2021-01-01から1年間の記事一覧

日本型謝罪

「ご迷惑をおかけしました」「不愉快な思いをさせました」と言って社長などが神妙に雁首を揃えて深々と頭を下げる。それが日本の会社などが不正を行ったり、過ちを犯した時に、屡々テレビなどで見られる風景である。 一見誠意のある謝り方だと理解しがちだが…

時代とともに身なりも変わる

電車に乗っている時や、喫茶店などで寛いでいる時には、つい周りにいる人の外観や、顔、服装などを自然と観察することになるが、人々の身なりや行動も時代とともに、知らないうちに随分変わって行くものである。 私の子供の頃は、まだ女性は殆どの人が着物姿…

光陰矢の如し

以前にこのBlogに「時間に追いつけない」と題して、歳を取るとともに、時間が悠々と流れてゆっくり出来るのではないかと思っていたのに、歳とともにそれとは逆に、時の流れは加速度がつくかのように速くなって行って、それについて行くのが大変だというよう…

韓国に抜かれる日本

JAPAN as No.1などと言われたこともある我が国だが、1990年代のバブル崩壊以来30年近くにも及ぶ経済の停滞が続き、アベノミクスの2%物価上昇も2年の目標が10年近く経っても成功せず、トリックルダウンも言葉だけで実現せず、労働者の賃金は先進国の中で…

皆逝ってしまった

昨夜はひょっこり昔の友人の夢を見た。開業医をしていたが、何故かその君の家にお邪魔していた。奥さんも一緒だった。最早、夢の記憶はすっかり薄らいでしまったが、何でも、子供が後を継いでくれたらと言うような話になったところ、奥さんが子供がいて医者…

嫌な世間

秋篠宮の長女の真子さんがクラスメートだった小室さんと結婚することになったようだが、それについての週刊誌やマスコミを通じての報道が加熱している。 小室さんの母親が元婚約者から受け取った金をめぐるトラブルやら、小室さん親子の私生活の暴露や、非難…

二人孤独死

夕刊を見ていて、「二人孤独死」という記事を読んで、成る程と思った。こちらも90歳を超えておれば、孤独死については散々聞かされてきたし、自分のこととしても考えてもきた。私は孤独死を忌む者ではないが、「二人孤独死」などといったものには考えが及…

猪名川の鳥たち

家の近くの猪名川の河原には色々な鳥がやって来たり、生息している。 雀や鳩をはじめ、烏に鳶、椋鳥、それに水鳥の鴨や白鷺、青鷺、鵜などもいる。時にはひょっこり「ヒタキ」が一羽で顔を出したり、「セキレイ」が素早く飛んでいったり、燕が堤を掠めて行く…

相撲界の閉鎖性

白鵬がいよいよ現役を引退した。朝青龍の後を継いで、モンゴル出身の横綱として、45回の優勝をはじめ、相撲界の主な記録をほとんど塗り替え、大相撲の屋台骨を支えてきたと言える不出世の力士であった。現在の大相撲が成り立っているのは白鵬がいたからだ…

電車の中吊り広告

最近、電車の中の週刊誌の中吊り広告が廃止されることになったそうである。 いつも電車に乗る度に、嫌でも見せられていた週刊誌の広告が見れなくなるのはちと寂しい気もする。その時々の大衆的な評判の話題を拾い損ねることにもなりかねない。 従来、週刊誌…

映画「ドライブ・マイ・カー」

カンヌ映画祭で脚本賞を受賞し、世界の三大映画祭でも受賞が続く濱口竜介監督の作品。原作は村上春樹の短編集「女のいない男たち」で、179分にも及ぶ長時間のドライブ映画だが、退屈はしない。 あらすじはこうである。車の好きな劇作家、いつも芝居のセリ…

萩の寺

新聞に阪急の曽根駅の近くの「萩の寺東光院」の写真入りの記事が出ていたので、久し振りだし、近くなので訪れて来た。この寺は阪急電車が高架になってから、電車の中からも、その前の池やそれに続く寺の建物が見えるようになり、途中で池が埋め立てられたり…

潔癖過ぎる人たち

先日昼間の阪急の宝塚線に乗った時のことである。昼間の空いた電車であったが、一人のお婆さんが真っ先に電車に乗り込み、二人用の老人席にさっと座り、荷物を横の座席の上に置いた。マスクをしていたので判りにくかったが、七十絡みと見た。 そのままじっと…

コガネムシとカナブン

最近ふと気がついた。昔は秋になって、まだ暑いので、夜窓を開けていると、時にブーンと羽音を立ってて、カナブンが飛んできて電灯の周りを飛んで、電灯の傘にぶつかって落ちたりすることがあったのが、懐かしく思い出された。 今では何処の窓にも網戸があっ…

爆弾三勇士

九月十九日は昭和六年(1931年)の同日、柳条湖事変と言って、満州に駐留していた日本の関東軍が南満州鉄道を自ら爆破して、それを中国兵の仕業だとして軍事行動を起こした満州事変の勃発記念日である。関東軍が満州全域を占領、清朝の最後の皇帝溥儀を皇帝と…

