2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピックを見直そう

オリンピックに政治を持ち込むななどと言われているが、オリンピックは昔から政治的なものである。ナチスドイツがベルリンで民族の祭典としてナチスの宣伝にオリンピックを利用したのは有名な話である。 オリンピックの競技も個人で争うもので、国の競争では…

情けない祖国

安倍内閣の時には、あまりの滅茶苦茶振りに腹の立てどうしだったが、今の菅内閣となると、最早、怒りより情けなさが先行する。 安倍氏の場合は「金持ちの坊ちゃん?」で、怖いもの知らずなので、森友、加計学園問題や桜園遊会などの公私混同の問題を起こすし…

一年ぶりの大阪

脊椎環狭窄症で歩行障害が起こり、続いて、この世のコロナの感染が広がり、自分の歳のことも考えて、それを機会に仕事も完全に辞めた。そうなると、大阪へ出掛けねばならない機会もなくなり、コロナで出来るだけ不要な外出は控えるようにという要請もあって…

93回目の誕生日

世界中で誕生日はお祝いすることになっているようだが、90歳も過ぎると、もう子供の頃のような誕生日の期待や喜びもなくなり、日々の繋がりの中のある一日に溶け込んでしまう。 九十三、楽しくもあり楽しくもなし 誕生日のことなど忘れていたら、ニューヨ…

日本は民主主義国家か

戦後に作られた民主的な憲法があり、選挙で国会議員が選ばれ、誰しも好きなことを言えるので、日本は民主主義国家だと思っている人が多いだろう。また、最近のバイデン大統領の呼びかけによるイギリスでのG7会合での共同声明でも、民主主義の国が一致して専…

白鵬と照ノ富士

今年の大相撲の名古屋場所は、横綱の白鵬と大関の照ノ富士による千秋楽での、全勝力士同士の対戦で、白鵬が勝ち、45回目の優勝、16番目の全勝優勝で幕を閉じた。久しぶりで横綱と大関の真剣勝負で見応えのある一番であった。 両者とも必死の取り組みで、近…

垣間見てきた家なき人々の断面

戦前、子供の頃には、お寺やお祭りなどへ行くと、必ずと言ってよいぐらい、何処にでもボロを纏って道端に座り、缶詰の空き缶などを前に置いて、黙って座り、通行人に小銭を乞う乞食を見たものであった。「癩病がうつるから近寄るな」などと言われたこともあ…

かってつんぼ

歳をとれば、悪くなるのは目だけではない。誰しも、耳も少しづつ聞こえ難くなって来る。それでも、日常生活にはそれほど困らないし、テレビの音声も、遠くから聞くわけでないから、さして困らない。テレビの言葉をはっきり聞きたければ、近づけば良いだけで…

目の錯覚を楽しむ

左目は50代の後半にストレス性の黄斑の浮腫を起こし、以来、中心暗転がずっと残り、左目で物を見ると中心部が暗く歪んで見え、両眼で見る時も良い方の右目だけで見ているようなものなので、奥行きがわかりにくい。 その右目も老眼だし、おまけに0.4ぐらい…

コロナワクチン狂奏曲

今年の4月25日だったかに、高齢者のコロナワクチンの接種の予約が始まるというので、予め段取りを学び、その日の午前9時の受付開始時間を待って、急いでパソコンを開いたが、もう既に一杯で、パソコンの所定のページに到達出来ない。その後、何度開いて…

緊急事態宣言下でのオリンピック開催

今年春だったか、IOCのバッハ会長がコロナ禍の中でのオリンピック開催を唱え、「たとえ菅総理が反対しても」「緊急事態宣言が出されても開催される」と発言して、多くの日本人の反発を買い、海外からもオリンピックの収益にしがみついたバッハ会長の姿勢をBa…

80代と90代の違い

朝日新聞の日曜俳句欄に、下のような句が並んで載っていた。 老犬と一山越えし古希の夏 横浜市 桐谷篤輝 老二人何とか八十路初西瓜 大和郡山市 宮本陶生 なるほど70代と80代の違いがよく出ていて面白い。私の経験に照らして見ても、70代は古希だの、喜…

多様化の時代

歳をとって適当に体を動かさねばと思うが、コロナも怖い時代である。出来るだけ人の混み合った商店街や駅の周辺を避けて、人通りの少ない道を選んで散歩するようにしている。幸い、池田には猪名川が流れており、五月山もあり、散策出来る道には事欠かない。…

朝食は緑のテラスで

91歳を過ぎて脊椎管狭窄症で歩行障害が起こり、仕事を辞めたと思ったら、コロナが流行し出して、外出も思うように出来なくなってしまった。このままじっとしていたら、もう動けなくなってしまうかもとの恐怖感もあったので、足のリハビリも兼ねて、出来る…

「あぜ」と「うね」

田舎に馴染みの少ない私でも「うね」は畑で作物を育てるために盛り上げられた長い長方形の部分を指し、畝と書き、「あぜ」とは水田などで水が貯まるように周囲を高くした田の境界となる小さな狭い土手のような部分を指すもので、漢字は畦として覚えてきた。 …