アメリカの孫たちの来訪

 私にはアメリカ人の孫が3人いる。下の娘の子供達であるが、生まれた時から、こちらへ来たり、あちらへ行ったりで、年に何回かは会っていたが、その孫たちもいつしか大きくなって、今や30代が二人と20代ひとりになっている。

 最近ではこちらが歳をとってしまって、こちらから会いに行くことは出来なくなったが、それでも、母親が昨年から帰国して、我々の面倒を見てくれていることもあり、今のところ1年に1度ぐらいは、母親に会うのが主目的であろうが、示し合わせて会いにきてくれる。もうそれぞれに、仕事を持っているので、いつでも来れるわけではないが、都合をつけて相前後してこちらで落ち合うようにして来てくれた。

 今回は、一人の友人を連れて来たし、アメリカの親戚の子も一人来たので、総勢5人のアメリカの若者たちがやってきたことになる。それぞれに東京や富士五湖、大阪、京都、奈良、広島などを見物したり、大阪でドジャーズの試合を見たり、グランピングやサッカーをしたりして楽しんだようだが、池田の親元へ来た時は、皆が母親のマンションにとまっていたようであった。

 百平米に満たない娘のマンションに、そんなに大勢がどうやって泊まるのか心配だったが、そこは若者ばかり、適当に何とか過ごしていたようである。親戚の子など背が高いので鴨居につかえて頭を打ちそうであった。それでもさすが若いので男の子たちは二人は東京で落合って、カプセルホテルなどにも泊まって見物して来たようである。

 昔なら我々夫妻が先頭に立って皆と一緒に食事をしたり、箕面の滝など近くを散策したりしたものだったが、今やこの年で体も衰えては、それにも付き合えなかったが、孫たちも友人を連れたりで、それぞれに日本見物に忙しかったようである。

 それでもこちらに滞在している間に、我が家でも2度ばかり皆で集まる機会が持てたし、日本料理屋で、皆にご馳走することも出来たので良かったとせねばなるまい。ただこちらは目も悪いし、耳も聞こえ難いので集音器をつけても早口の英語の会話にはついていけないが、孫たちの方が気を遣って、時々日本語混じりでも話してくれるし、色々気を遣ってくれる。

 昔はこちらが色々世話を焼いたのに、今や全く反対である。若者たちがこちらに色々気を使ってくれる。成長した者だと密かに感謝している。私にとっては、歳から考えても、もうこれが最後の機会になるかも知れないが、孫の成長ぶりを今年も何とか見れただけでも良かったと思っている。