2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

遠くの親分より近くの兄貴

昨年の9月29日は日中国交正常化50周年記念日であった。1972年の同日に田中角栄が訪中して周恩来氏総理と会談し、日中国交正常化を成し遂げ、同時に台湾と断交したのであった。 それより半年早く、同じ1972年の2月にニクソンが訪中して上海共同コミュニ…

年寄りに絶対お薦めの歩行補助器

歳をとると誰しも体が衰えてくる。歩くだけでも疲れやすくなるし、転びやすくなる。 昔から「始め4本足で、次いで2本足になり、最後は3本足になるものはなーに?」という”なぞなぞ”があるぐらい、老人は杖をついて歩くようになるものである。しかし、杖を…

沖縄陥落の日

七十八年前の六月二十三日は、九十日に及ぶ「鉄の暴風」と言われたアメリカ軍との戦いで、沖縄県民の四人に一人が殺されるという凄惨な戦いの末、遂に日本軍の組織的な抵抗が終わり、日本軍が負けた記念日である。 この日を記念して、毎年、糸満市の藦文二の…

日本はなぜ侵略や虐殺を認めないのか

アメリカに言われて日本と韓国はとりあえず仲直りすることになったが、今回も日本政府は 「厳しい環境の下で、多数の方が大変、苦しく悲しい思いをしたことに心が痛む」と岸田首相が会談後の共同記者会見で、元徴用工の置かれた境遇について言及。「私自身の…

ロボットが運んでくる食堂

コロナの流行が続いて食堂などの利用が減り、食堂などでも、入り口での手指消毒や体温測定、隔離のためのプラスチックの仕切り板などが目についていたが、そんな食堂にとっての冬の時代も漸く終わり、コロナも法律上も感染症法の5類になり、食堂にも客が戻…

西欧の価値観は果たして普遍的で絶対か?

最近新聞などではしきりに民主主義国家と覇権主義国家といって、アメリカを盟主とするG7の諸国家などとロシアや中国を峻別する分類が行われ、前者こそが人類の普遍的価値を持った国であり、後者は誤った矯正されるべき、あるいは撲滅されるべき存在だという…

犬山城白帝文庫「小出家文書」

父が亡くなって相続の時、小出家の鎧兜や古文書など古くから伝わってきたものは全て弟に引き継いで貰うことにした。兄には子供がなく、私のところは娘二人で、しかも二人ともアメリカに行ってしまったので、小出家としてあと引き継いで貰えるとすれば、男の…

映画「Paris Taxi」

女房が友達に勧められた良い映画だと言うので見に行った。パリ郊外の屋敷に一人住まいの九十二歳の老婆が、いよいよ終活で施設に入るために、タクシーを呼ぶところから始まる。呼ばれたタクシーの運転手は毎日12時間以上も働くが、貧しく、おまけに交通違…

近頃の若いカップル

我が家の近くは老人の街になってしまっていることをこのブログでも書いた。しかし、人口構成が変わり老人っが多く若年者の割合が減ったと言うことで、若い人がいなくなってしまったわけではない。 我が家の近くにも、幼稚園もあるし保育園も複数見られる。若…

老人の街

私が住んでいる所は、阪急電車の宝塚線の池田であるが、阪急電車の創設者である小林一三氏が明治時代に庶民の郊外住宅地として、初めて開発した室町という一角である。呉服神社という織姫の伝説に由来する神社を取り囲む様にして、周囲の田を埋めて作られた…

四大陸から家族集まる

私の家族のことで恐縮であるが、娘が二人ともアメリカに永住してしまい、上の娘がニューヨークにいて子供はいないが、下の娘はロスアンゼルスにいて三人の孫を育てた。 いつしか年月が経つと、孫たちも成人し、それぞれの道を歩むようになった。三人それぞれ…

トライウオーカーなら箕面の滝も平気で行ける

以前にこのブログに書いたこともあるが、子供の頃に箕面に住んでいたことがあるので、箕面の滝には馴染みが深く、フルタイムの仕事を辞めてから、これまで20年以上も、月に一度は勝手に「月参り」と称して、箕面の駅から滝まで歩くのを欠かさず続けて来た。…

杖から歩行補助器へ

歳とともに足も弱ってきたのか、歩く速度が遅くなっただけでなく、ふらつき易くなるとともに疲れやすくなり、途中で休まなければ次第に長距離は歩きにくくなってきた。 今年の1月には休み休み、箕面の滝まで歩いて行ったのだが、もうそれも無理ではなかろう…

マイナーカードは全面的に見直すべきだ

5月13日(土)の朝刊1面トップは『マイナ保険証、別人ひも付け』『7312件誤入力、個人情報漏えい相次ぐ』『他人の証明書交付は14件』との見出しで、本文には『カードの信頼が揺らぐ形となった』とあった。 つい先日まで、マイナー・キャンペーンだといって、…

九十五歳ともなれば

九十五歳ともなれば五感も鈍れば、体も衰える。 歩くのに足が遅くなっただけではなく、疲れやすい。何度も休まないと長道は歩けない。昔は私が先で、女房が後からついて来ていたが、今はいつも女房の後から、次第に距離を空けられながらついていくのがやっと…