2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小学校のコロナ対策授業

コロナの流行で学校閉鎖が行われ、学業の遅れだけでなく、子供達の精神的な影響などが問題になっている。学校が再開されて、遅れを取り戻すために、夏休みの短縮や、土曜日の授業なども考えられて実行されているようだが、学校ではあくまで感染予防対策をと…

アメリカの刑務所産業

アメリカの人口は世界の5%であるが、アメリカの刑務所に収容されている人の数は世界中の全収監者の25%になるそうである。アメリカの収監者数は1970年ごろから増え、現在は230万人に及び、もちろん世界一である。 中でもアフリカ系の人口が全人口の6.5%…

忘れ難い光景ーー映像の発展とともに

私の子供の頃にはまだテレビもなかったので、ニュースはもっぱらラジオで聴くものであり、時に映画館で何かの映画の前座にニュース映画を見るのが普通であった。 当時は知らない街や地方の景色、珍しい花や鳥などはもっぱら絵葉書や図鑑などで見て、想像をた…

6月23日は沖縄慰霊の日

6月23日は沖縄戦で陸軍の現地司令官だった牛島満中将が最後の激戦地であった糸満の摩文仁で自決し、日本軍の組織的戦闘が終結した日であり、この日が県民の4人に一人というこの戦いで犠牲になった戦没者の霊を追悼する沖縄慰霊の日と定められている。 戦…

私の脊椎管狭窄症

昨年の10月半ばから脊椎管狭窄症に罹り、少し歩くと右足が痛くなって立ち止まらなければならず、少し休めばまた歩ける、いわゆる間歇的跛行になり、日常生活にも不自由するようになった。 この歳で下肢の神経が圧迫されて痛むとなると、坐骨神経痛ではない…

朝の体操

まだ若くて仕事をしていた頃は、毎日忙しく動き回っていて、決まった体操などをしたこともなかった。もともと子供の頃から体の動作が不器用で、走るのも遅く、体操にはあまり興味がなかったので、学生時代にも野球や他の球技も殆どしなかったし、大人になっ…

古新聞紙

今朝も早くから家の周りを廃品回収の軽トラックが回っていた。市のゴミの分別回収で新聞などの燃えるゴミの日には、市の回収車より早くに、個人的な業者の軽トラックが何台もやって来て、戸外に出された古新聞を回収していく。古新聞の需要によって来る軽ト…

「集中治療を譲る意思カード」

先般コロナ(Covid19)の感染が広がり、特別措置法まで出され、医療崩壊が心配された時、ICU等での人工呼吸器や人工肺(エクモ)などが不足がした場合に、それをどの患者に使用するのか、その選択をどういう基準で決めるかが問題となった。人命の選択を迫ら…

日本のIT化は遅れている

新型コロナの流行で三密を避けよう、Social Distancing、Stay Homeなどと言われ、多くの人が仕事を休まざるを得なくなり、その補償が色々問題となったが、紆余曲折を経て、随分遅くて不十分だが、補償の方法や額も大分決まって実行される漸く実行されてきつ…

人殺し

まずこの写真を見て下さい。これを見て怒らない人がいたら、その人は、少なくとも現代の市民社会に生きる、まともな人ではないと言っても良いだろう。これは劇中のことでもなく、作られた映像でもない。ここに写っている二人はともの現実の人間である。それ…

「老年的超越」のつづき

此の前、最近自分が何となく感じるようになった気分が老年的超越の表れかということを書いたが、そんなことを研究している増井幸恵という人の『「話が長くなるお年寄りには理由がある」ー「老年的超越」の心理学』という本を見つけたので読んでみた。 新書版…

人はパンのみにて生きるにあらず

聖書の教えとして有名な「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉は誰でも知っているでしょう。これは一般に「人は物質的な満足だけでなく、精神的。文化的な満足もなければ、生きていけない」と解釈されており、私もそうだとばかり思っていた。 ところ…

老年的超越とは?

もうこの夏が来ると満年齢で言っても92歳になる。よくここまで生きて来たものである。 17歳で戦争が終わって、突然変わった混乱の世の中に放り出され、闇夜の中を徘徊せざるを得なかった戦後にはニヒリズムに陥り、それを引きずって生きていた。その頃、…

取り残されて行く

父は94歳で亡くなった。父は早くから兄弟などに死に別れ、親族も殆ど残っていなかったところに、この歳になると友人、知人にも殆ど先に死に別れていたので、寂しい葬儀であった。その時思ったのは、人間には死に時というものがあるとのだなということであ…