2023-01-01から1年間の記事一覧

時代の変化

イスラエルとハマスの衝突で、イスラエルのガザ地区への連日の空爆で多くの市民が犠牲になっている。元々パレスチナの人々が住んでいた所にイスラエルがユダヤの聖地だと言って建国し、次第にパレスチナ人を追い出して行って領土を広げて行った歴史が原因で…

駅のエレベーター

近頃は外出する時はもっぱらトライウオーカーを利用しているので、交通機関の利用の仕方もそれなりに少し変わった。まだ若い元気な頃は最寄りの池田駅を降りる時には、6両目の一番前のドアが階段に一番近いので、そこから真っ先に降り、誰よりも早く階段を…

カタカナ略語

最近の夕刊は午後2時ごろにはもう配達されているので、余程の突然の出来事でもない限り、夕刊の一面はニュースというより、何かの事物についての解説の様な記事を載せていることが多い。 先日配られてきた夕刊を見ると、トップの見出しにカタカナで「デコト…

障害者の面倒は誰が見るべきか

近頃は電車に乗る時も、歩行補助器であるトライウオーカーを利用しているので、優先座席を利用している。優先座席から見ていると、杖をついた老人や身障者が多いことに嫌でも気がつく。昔なら完全に電車からシャットアウトされていた身障者が、車椅子などで…

誤嚥防止講習会

近くの公民館で老人向けの「誤嚥防止講習会」なるものがあったので覗いてみた。ベテランの保健婦さんが講師で、実演付きで熱心に丁寧な説明があった。 先ずは食事を口腔内で歯で咀嚼し、それを舌と両側の口腔粘膜でうまく丸めて食塊を作り、飲み込み易くし、…

勝手ツンボ

子供の時から「勝手ツンボ」という言葉を聞かされてきた。歳をとった老人が耳が遠くなって、平素は必要な会話も通じないぐらいなのに、何か自分にとって必要なことや、自分にとって都合の悪いことなどはちゃんと聞こえていて、それなりに反応することをさし…

歩行補助器で歩いて感じたこと

先にこのブログで紹介したように、今年の春にトライウオカーなる歩行補助器を購入して使うようになってからもう4ヶ月になる。このトライウオーカーは予想した以上に優れ物で、使えば使うほど、その便利さがわかってくる。 先ず何よりも杖よりもはるかに安全…

イスラエル在住日本人の緊急避難

今回のイスラエルとパレスチナの紛争で、在留邦人の緊急避難が行われたが、新聞の報道によると、51人の日本人は韓国の軍用機でソウルまで、8人の日本人は日本政府のチャーター便でドバイまで避難することが出来たそうである。 ところが、韓国機による方は無…

朝風呂か夕風呂か

昔は、入浴といえば薪で風呂を沸かさねばならなかったので、そう一日に何回も沸かせないので、入浴はたいてい夕方から夜にかけて入るもので、それも同じ風呂に家族全員が交代で入るのが普通であった。 たいていは、その家の主人が先ず入り、家族はその後、順…

水と空気はタダだった

小学校に集団登校する子どもたちを見ていると、皆がランドセルの他に水の入った魔法瓶や水筒を肩からかけているのが分かる。まだ一年生ぐらいの小さな子供が大きなランドセルを背負い、水筒を肩からかけ、おまけに何やら入った手提げ袋まで持って登下校して…

車内風景の変化

毎朝仕事に行くために電車に乗ることがなくなってから、もういつしか15〜16年にもなろうか。その後も不定期には始終電車に乗っていたが、ここ3〜4年はコロナの流行もあり、仕事も辞めてしまった上に、コロナ感染防止で不要の外出をしなくなったので、めっき…

日本政府は日本人のための政府か?

新聞によれば、沖縄の普天間基地建設問題で、政府の出した設計変更申請を沖縄県が不承認とした決定に対し、国が是正の指示を行い、それが最高裁で認められた。これに対し、県は苦渋の決断を迫られ、知事は期限内の承認は不可能としたが、国は間髪を入れず、…

日本人は傘がお好き

来日した外国人が驚いたそうである。急に雨が降ってきたら、それまで誰も傘など持っていなかったのに、急に周りの人が皆、一斉に傘をさし始めたのを見た時であった。日本では皆いつも傘を持って歩いているのであろうかと、不思議に思われた。こんな光景を見…

米国の尖兵にされる日本と韓国

八月だったか、アメリカは日韓の首脳を呼びつけて、米日韓首脳会談を行い、安保条約を進化させて、三国間の会合を定期化して毎年行うようにし、アジアにおけるNATOのようなものを構築しようとしているようである。日韓が和解した機会に、両者をしっかりと繋…

曼珠沙華

毎年秋の彼岸になると決まって咲くのが曼珠沙華、彼岸花である。まだ秋の初めの緑豊かな草むらに、毒々しいまでの朱色の花がコントラストを強いて嫌でも目に付く。 別項に書いたように、酷暑の影響のためか、今年の彼岸花は例年より少なく、小振りの感じだが…

