2016-01-01から1年間の記事一覧

「土人」「シナ人」

「土人」「シナ人」という言葉がまだ生きているのかとびっくりさせられた。 沖縄の米軍のヘリパッドを作る工事を住民の反対を押し切って強行する政府が多くの県の機動隊を動員してまで、住民の反対運動を規制している中で、大阪府警の二人の機動隊員がそれぞ…

一億総活躍、一億総ゲーム

近頃はどこへ言ってもスマホを見ている人ばかりである。道を通っても、電車に乗っても、スマホを見ている人だらけである。車を運転しながら、自転車に乗りながら、駅のホームを歩きながらまでスマホを見ている人もあり、危険だからやめるようにとの忠告も出…

パラリンピック

朝日新聞の歌壇に下記のような歌が載っていた。 負傷兵の一人もいない日本の選手団なりパラリンピック 迂闊だった。夏にリオデジャネイロで開かれたパラリンピックはテレビで見て、障害のある人たちが義足や車椅子で、普通の人と同じように、あるいはそれ以…

オリンピック憲章

8月の末にもオリンピッックについて書いたが、リオの大会がすんでも、この盛り上がりを次の東京大会へつなごうと、今の時点になってもオリンピック、オリンピックとテレビでも繰り返し、先日はリオで賞を取った選手のパレードがあり、80万もの人が詰め掛…

今年のノーベル賞

今年は東京工業大学の大隈良典氏がノーベル整理学・医学賞を貰われた。先ずはお目出度いことでお喜び申し上げる。 一昨年、昨年と続いて日本人の受賞があったので、二度ある事は三度あるということであろうか。今度は誰がもらうだろうかと、今年はノーベル賞…

無責任な日本の官僚機構

築地市場の豊洲への移転問題がどうなっていくのか国民の関心を集めている。すでに新市場の建物もほぼ完成しており、やがて移転とスケジュールまで決まった時点で、東京都知事が変わり、新たなチェックが入ると、最初に決められた埋立地の盛り土が建物の下に…

原発事故賠償は国民にも負担させる

昨日(10月2日)の新聞を見ると、原発事故を起こした場合の電力会社などの賠償責任に上限を設け、それを超えた分については税金や電気料金などの形で国民の負担で補うという電力会社の事故の責任を「無限責任」から「有限責任」に変更する案を国の専門部…

昔のアヴェック、今のアヴェック

アヴェックという言葉が流行りだしたのは 戦後まだ日の浅かった頃であった。その頃アヴェックといえば当然のことのように、まだ未婚の若い男女が一緒にいることを指す言葉であった。戦争が終わり自由と民主主義が謳歌されだした頃、それまで公衆の面前では大…

ミス・ユニバースとミスワールド

昨年のミスユニバースの日本代表にアフリカ系アメリカ人と日本人の混血の宮本エリアさんが選ばれ、話題になったと思っていたら、今年のミスワールドの日本代表には、インド人と日本人の混血の吉川プリアンカさんがなったそうである。 私は日本人でもこんな素…

光陰矢の如し

今朝新聞を見ていて驚いた。文芸欄に高橋和巳のことが載っていたが、今年が没後45年に当たると書いてある。我々と同じ世代のはずだったのに、一瞬間違いかと思ったが、彼は早く1971年に死んでいるのでもうそんなになるのである。 ついこの間のことのよ…

芸術の秋

最近は秋になると日本国中アートだらけである。恒例の美術展も次々に開かれるし、特別展もある。それに近頃は府県単位ぐらいのビエンナーレとかトリエンナーレなどもあちこちで行われ、さらにはもっと小さな都市単位ぐらいのアートの催しもあって、どこへ行…

医療崩壊で死亡率改善

「週刊事実報道」と称する新聞が宣伝紙をポストに入れていった。いつもあちこちの広告が入れられるので、また邪魔なと思って捨てようとしたが、見出しの記事に思わず引き込まれた。 見出しが「医療崩壊で死亡率改善」とあったからである。最初の記事は財政破…

北朝鮮の核開発について

北朝鮮が建国記念日に5回目の核実験を行い、国連で緊急会合が行われて、国連決議違反に対する反対決議がなされ、安倍首相も「断じて容認できない」とし、日本独自の制裁も強めていくといっている。 確かに国連決議の違反であり、世界的な核拡散は憂慮すべき…

JR伊丹駅のホームのベンチ

先日、伊丹の美術館へ行った帰り道、いつものようにJR伊丹駅から帰ったが、その時驚いたのは、いつの間にかホーム備え付けのベンチが線路となんと反対側を向いておかれているではないか。狭いホームの線路に尻を向けて、反対側の垣根になっている金網のすぐ…

