2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こどもの頃の教育勅語

小学生の頃の私にとっての教育勅語は、何かわからないものだが、大変大事なものらしく、祭日毎に講堂で立って聞かされ、いつもは校庭にある奉安殿に入っており、毎日その前を通る時にはお辞儀をして通ることになっているものであった。 奉安殿は普段は二宮金…

出征兵士を送った日

箕面小学校の3年生の夏、1937年7月7日に盧溝橋事件が起こり、初めは不拡大方針だと言われていたが、次第にこじれて行って、しまいには「蒋介石を相手にせず」などとまで言いだし、以来、日中戦争が始まり、とうとうその時から、1945年の夏までず…

箕面小学校時代

先に書いたように、私は小学1年生の時は西宮だったが、小学校2年と3年の間は箕面で暮らし、さらに4年、5年の間は一旦東京に行っていて、5年の3学期からまた箕面へ戻って、卒業までいたので、子供の時の思い出では、箕面の頃が一番多く、振り返ってみる…

貧しかった日本

最近の若い人には想像もつかないであろうが、私たちが生きてきた戦前、戦後しばらくまでの日本は貧しかったし、まだまだ野蛮な国であった。戦後の荒廃時代は別としても、戦前だけを振り返ってみても、この国は間口だけを一所懸命に広げても、まだまだ奥行き…

小学一年生の頃の思い出

私は小学校を3回かわっている。そのことはまた別の機会に書くとして、小学一年生は西宮の建石小学校であった。当時住んでいた宮西町という所は、隣の安井小学校の校区であったが、途中で今の国道二号線(当時の阪神国道)を横切らなければならず、当時は国…

森友学園問題は終わらない

森友学園問題に絡んで安倍首相の「妻や私が関与していたら私は総理も議員も辞める」と言ったことは国民は今だにはっきり覚えている。それを言ったばかりに、財務省が忖度させられて、関与を裏付ける数々の公文書の改竄・隠蔽が行われたことも明らかになって…

「お庭の幼稚園」の頃

歳をとる程に、過去の記憶も積もっていくが、片方では、それらの記憶もどんどん忘れられていく。脳は自然と記憶の容量を調整しているのであろう。 老後の単調な生活になるにつれ、昨日何処へ行ったか、一昨日何をしたかといった日常の些細な出来事はすぐに忘…

自宅に蟄居した冬

昨年の10月半ば頃から脊椎管狭窄症で歩きにくくなり、初めのうちはしばらく歩くと、右足が痛くなり立ち止まらなければいけなかったが、少し休むとまた歩けたので、杖をついて、まだ大阪までも出かけていた。ところが、今年になると、じっとしていても、右足…

時の経ち方

いつか、このブログにも歳をとると時の経つのが速くなることについて書いたが、最近の出来事ほど時間の経過が速く、過去へ遡れば遡るほど時間が長く感じられるようである。 客観的な時の流れる速さは永遠に変わらないが、主観的な時の経ち方は時と場合によっ…

金ピカの過疎地

東日本大震災からこの3月11日でもう丸9年になる。それを期して、新聞やテレビにも福島や岩手の原発事故や、津波による災害からの復興状況などの記事にあふれている。 常磐線は全線復旧したし、三陸を縦貫する沿岸道路も着々と作られているそうである。爆発…

兎って美味しいの?

「故郷の歌」として有名な「兎追いしあの山、小鮒釣りしかの川、夢は今も廻りて、懐かしきは故郷」という童謡は、日本人なら誰でも知っている歌で、私もこの歳になっても未だに忘れられないでいる。 古い歌なので、もう今では老人ホームぐらいでしか歌われな…

アジアの国への日本の負い目

テレビで松下幸之助が話していた。戦争に負けたら、普通は奴隷にされたり、酷い世の中がずっと続くのが当たり前だが、日本は戦後早々から助けられて、このように復興した。これはたまたま運が良かったためで、これはいつまでも続かない。これから新しい時代…

東京オリンピックは諦めよう!

今年はいよいよ東京オリンピックだというので、年が明けてからは、普通の新聞までがまるでスポーツ新聞かと思われるぐらいスポーツ記事ばかりといっても良いぐらいになり、テレビもいつつけてもスポーツやっているというぐらいスポーツが大きな割合の時間を…

マスクより手洗いを

新型肺炎( COVID19)が流行り出してから、街はマスク姿のオンパレードである。 マスクをしている人がマスクをしていない人を咎めて喧嘩になった話までテレビでしていた。 この時期には風邪でなくとも、花粉アレルギーのためにマスクをしている人が多いのは…

いくら何でももうやめてくれ

先日テレビをつけたら国会中継をやっていた。どこの国でも政府と野党のやりとりにはいろいろあるのであろうが、最近の日本の政府の対応はあまりにも貧弱で、議論がかみ合わないどころか、政府がまともな答弁が出来ず、子供の言い訳のような、誰が聞いても嘘…