消えたパソコン情報の復活

 暮れに娘たちが揃ってアメリカから帰って来たので、一緒に温泉へ行ったり、昔話に興じたりして、久し振りで家族の集まりを楽しんだ。

 ところで、この機会に、以前からずっと懸案になっていた女房のパソコンのトラブルを娘の旦那が調べてくれた。殊に、女房がもう何年も前から、メールに書いて発信して来た「大阪だより」というシリーズものの文章の古い部分が、パソコン上から消えてしまっていて、復活出来ず、半ば諦めていたのだが、色々パソコンをいじってくれて、それも見事に復活させてくれた。

 我々老人にとっては、パソコンやスマホは何とか使っていても、具合が悪くなったりすれば、どうして良いのやら見当もつかず、お手上げ状態で、誰かに助けてもらわなければ、どうにもならないものであるが、さすがに、パソコン時代の次世代の人たちにとっては、使い方だけでなく、その仕組みもわかっていると見えて、操作によって結構色々修復出来るもののようであり、結果は万々歳であった。娘の旦那に感謝するばかり。

 それを見て思ったのだが、我々のパソコンのトラブルがこんなに簡単に復旧し、消えたデータも再生出来るぐらいなら、現在政治的に問題となっている、安倍首相の「桜を見る会」の招待名簿なども、政府は「廃棄した。電子媒体の記録もXX方式だから復活出来ないと聞いている」と政府は答弁しているが、嘘だということは明らかであろう。誰に聞いても、コンピュータを機械的に破壊でもしない限り、データは残っているはずだと言うし、政府の言うXX方式なら確実にデーターは再生出来るものだとかも言われている。政府のデーターが復活出来ないはずはなかろう。

 政府が何とか野党の追及をかわし、逃げ切ろうとして、いい加減な答弁を繰り返しているだけで、今や誰も政府の答弁を信じるものはいないであろう。実際にはデーターはどこかに残っていて、必要とあらば、復活出来るに違いない。そうでなければ、次回の招待者の選定にも支障を来たす筈でもある。

 国民の代表である野党の質問にもまともに答えようとしないで、何とか逃げ切ろうとする政府を許してはいけない。ここらで繰り返し自分たちの不正を隠し、国会をも無視するような政府には退場して貰わねばならないであろう。

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