
今年は正月から我が家の庭は花盛りである。正月からは冬中、何本かのサザンカが例年になく、咲き揃い、長い冬の間、楽しませてくれた。昨年、花が咲き終わった頃に丁度、孫がやって来て、娘と一緒に咲いた花の落ちた後の芽を十分摘んでくれたおかげであろうか。
今年も女房が娘が来た時に頼んでいたが、娘と言っても、もう還暦過ぎ、脚立に乗っての作業はもう危ないから、適当にしておかないと注意した次第。
二月に行った中山寺の探梅はまだ早かったが、月の終わりにはもう角のロウバイが咲いたし、庭の隅の目だたぬ所のボケが「私もいるよ」と言わんばかりに、今年はいくつも綺麗な花をつけていた。
三月になって、まだ寒いのに春の兆しが次第に強くなり、すぐ近くの家のミモザが黄色い花を揺らし、マグノーリアもぽっかりと口を開け始めた。
そうこうするうちに、何故か今年は庭のコブシがこれまでに見たことのない花盛りになった。例年は決まったように、冬にヒヨドリがつがいでやって来て、花の芽を食べていくためか、花はボツボツとしか咲かなかったが、今年はコブシのある裏の家が解体工事で、ヒヨドリが寄りつかなかったせいか、大きなコブシの木の上から下まで花の満開で(写真)、隣家がなくなったこともあって、通りからでも真っ盛りの花が眺められる。コブシにこんなに花が一杯咲くとは知らなかった。
従来ならこの後、桜の満期を楽しみ、我が家のシンボルツリーであったダグウッドを楽しめるところだが、ダグウッドはもう老木となり、あちこちに伸びた枝も枯れて切られ、今は哀れな栄華の果ての姿なので多くは期待できない。
その代わりと言っては何だが、数年前から成長して来たモッコウバラがベランダの両端から伸び、昨年両方が結ばれたので、今年はやがてモッコウバラの大きなアーチを楽しめるのではないかと期待している。
もう花見に遠くへは行けないが、我が家の庭で春を楽しもうと思っている。