安全な日本?

 強盗やすり、窃盗などは日本でもよく聞かれる犯罪である。しかし、日本ほど無防備な人たちもいないのではなかろうか?それほど日本は安全だと言えるのかも知れない。

 マクドナルドやスターバックスへ行った時、あなたは先に自分の席を決め、何か持ち物を印に置いてから、注文カウンターに並びますか、それとも注文してから、席を探しますか?途中にトイレに立つ時には、荷物を席に置いたまま席を外しますか?混雑した店内では注文するカウンターから自分の席が見えないこともよくあります。誰もいない座席の荷物は持っていって下さいと言わんばかり・・。それでもそれが日本では普通の景色である。

 池田の商店街には無人の古着屋があって、誰でも自由に出入り出来、気に入ったものを見つければ、お金を無人のキャッシャーに入れて、持って帰ることが出来るそうである。盗られることはないのだろうかと心配になるが、いつまでもそのまま営業を続けているのを見れば、盗られることはあまりないのであろう。

 また、駅直通のショッピングセンターには、誰でも自由に通り抜けられるオープンなドラッグストアがあり、広くて、棚が何列も並んでおり、細々とした商品が隅の隅までぎっしり並んでおり、キャッシャーからは見えない所も多い。誰でも取っていって下さいと言わんばかりになっている。

 それでも盗まれないのか。盗まれれる損失よりも、監視する体制を取る費用の方が高いのか、ある程度の盗難も前提として営業しているのか。いつも通る度に気になっているが、ずっといつまでも同じ体制で、改まる気配もないのを見ると、日本ではそれで通るようである。

 今日、驚かされてのは、駅につながるショッピングセンターの一角で、広場に面して空き店舗があり、そこで入れ替わり立ち替わり、色々な店が臨時店舗を開いているのだが、今日は九州の明太子などが陳列棚に並んでいた。

 丁度そのすぐ前の広場に椅子があるので、休憩していたのだが、店は開いており、商品も普通通り並んでいるのに、店の者は誰もいない。注意して見ると、ショウィンドウに張り紙がしてあって、「席を外しますので、しばらくお待ち下さい。2時10分には戻ってきます」と書かれているではないか。その張り紙もいつも使っているとみえて、時刻の部分だけ手書きになった印刷物なのである。

 まるで、わざわざ不在の時間まで知らせて、この間は誰もいませんので、自由に盗っていって下さいと、言わんばかりではないか。人通りがあるとはいえ、あまりにびっくりさせられたので、張り紙の写真を撮っておこうかと思った時に、丁度、若い女性の店員さんが帰ってきて、張り紙を外したので、写真は撮れなかったが、そんなやり方で、今まで盗難にあったことがないのであろうか。

 どこの国でも、こうは行かないであろう。つくづく日本は安全な国なのだなあと感心しないではおれなかった。