可哀想な彼岸花

今年は地球の温暖化の影響かどうか知らないが、もう九月も終ろうというのに、毎日三十度を超える猛暑日が続き、熱射病の警戒警報さえ出されている。 こんな猛暑が続いた夏の後では、お彼岸になっても、彼岸には必ず咲く彼岸花などはどうなるのだろうかと気に…

早朝の散歩・・同病相憐む

歳を取るとともにますます早寝早起きになり、4時にはもう起きている。それに今年の夏は単に例年より暑いと言うのではなく、国連事務総長も「地球が沸騰している」と言ったごとくに、これまでで一番暑い夏となった。九月になっても連日、三十五度を超える猛…

先制攻撃をしても軍隊は持たない?国

日本国憲法を一度読んでみて下さい。それがどんな経緯で作られたものであるにしろ、この憲法に書かれたことは、国民と政府の約束の根幹なのである。ここに書かれてあることに従って、国民は政府に政治を行なってくれと言っているわけなのである。 ところが上…

映画「福田村事件」

最近、関東大震災から100年というので、新聞でも取り上げられた地震直後の朝鮮人虐殺事件の時に、たまたま香川県から千葉へ来ていた行商の集団が、朝鮮人と間違えられて何人も殺された悲惨な事件の映画である。 関東大震災の後の混乱の中で、「朝鮮人が井戸…

九十五歳の夏

今年の夏に私は九十五歳の誕生日を迎えた。私の一生は天皇制の大日本帝国で始まり、十七歳で敗戦による全ての崩壊と消失を経験し、その後はアメリカの従属国家として、国民よりアメリカ優先の政府の下で、78年も暮らして来たことになる。 最早、地球も人新世…

哀れな小学校教員

新聞を見ていたら「購入費めぐり不正、少学教頭を免職、大阪市教委」という小さな記事が偶然目に止まった。「市立の小学校の男性教頭(43)が図書室用の椅子を購入する際、自宅用のベッドパッドとステップチェアも納入業者に買わせ、代金を大阪市に請求する…

映画「こんにちは母さん」

山田洋次監督の映画「こんにちは母さん」を見た。下町の長年続いて来た足袋屋の寡婦の吉永小百合が「母さん」で、昔ながらに鍵もかけない古い店に一人で住んでいるが、近所に住むボランティア仲間らが勝手に上がり込むような生活の中で、教会の牧師などと一…

夏は出張った腹が見だつ

街の広場で何かの催しで、店が出て人が集まっていた。何ということもなく、通りがかりに眺めていると、中にそれほど太ってもいないのに、腹だけが出張っている中年の男が目についた。Tシャツの腹の部分だけが妊娠した女性のように異様に突出しているのである…

アメリカのCNBCに載った私の生活

8月8日のブログで「95歳の動画が大人気」というタイトルで、9月9日には「世界の人に見られた95歳の日常生活」と題して、孫が私の普通の日常生活をビデオで撮ってTiktokに投稿した動画が馬鹿ウケしたことを載せたが、アメリカの視聴者が多いからか、アメ…

美術館は危険?

歳をとると人によっても異なるが、一般に転倒しやすくなるものである。 私はこれまで何回転んだことであろうか。もう数えきれない。70代後半頃からであろうか。思わぬ所で転ぶのである。杖をついていても転ぶものである。私はいつもセカセカと早足で上半身…

劣化したのか日本政府

最近の日本の凋落ぶりは見るのも嫌なぐらいである。 あの惨めな敗戦の後、日本中に焼けのが原が広がり、闇市、飢えと貧困、三等国だの、日本人は12歳だなどと馬鹿にされ、もう日本もおしまいかとまで思われかけたが、アメリカ追随のおかげ(?)で、朝鮮戦争…

世界の人に見られた95歳の日常生活

この7月に孫たちが久し振りにアメリカからやって来た折に、孫が私の95歳の誕生日を祝うとともに、私の日常生活をビデオで取りたいというので、孫も成長したものだと思い、安請け合いし、内輪のことだとばかりに思って、孫の言うように、朝の散歩や体操、パ…

トライウオーカーの奨め

90歳も過ぎると歩くのが遅くなり疲れやすくなるのは仕方のないことだろうか。 若い頃からよく歩いていた私も、歩いていても女性や、子供にも追い抜かれるようななるし、昔なら何でもなかった距離を行くにも疲れやすくなり、途中で休まねばならないことが多く…

野壺(肥溜め)

便壺、肥壺、野壺、肥溜めなどといっても今の若い人々には分からないかも知れない。 便壺といえば水洗便所が一般に普及する以前のトイレの便を受ける壺のことである。水洗便所になる前は、この便壺に溜まった便は、定期的に近在の農家の人が、天秤棒で担いだ…

銀飯〜銀シャリ

もう「銀飯〜銀シャリ」などと言った言葉は死語になっているのであろうか。「銀飯」とは何のことはない。炊き上げられた白米の艶々した外観からきたもので、単なる白米のおにぎりなどを差したものである。 私にはこの銀飯をめぐる忘れられない思い出がある。…