鼬、鼬鼠

鼬、鼬鼠。いずれも「イタチ」のことである。今では動物園でしか見たことがない人もおられるかも知れないが、今でも結構あちこちに住んでいるものである。 大阪の郊外にある我が家でも、以前から時々イタチが庭をかけ抜けていくのを見たことがあった。ある時…

曼殊沙華

今年も、 秋分、秋の彼岸が近づくとともに、あちこちに曼殊沙華が咲いた。近年のように、八月には35度を超えるようは猛暑が続き、九月になっても、30度をなかなか下回らないうちに秋分の日がやって来てしまっても、曼殊沙華はまるで暦を知っているかのよ…

百歳以上(Centenarians)

厚労省の発表によると、今年の日本の百歳以上の人の人口は86,511人だそうで、昨年より6060人増え、人口10万人あたり68.54人に当たるそうである。そのうち女性が88%、最高齢は女性の118歳ということだそうである。 100歳以上の人たちはセンテナリアンなどと…

PostSUN77展

SUN77展と称して、毎年一回グループの写真展を続けて来て、近年はこのブログでも、出展作品を紹介してきたが、一昨年を最後に途絶えてしまった。 もともと、写真は普通の人が撮る程度に、機会がある時に撮る程度で、特に深入りして、それに没頭しようなどと…

コロナの起源

コロナの起源については、いつだったかWHOなどで組織された調査団が最初に流行したとされる中国の武漢に赴き、海鮮市場やビールス研究所などにも立ち入り調査をして、結論として、研究所から漏れた可能性は極めて低く、何らかの理由で、動物経由で人に拡がっ…

アメリカのバスの運転手

先日新聞の特派員メモ欄に、ニュージャージーからニューヨークへ行く路線バスのことが載っていた。 「いろんな人が乗ってくる。30代ぐらいの女性は「財布を忘れた」。40代ぐらいの男性は「間違ったバスに乗ってしまったので戻りたい」。ただで乗せてくれとい…

核兵器禁止条約

今年の一月に、ようやく世界の55ヶ国が揃って、国連の核兵器禁止条約が発効した。原爆の唯一の被爆国の日本は当然この条約に真っ先に加わっているだろうと思うのが常識だろうが、実は日本は初めからこの条約に反対で、この条約が有効になっても、あくまで…

どちらが正しいか

先日、新聞などで問題になった、政治家たちの漢字の誤読などについて触れたが、今や漢字は誤読ばかりか、書く方も誤りが多く、四字熟語などの乱れは想像以上のようである。Googleで漢字の誤りを調べてみると、ア行から始まって、ワ行まで、全部で150程の…

希望のない自民党

このところの新聞やテレビなどのマスコミは、菅首相の後任の自民党総裁選のことで持ちきりである。コロナ対策では、まだ緊急事態宣言が続いており、医療の切迫がなお続き、依然として自宅で死ぬ人までまだいるのに、そんなことは放っぽり出して、自民党の総…

9/11から20年

あのニューヨークのWTCビルに飛行機が突っ込み、ビルが崩壊した9.11事件からもう20年経ってしまった。その時、テレビで直に飛行機がビルの突込み、黒煙を上げてビルが倒壊し、逃げ遅れた人たちがビルから振り落とされるように落ちてくる姿が今も昨日の事のよ…

後期高齢者医療保険を使わなかったら・・・

高齢者の増加とともに高齢者の医療費が高騰し、このままではいつまで医療費が維持できるかさえ問題になっているが、この後期高齢者医療保険を一切使わない人がいたらどうだろうか? そんな貴重な人がいたら、何か褒賞品でも貰えるとか、表彰されるとか何らか…

乱暴な最後の報復

8月29日の朝日新聞のトップ記事は「米、ISに報復攻撃」(アフガン無人機で「標的殺害」)と出ていた。最近のカブール国際空港付近での爆破テロに対して、バイデン米大統領が報復を宣言していたので、それを実行したものと思われる。 米軍兵士が13名も殺さ…

アメリカのアフガン撤退

この八月末で、アメリカ軍はアフガニスタンから完全に撤退した。すでに早く傀儡政権は崩壊し、大統領は国外に逃亡、予想よりも早く、タリバンが首都を制圧した後、空港に立てこもって撤退した占領軍の姿は、ベトナム戦争での最後に、サイゴンのアメリカ大使…

菅首相退陣

8月3日の午後、突然自民党の臨時役員会で、菅首相が次の総裁選に立候補しない、すなわち首相を辞めて退陣することが告げられた。 この首相は、長い間、官房長官を務めていたので、安倍前首相が突然?辞めたために、担ぎ出された訳だが、前にも書いたように、…

五十円の楽しみ

今時、たった五十円でひと時の楽しみが得られることなど、あまり考えられないのではなかろうか? それがあるのです。最近、池田の商店街にあるコンビニの店先に、一個100円のグレープフルーツが並べられているのを見つけた。グレープフルーツは昔からのお…