2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

老眼だけでない老眼

私の老眼も人並みに四十歳前から始まっているのでその付き合いも既に五十年近くにもなる。しかし、年を取るとともに単に調節障害の老眼だけでなく、水晶体にも眼底の網膜にもいろいろ老化の結果が加わり、同じ老眼といっても次第に複雑な様相を呈してくるよ…

首相官邸屋上のドローン

先日来、首相官邸の屋上でのドローンが大きなニュースになっているが、ドローンが飛んできたのを見た者はなく、たまたま発見されたというのが正しい言い方ではなかろうか。 新入の職員の研修かなにかで屋上へ上がった人がドローンが屋上に落ちているのを発見…

映画「アンブロークン」の日本公開

新聞によれば、人気俳優アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「アンブロークン」はすでに50ヶ国以上で公開されているのに、日本が舞台の映画にもかかわらず、日本での公開が危ぶまれているそうである。 旧日本軍の捕虜虐待を描いた内容にネットなどで「反日…

藁葺きの家がなくなった

生前に少し認知症が進みかけていた母はどこかへ旅行して列車の中から外の景色を見た時など、いつものように「この頃は藁屋根が減ったね。どこにも藁屋根が見えないね」と言っていた。それが1980年代であった。事実その頃にはもう全国どこへ行っても藁屋…

世界の潮目が変わってきた

最近新聞を見ていると世界の潮流が明らかに変わってきているのを感じさせられる。 日本の国内では安倍政権がメディアを抑えて反対の声を封じ、国民不在の中で、アメリカに言われるままに集団的自衛権だの秘密保護法、安保法制の改定などを進め、日米同盟の強…

自由なメディアの崩壊

安倍政権が出来た頃から急速に政府からのメディアへの圧力が強くなり、メディア側もそれに合わせるように自主規制を進め、公正な報道がされにくくなってきている。戦前の昭和一桁時代に何処か似てきた感じがする。 最近新聞社やテレビなどの会社の社長が安倍…

風刺画とヘイト・スピーチと表現の自由

フランスの週間新聞「シャルリー・エブド紙」への襲撃事件が起こり、表現の自由が問題になっているが、日本では在日韓国人などに対する団体によるヘイトスピーチがいつまでも続いている。 風刺画は権力に対する弱い立場の人たちの皮肉の満ちた不屈の表現であ…

猪名川のモーニングショウ

わが家の近くを猪名川が流れているので、歳を取ってからはよく朝方などに河原を散歩することにしている。住宅地を抜けて川の堤に立つと、広い空間が開け山の景色も豊かな水の流れもあり、行くたびに季節は変化していくし、小鳥なども多いのでいつ行っても気…

御手洗

御手洗といってもトイレの話ではありません。ミタライと読んで瀬戸内海に浮かぶ大崎下島という島にある昔瀬戸内の交通で大事な位置をしめて栄え、今に古い町並みを残している町の名前です。 菅原道眞が大宰府に流されるときにここに船を止め、手を洗ったとこ…

大三島の小さな三つの美術館

先日暖かくなったので福山からバスに乗って大三島へ行き、大山祇神社から島の南まで足を伸ばして小さな三つの美術館を巡ってきた。 本州と四国を結ぶ島なみ海道の大三島は昔は瀬戸内の交通の要衝で、そこにある大山祇神社は山の神、海の神、戦いの神として名…

ミス・ユニバース今年の日本代表

インターネットを見ていたら今年のミス・ユニバースの日本代表に宮本エリアという長崎の女性が選ばれたことが出ていた。日本人離れした体格でこれなら国際的にも通用し易いかなと思って文章を読むと、彼女は日本で生まれ日本で育ったれっきとした日本人であ…

基準値の設定

最近はどの分野に於ける測定でも客観性を重んじて基準値が決められるのが普通である。しかし基準値はあくまで運営上便利な目安に過ぎず、全体像の中での位置付けをはっきり意識しておかないと基準値が一人歩きして本来あるべき姿が基準値によって誤って評価…