自助、共助、公助

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『9月16日に書いた文章が操作ミスで復活できなくなり内容もわからなくなったので、記憶を頼りに大意をここに記しておく。』

 

 安倍首相が辞めて、やれやれあの顔を見なくて済むかと思っていたら、今度は安倍と一緒に長年ずっと官房長官を努めてきた菅氏が跡を継ぐこととなり、菅氏自身が安部政治を継承すると言っているから、あまり変わる気配もない。

 それにしても、菅氏はどう見ても、番頭であって主人の器ではない。党三役の経験もないし、皆に担ぎ上げられただけで、外交などの経験もない。これまでの官房長官としての実績を見ても、裏の駆け引きや調整は出来ても、自らの広い展望や方針は分からない。記者会見を見ても、むっつりした顔で「それには当たらない」「既に述べたとおり」などと紋切り型の答弁をするばかりで、嫌いな記者の質問に対しては「それには答える必要がない」とまで言ってきた。

 その菅氏がまず掲げたのが、上の写真のように表題の「自助、共助、公助」なのである。これが次期首相が真っ先に言うべきことであろうか。直接聞いていないので詳しいことはわからないが、およそ政府が掲げるスローガンではないであろう。

 政府は知らんから先ずは各自が自分でしっかりやれ。次いでは、共助で政府に頼らず、家族や周辺で助け合ってやれ、公助はそれから先のこと、政府は最低限のことしか出来ないから当てにするなと言っているようなものである。

 安倍首相は坊ちゃんなので、怖いもの知らずで、随分勝手なことをして、強気で乗り切ろうとしてきたが、菅氏は自分でも強調するように、貧しい田舎から苦労して叩き上げて来たからと言っているように、安倍首相と違って、陰険で恐ろしい感じである。顔からして陰気な感じである。

 長年一緒にやってきた同じ穴の狢が継承すると言っているのだから、何も新たな展望を期待することは出来ないであろう。そんなことから既にTwitterには「#スガやめろ」のハッシュタグまで現れ、一万五千以上もの同調者があらわれている。

 就任する前から「やめろ」

と言われる総理大臣は初めてなのではないだろうか。希望は持たないが、先行きが心配である。

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