二月も半ばを過ぎ、天気もよく幾らか暖かかったので、中山観音へ探梅に出かけた。つい二、三年前までは近くをよく歩いていたので、この季節には2キロほど離れた公園に梅林があるので、そちらへも、よく探梅、観梅などといって繰り返して行ったもので、ある年には、落ちた梅の種を拾って持ち帰り、梅酒を作ったこともあったが、もう今ではそこまで歩いて行くのはちょっと無理りになった。
それに対し、中山観音も毎年必ず何回かは散歩がてらに出かけていた馴染みの寺であるが、電車ですぐ近くまで行けるので、今年も出掛けてみることにしたわけである。ただし、これまではいつもお寺の上の広場まで登って、上の広場から梅林を抜けて下まで下るのがルートだったが、階段や急な坂、狭い山道などは、三輪歩行補助機の助けを借りた歩行では無理なので、比較的平坦な梅林の入り口から行きやすい比較的平坦な道の奥まで行って、下から山になった梅林を眺めることにした。
こちらも、以前は梅の季節にも何回か行ったものだったが、今ではそう何回も行けそうにはない。例年の如く、まだ探梅の季節で、例年、早咲きの紅梅はもう満開に近いといっても良いぐらい赤く咲いていたが、あとはまだまだで、ようやく蕾が大きくなり初めて、赤や黄色の蕾が芽を揃え始めたぐらいのところ。それでも、確実に春が近づいて来ていることを知らせてくれていて嬉しかった。
探梅に行った値打ちは十分あったと言えよう。例年なら、エレベーターで五重塔の下まで行って上の公園までも行くところだったが、今日はそこまで上がらずに引きかえし、お寺を出た。中山さんへ来た時には、お寺の前のお土産店でこぼれ梅を買うのがしきたりになっているので、それを求め帰途についた。
もう最近は遠くまで行けないので、ここらあたりが適当な行き先となっている。歩けるうちは出来るだけ散歩も続けようとしているが、次第に行動範囲が狭くなってしまって来ているのはやむを得ない。これがいつまで続くだろうか次第に心細くなってもくる。
ただ、”自然の流れに任せておかねば”というのがこの頃の思いである。