高市首相で良いのか?

高市首相で良いのか?」高市首相は今回の選挙を、高市首相で良いのかを決める選挙だと言った。世論を二分する様な政策を打ち出すと言いながら、その内容も示さないままでは、判断のしようもないし、衆議院選挙であるのにまるで首相の人気投票である。

 果たして高市早苗氏は首相に相応しいであろうか。それを考えても、まずは就任早々の存立危機事態に対する答弁による日中関係の悪化や、円安ホクホク発言などを見ても、首相としての責任を忘れた、うっかり失言が多い。党首討論会への欠席も嘘がバレバレの感じであった。

 それにもかかわらず、選挙は蓋を開けてみれば、自民党の圧倒的な大勝である。高市首相信任の結果である。議席の3分の2以上を獲得し、これまでの自民党の獲得議席の最高であった。高市首相が具体的な政策を明示せず、高市首相の人気投票にしたのが効果があったのであろうか。

 物価高、不景気などで苦しめられている人々が、女性の首相で日本の再生などを訴える首相に同調したのであろうか。中途半端な中道が議員を減らしたのはわかるが、れいわや共産党も振るわず。社民が姿を消してしまったことは残念である。

 それにしても、自民党の勝利はなぜなのであろうか。自民党単独過半数の政治を考えると恐ろしい気がしてならない。アメリカ一辺倒の追随、アメリ支配下での自衛隊の増強や軍隊化、軍事産業の巨大化、憲法改正等等、国民をどこへ引っ張っていこうとするのか。あの戦争を知っているだけに空恐ろしくなる。

 変質してしまい、世界の強調よりも自己の利益優先に走るアメリカの下での同盟国として政府は国民をどこへ導いていくのであろうか。人口が減少し、少子高齢化の進む日本はこれから先どこへ向かって行こうとするのか。

 もう先の見えている百歳近い老人にとっては、この国がどう進もうが最早知ったことではないと開き直ることも出来ようが、やはり自分が生まれ、育ち、ずっと暮らして来たこの国が将来どうなっていくかは気にならずにはおれない。