2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

むやみに J-アラート を使うな

28日のこのブログで、北朝鮮の危機を政府が煽っていることを書いたら、その翌日の朝6時にJ-アラートやらで国民は叩き起こされ、「国民保護に関する情報」として、「ミサイル発射、ミサイル発射、北朝鮮からにさいるが発射された模様です。頑丈な建物や地…

危機を煽って金儲け

北朝鮮が核開発や弾道ミサイルの打ち上げを行なって、アメリカを自分たちに有利な交渉の席に着かせようとして、一気に東アジアの緊張が高まっているが、今のところ戦争を望む者はおらず、アメリカ政府も言っているように交渉で解決しようとしていることは明…

国はいつでも国民を守ってくれるか

最近の朝日新聞に戦争孤児のことが載っていた。もう今の若い人にはわからないだろうが、敗戦後何年間かは東京でも大阪でも周囲が焼け野が原だった大きな駅の近くには闇市が出来、闇屋や買い物客に混じって、浮浪者や傷痍軍人、娼婦が欠かせない存在であった…

戦前の移民政策

私の子供の頃は日本の人口は7千万人だと教えられていた。朝鮮半島や台湾の植民地の人口を加えて1億人ということであった。それでもよく聞かされたのは「こんな小さな国土にこんな大勢の人を養って行ける訳はないだろう。」ということだった。 そんな言葉に…

ふたつのフィリッピン映画

最近、偶然フィリッピンの映画を二本立て続けに見た。 一つはMa Rosa(邦題:ローサは密告された)というフィリッピンの監督、ブリランテ・メンドーサの作で主役の女性はカンヌ国際映画祭で主演女優賞をもらっている。 もう一つはBlanka(邦題:ブランカとギ…

軍隊は国民を守るためのものではない

私の子供の頃には「肩を並べて兄さんと今日も学校へ行けるのは兵隊さんのおかげです、お国のために戦った兵隊さんのおかげです」という歌があり、まともに軍隊はいつも国民を守ってくれるものだと思っていました。 今でも自衛隊は災害時などでは真っ先に人々…

敗戦の日に

1945年8月15日は私の少年時代のあの長かった戦争が敗戦で終わった日である。もう72年も前のことになるが、未だに昨日のことのようにさえ思われる。 この写真は「焼き場に立つ少年」という有名な写真で、戦争直後にアメリカの従軍記者が撮ったもので…

「おはよう」の押し売り

他のところでも書いたように、私はここ十年ばかり、月に一度は女房と一緒に箕面の滝まで歩くようにしている。阪急の箕面駅から滝まで往復5.8キロ、渓流沿いの道で、春は新緑、秋は紅葉を愛でながら行き、滝を眺めて帰って来るととても気持ちが良い。 たい…

情けない政府

最近沖縄の米軍所属のオスプレイがオーストラリアで訓練中に着艦に失敗して墜落し、3名の兵士がなくなる事故が起こった。 オスプレイはその前にも、沖縄での訓練中に、空中空輸に失敗して墜落したこともあり、日本政府は近々北海道でオスプレイを使った日米…

八月は特別な月

一年は十二ヶ月あり、季節が巡り、それぞれの月にそれぞれの用事や行事、思い出があり、忽ちに年が巡ってしまうものだが、その中で私にとって一番特別な月と言えば、以前にも書いたが、やはり八月である。 もともと、子供の頃から八月は夏休みがあって、特別…

原爆の日に

昨日は広島へ原爆が落とされた日であった。もう72年以前のことになるが、未だに昨日のことのように思い出す。 午前8時15分、その海軍兵学校生徒で江田島にいた私は、朝の自習時間中であった。突然教室にそれまで経験したこともない閃光が走り、何事かと…

誰もが東京五輪を目指すわけではない。

あるマラソンの選手が三十歳になるので、出来るところまでは続けたいが、歳からいっても東京オリンピックまでは無理だろうから適当なところで引退しようかと思って、その旨を長距離マラソン強化プロジェクトチームの陸上競技連盟の理事に告げたところ、当然…

綱渡りと禅

たまたまメールの案内で知ったのだが、先日イタリア人でこれまで「綱渡り」をしてきた人が禅を知って、綱渡りに禅を生かしている話をイタリア文化会館で聞いた。 高い所に張られたロープの上を歩くことなど高所恐怖症の傾向のある私には考えられもしないこと…