古い書類やメモの整理をしていたら面白いものを見つけた。どこまで本当なのかは保証の限りではないが、面白い記事だったので、取り上げることにした。
「鼻をほじくる」様な行為はどこの文化圏でも、少なくとも人前では非難される行為である。しかし、その常識を覆す様な研究結果がアメリカで発表されたという記事のコピーがごちゃごちゃした書類の間から見つかった。
どこまで信用して良いかは大いに疑問が残るが、カリフォルニア州の大学の研究グループの発表によると、「鼻をほじくる」行為は脳の働きを著しく活性化する効果があることが立証されたそうである。「鼻をほじくる」と鼻腔からの酸素吸入を最大限にするだけでなく、鼻腔にある神経を刺激することで、脳細胞の働きを活性化させることがわかったそうである。学生五十人を対象にした調査では、研究用のテストの成績で、鼻をほじくった学生の方が、鼻をほじくらなかった学生に比べて平均で13ポイント高かったそうである。
また鼻をほじくった後に採取される「鼻くそ」を摂取することも、脳の働きを助けることも判明されたそうである。「鼻くそ」を摂取することで「鼻くそ」に含まれている塩分が血流を促進し、脳に新鮮な酸素を送る手助けになるという。
更には、これとは別の、あるトップクラスのオースストリアの呼吸器専門医によると、鼻をほじくる人の方が健康的で、体調が良い暮らしをしているという。社会がもっと鼻ほじくりに寛容で、子供達にも推奨すべきだと言い、また、鼻からほじくられた鼻くその乾燥したものを摂取することは、体の免疫性を鍛えるのにも最適だと言っている。
いずれも原典を見たわけではなく、正確な記事かどうかはわからないが、密かに鼻をほじくりたくなる私には、興味を惹かせる話であった。なお、鼻くそは英語でboogerと言うらしい。