日本の国民の社会保険の財源を使ってまでしてアメリカに大規模な投資を行い雇用を創設することを提案するなどとおべっかを使い、日米同盟の強化を謳って属國の朝貢外交に勤めていた様である。

 それに対して内に向かっては、沖縄の人たちの長年にわたる一致した願いを無視してあくまでも基地の移転を進め、憲法解釈を変えてまで安保関連法案や秘密保護法を成立させ、今は共謀罪をテロ防止と名前を変えて戦前の治安維持法の再来を期すなり、強引な政治を進めている。

 こう見ると、初めに掲げて吉田松陰の言葉がまるで今の安倍政権について言ったものではないかと思われるぐらいである。

 この国の将来を考えれば、凋落に向かうアメリカの一方的な属國として、このまま自立性を放棄し、周辺の国々に「虎の威を借る狐」の態度を取り続けることの危険性についても悟るべきではなかろうか。最悪なシナリオはアメリカがこれまで繰り返してきたBuck Passingのアジア版に巻き込まれることであろうと恐れる。