「ロコモ」か「ドコモ(何処も)」か?

 老人や長期の療養などであまり体を動かさないでいると、移動するための能力が衰えるが、それをいつ頃からか、ロコモティブ・シンドロム(Locomotive Syndrome)という様になっているが、日本ではもっぱら「ロコモ」と言われることが多い。

 老人の多い社会が進むとともに、必然的に「ロコモ」という言葉も普及してきて、今では一般にも広く使われる様になってきた。そんなこともあって、昨日だったか、私が炬燵から抜け出して、立ちあがろうとしたが、ヨイショという掛け声を繰り返さないと立ち上がれない。それを見ていた女房が「ロコモ」だねという。

 耳が悪くなっているので聞き間違えはしょっちゅうだが、「ロコモ」が「ドコモ」に聞こえた。すぐに「ロコモ」だと分かったが、なるほど「ロコモ」どころか「ドコモ(何処も)」である。もう最近衰えているのは筋肉や筋などばかりではない。何処もかしこも衰えてしまっている。

 良いか悪いか、食欲はまだあるものの、疲れやすく、散歩の距離は短くなったし、ふらつきやすいし、目は悪い。耳は聞こえにくい。頭の回転も悪くなっている。「ロコモ」を「ドコモ」と聞き違えもするし、ロコモどころか、体の働きは「ドコモ」衰えてしまっている。「ロコモ」は「ドコモ(何処も)」の一部にしか過ぎないようだ。

 それでも何とか日常生活を送れているのだから、女房や娘をはじめ、多くの人々に感謝すべきであろうと思っている。