
新聞を見ていたら、上の写真のような『過疎地では「小上がり」で高齢者おしゃべり』という見出しが目に止まった。上の大見出しから地方のコンビニのことだと分かり、記事を読むと「山あいの店は小上がりを設け」とか「小上がりを備えたイートインコーナー」などと出て来るので、どういうものかはすぐ想像は出来たが、「小上がり」という言葉は初めて知った。
女房が近くにいたので尋ねて見たが、女房も初めて知ったという。きっと昔、どこかの地方の農村ででも使っていた言葉だろうと思って、広辞苑で調べてみても、「こあきない」、「こあきんど」はあっても「小上がり」は載っていない。
昔の家で床から少し高いところと言えば、「床の間」かもっと古ければ、偉い人が座った「上座」ぐらいであろうが、もう今は流行らない。
そこでGoogleで調べてみると、「小上がり」とは、「リビングやダイニングの床面よりも一段高く設計された、畳や、フローリングの小スペースのこと」とある。
「空間をゆるやかに仕切りつつ、床下収納、腰掛け、お昼寝、子供の遊び場など多目的な「隠れ家」として人気があります」と説明されている。どうも最近の家で、こんな作りになっているものがあるようである。
小さな部屋に大きな段差があったりすると、使い勝手が悪くなるのではないかと危惧されるが、限られた空間を有効に利用するのに都合が良いのかも知れない。
それは兎も角、近頃はカタカナ言葉なら知らない言葉も次々出てくるが、昔ながらの優しい日本語なのに、98年生きて来て初めてお目にかかった「小上がり」という言葉であった。