「むら社会」のコロナ

新型コロナウイルスに感染するのは本人が悪い――。この表は最近見た三浦麻子・大阪大教授ら心理学者の研究グループがまとめた調査結果であるが、日本では他国に比べて、コロナ感染は自業自得だと思う人の割合が飛び抜けて多いことがわかる。 こうした意識がこ…

小学校のコロナ対策授業

コロナの流行で学校閉鎖が行われ、学業の遅れだけでなく、子供達の精神的な影響などが問題になっている。学校が再開されて、遅れを取り戻すために、夏休みの短縮や、土曜日の授業なども考えられて実行されているようだが、学校ではあくまで感染予防対策をと…

アメリカの刑務所産業

アメリカの人口は世界の5%であるが、アメリカの刑務所に収容されている人の数は世界中の全収監者の25%になるそうである。アメリカの収監者数は1970年ごろから増え、現在は230万人に及び、もちろん世界一である。 中でもアフリカ系の人口が全人口の6.5%…

忘れ難い光景ーー映像の発展とともに

私の子供の頃にはまだテレビもなかったので、ニュースはもっぱらラジオで聴くものであり、時に映画館で何かの映画の前座にニュース映画を見るのが普通であった。 当時は知らない街や地方の景色、珍しい花や鳥などはもっぱら絵葉書や図鑑などで見て、想像をた…

6月23日は沖縄慰霊の日

6月23日は沖縄戦で陸軍の現地司令官だった牛島満中将が最後の激戦地であった糸満の摩文仁で自決し、日本軍の組織的戦闘が終結した日であり、この日が県民の4人に一人というこの戦いで犠牲になった戦没者の霊を追悼する沖縄慰霊の日と定められている。 戦…

私の脊椎管狭窄症

昨年の10月半ばから脊椎管狭窄症に罹り、少し歩くと右足が痛くなって立ち止まらなければならず、少し休めばまた歩ける、いわゆる間歇的跛行になり、日常生活にも不自由するようになった。 この歳で下肢の神経が圧迫されて痛むとなると、坐骨神経痛ではない…

朝の体操

まだ若くて仕事をしていた頃は、毎日忙しく動き回っていて、決まった体操などをしたこともなかった。もともと子供の頃から体の動作が不器用で、走るのも遅く、体操にはあまり興味がなかったので、学生時代にも野球や他の球技も殆どしなかったし、大人になっ…

古新聞紙

今朝も早くから家の周りを廃品回収の軽トラックが回っていた。市のゴミの分別回収で新聞などの燃えるゴミの日には、市の回収車より早くに、個人的な業者の軽トラックが何台もやって来て、戸外に出された古新聞を回収していく。古新聞の需要によって来る軽ト…

「集中治療を譲る意思カード」

先般コロナ(Covid19)の感染が広がり、特別措置法まで出され、医療崩壊が心配された時、ICU等での人工呼吸器や人工肺(エクモ)などが不足がした場合に、それをどの患者に使用するのか、その選択をどういう基準で決めるかが問題となった。人命の選択を迫ら…

日本のIT化は遅れている

新型コロナの流行で三密を避けよう、Social Distancing、Stay Homeなどと言われ、多くの人が仕事を休まざるを得なくなり、その補償が色々問題となったが、紆余曲折を経て、随分遅くて不十分だが、補償の方法や額も大分決まって実行される漸く実行されてきつ…

人殺し

まずこの写真を見て下さい。これを見て怒らない人がいたら、その人は、少なくとも現代の市民社会に生きる、まともな人ではないと言っても良いだろう。これは劇中のことでもなく、作られた映像でもない。ここに写っている二人はともの現実の人間である。それ…

「老年的超越」のつづき

此の前、最近自分が何となく感じるようになった気分が老年的超越の表れかということを書いたが、そんなことを研究している増井幸恵という人の『「話が長くなるお年寄りには理由がある」ー「老年的超越」の心理学』という本を見つけたので読んでみた。 新書版…

人はパンのみにて生きるにあらず

聖書の教えとして有名な「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉は誰でも知っているでしょう。これは一般に「人は物質的な満足だけでなく、精神的。文化的な満足もなければ、生きていけない」と解釈されており、私もそうだとばかり思っていた。 ところ…

老年的超越とは?

