G7での菅首相

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 言わずと知れた、今回イギリスで開かれたG7での写真である。TwitterかFaceBoookに誰かが載せていたものである。他にも同じような首脳らが集まっている写真もいくつかあったので、多くの人が見ておられることだろうと思う。

 ところが、どの写真を見ても、我が菅首相は皆の輪に入れず、離れて一人ポツネンと立っているのである。英語が喋れないこともあるのかも知れないが、どの写真でも、一人だけ仲間外れになっている。韓国の文大統領はちゃんとまん前で会話に加わっているではないか。つい可哀想にと言いたくなる。

 まるで、お前なんかどうでもいいんだと言われているみたいで、これが我々の代表だとは、何とも情けない。何でもアメリカの言うなりなの属国の代表なので、いてもいなくても構わないような扱われ方のようにも見える。

 あまりにも情けないので、そのまま記憶から飛ばしてしまおうかと思っていたのだが、他にもこの写真を出している人がいたのと、新聞の読者の川柳欄に同じように思った人たちの川柳が載っていたので、将来のために、ここに記録しておこうと思った。

   日本の立ち位置分かるG7           茨城県 五社蘭平 

   先進国いつの間にやらずり落ちる   奈良県 東 伸一

 現地ではこのような首相も、帰国して何を言うかと思えば、各首脳からオリンピック開催の支持を得たと満足気味なのである。

 これまで、コロナ禍の下でのオリンピック開催が大丈夫なのかと心配する国民にも、国会にもずっと背を向けて、何ら説明すらせずに、G7の支持を利用して、強行開催へと走る首相の危なさを見ておれない。

 菅首相はG7の支持を取り付けたと思っているのかも知れないが、G7のリーダーたちは「パンデミック」の元でのオリンピックの開催の実験台だとしか思っていないのではなかろうか。バイデン大統領は安全安心の対策を取った上でと念を押しているし、メルケル首相はオリンピックに触れなかったそうである。

 果たして、コロナ禍の下でのオリンピックがどうなることであろうか。流行が再燃して収拾のつかないようなことにならないことを願うばかりである。