もうこの夏が来ると満年齢で言っても92歳になる。よくここまで生きて来たものである。 17歳で戦争が終わって、突然変わった混乱の世の中に放り出され、闇夜の中を徘徊せざるを得なかった戦後にはニヒリズムに陥り、それを引きずって生きていた。その頃、…

取り残されて行く

父は94歳で亡くなった。父は早くから兄弟などに死に別れ、親族も殆ど残っていなかったところに、この歳になると友人、知人にも殆ど先に死に別れていたので、寂しい葬儀であった。その時思ったのは、人間には死に時というものがあるとのだなということであ…

最低の総理大臣

新型コロナがパンデミックになって、出来るだけ自宅に留まろうと首相が国民に呼びかけた時に、首相が自身も自宅に留まっていることを宣伝するためにか、SNSに自分が自宅で愛犬を抱いて寛いで、コヒーを飲んでいる写真を出して、多くの国民の顰蹙を買ったこと…

強者に弱く、弱者に強い

5月26日の朝日新聞を見て驚いた。去る5月8日に安倍首相がトランプ大統領と電話で協議をした際、トランプ大統領からアメリカで人工呼吸器を作り過ぎて、余って困っているので買わないかという打診があったそうである。トランプ氏は「いつでも出荷できる…

アベノマスク

アベノマスク 安倍首相が政権発足直後から高々と打ち上げたのがアベノミクスであったが、二年経ったら物価も上がり景気も回復すると言われていたのが、八年経っても回復しないまま、今や新型コロナのパンデミックに巻き込まれて、経済にも大きなブレーキがか…

黒川検事長の退職

森友学園問題以来、安倍内閣の守り神的役割を果たしてきた黒川検事長がとうとう辞職した。安倍首相がわざわざ閣議決定までして定年を延長し、検事総長につけようとし、世間から非難されると、姑息な方法で、法律まで改正して、後付けで合法化しようとしたこ…

久しぶりの箕面の滝

80歳を超えて毎日仕事に出掛けなくなってから、毎月必ず一回は箕面の滝まで行くことにして来た。私は箕面小学校の卒業生でもあり、箕面の山は懐かしい故郷のような所なのである。 朝一番の阪急箕面線に乗って行き、箕面駅を5時10分位に出発し、滝まで往…

世界が崩壊した時

1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受諾して戦争は終わった。 私は17歳であった。戦争が終わり、唐突に世界が変わり、有形無形を問わず、周りを含めて私の全てのものが失われて、呆然とする中で、人々が踵を返すように急に方向を変えて歩き始め、余りに…

最後の決戦とは

今は昔、戦争中の話、それも既に敗戦の色濃く、大日本帝国がもはや最期まで追い詰められてきていた頃の思い出である。 教育とは恐ろしいものである。何も知らない白紙の子供にとっては、どんなことでも教育されれば、まるで乾いた砂に水が滲み渡るように入っ…

コロナ時代の河川敷公園

我が家の近くには猪名川という一級河川が流れている。丁度、山地から平野に流れ出たあたりになり、あと平地を大阪湾に流れて行く途中といった所で、両側を広い堤防で囲まれた中をそこそこ蛇行しているので、堤防の中にもかなり広い河川敷があるので、そこを…

新型コロナ時代の老医師

新型コロナ(Covid19)のパンデミックで、今年の世界は大変なことになってしまっている。流行は世界中に広がっているが、日本でも全国的に広がり、未だ特別措置法で、Stay Home, Sosial Distancingを守り、三密を避けるように言われている。劇場や集会施設だ…

結婚62周年記念日

この5月11日は我々の結婚62周年の記念日であった。いつの間にか、もうこんなに年月が経ってしまったのかと驚かされるが、もう上の娘が還暦を迎えるというから、こちらも歳をとったわけである。 美人の嫁さんをもらったと羨ましがられ、幸福の絶頂であっ…

新型コロナ・パンデミック後の世界

新型コロナ(Covid19)の世界的なパンデミックで、多くの国で非常事態対応がとられているが、未だ感染者の数は減少には至らず、多くの死者が出、「Stay Home」「Social Distannce」などが続けられているが、未だにいつ収束するかもわからず、経済の停滞、戦…

首相官邸の三権分立図

三権分立は誰でも知っている日本国憲法の下での我が国の政治の基本骨格であり、そのわかりやすい図示は誰でも見たことがあろう。上の図は衆議院のHPに乗っているものである。主権在民で主権者たる国民が中心におり、立法府である国会、行政府である内閣、司…

四季が二季になった

四月の終わりまでは朝夕はまだ寒く、小さな電気ストーブを利用したり、ベッドでは暖かい毛布に包まれて寝ていた。流石に桜も散り、ダグウッド も盛りを過ぎて、新緑が美しく空に映えるようになると、昼間は気持ちの良い暖かさになるものの、昼と夜の寒暖差が…

二ヶ月も電車に乗っていない

私は阪急電車の池田駅の近くに住んでいるので、毎日のように阪急電車を利用して来た。まだ少しだけは仕事もしていたし、買い物にしても、映画を見たり、何かの催し物に出かけるにしても、殆ど梅田まで阪急電車に乗っていた。 梅田へ行く時には22回使える回…

空白になった手帳

若い時には記憶力が良いので、色々な予定が重なったりしても、皆覚えてられるので、必ずしも手帳がなくても困らない。ところが歳が行くと、仕事も複雑になり、交友関係も増え、予定が輻輳するようになるので、手帳が予定で埋め尽くされ、手帳が行動の規範の…