百歳老人

今年もまた「老人の日」がやってきた。正確には「老人の日」ではなく「敬老の日」だそうである。「こどもの日」はあるが「老人の日」もしくは「としよりの日」がないことについては昨年書いたので、ここでは触れないが、この日が来るごとに数えられるのがい…

図書館のような喫茶店

スターバックスやドトールといった大規模なチェーンの喫茶店が全国的に展開するようになってから、従来のような駅近くの裏通りなどにあって、馴染みの客が入ってゆっくり人と談笑したり、営業マンの隠れ家であったりしたり、或いは自分のうちのように長居し…

「生き方」と「在り方」

作家の沢木耕太郎さんが自分の小説「春に散る」について、主人公の一年で描きたかったのは、彼の「生き方」ではなく、そのような言葉があるのかどうか定かではないが、あえて言えば「在り方」だった。過去から未来に向けての「生き方」ではなく、一瞬一瞬の…

アメリカでの国歌斉唱拒否

アメリカのNFLサンフランシスコ49ersのクォーターバック(QB)であるコリン・キャパニック選手が試合前の国会斉唱でベンチに座ったまま立ち上がらず、起立を拒否し、「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」と理由を述べ、人種差別への抗…

国家は独占的暴力機関

沖縄北部の生物の宝庫とも言われるヤンバルの森のヘリパッド建設を巡り、住民と警察の対立が続いている。連日インターネットで問題となっていたのに、こちらの新聞やテレビではほとんど取り上げられていなかったが、さすがに最近では新聞などでも一部取り上…

障害者も同じ仲間

齢をとると多くの人はどこかに障害を持ちながら暮らしているものである。寝たきりの人もいるし、半身不随で車椅子や杖にすがってようやく歩けるような人もいるし、膝が悪くて手押し車を押さないと歩けない人も多い。 手足に不自由がなくても、心臓や肺が悪い…

マナーの悪いのはどの世代か

インターネットで若い人が中年の男のマナーの悪さを嘆いていたが、私のような超高齢者から見ても、やはり平均的に見ると、現役の中高年者が一番マナーが悪いように思われる。どうも、このあたりの世代は仕事のストレスが大きく、時間的にも、精神的にもゆと…

帰ってきたヒトラー

最近「帰ってきたヒトラー」というドイツの映画を見た。これは日本でも河出文庫に訳本が出ているドイツでベストセラーになった小説を映画化したものらしいが、なかなか面白かった。というよりも、このストーリーを日本に当てはめて考えても、今の世相に当て…

大病院の初診患者

女房の妹が某大病院に受診することになり、そこの外科医に紹介したこともあって付き添いで一日付き合ってその病院へ行った。 病院に着いて先ずどこへ行ったら良いのかあらかじめ電話で聞いたら、一番の窓口へ行けと教えられたので、病院へ入ったらすぐわかる…

遠近両用眼鏡は危険?

遠近両用の2焦点レンズや累進焦点レンズのメガネをかけていると、高齢者のつまずきや転倒のリスクが上昇する可能性が明らかになったという報告が最近の眼科の専門誌に報告されたようである。 それによると、特に高齢者が足元から少し離れた場所を見ている時…

オリンピックでは国別対抗競技を止めては?  

リオデジャネイロのオリンピックが終わり、次は4年後の東京オリンピックだということで、リオの閉会式での東京大会の宣伝では安倍首相がスーパーマリオの格好をして現れたことで賛否が分かれている。オリンピックでは政治的な主張などは禁じられているぐら…

報道機関は頑張ってほしい

戦争の絶滅を訴え続けたジャーナリストむのたけじ(本名・武野武治)さんが101歳で亡くなられた。 それについて、二十二日付の朝日新聞の「天声人語」でも取り上げられていた。それによると、戦争中の新聞社でも、あからさまな検閲や弾圧などがあったわけ…

視覚障害者のホームの事故を防ごう

昨日の新聞に、視覚障害者のホームからの転落や列車との接触事故が過去6年間に428件もあったと報じられていた。視覚障害者協会の人の話によると、ホームからの転落の原因は人や物と接触したはずみに点字ブロックから外れ、方向が分からなくなるとか、逆…

大本営発表

「大本営発表」というのは今では意識して流される誤った報道の代名詞のように使われている。戦時中、大本営発表を聞いていると帝国海軍はあちこちで次々とアメリカの戦艦や航空母艦を轟沈したり撃沈したりしているので、計算上いくらアメリカでももう軍艦が…

核兵器廃絶に反対する安倍政権

今年はオバマ大統領が広島を訪問し、核兵器廃絶へ向けての演説を行い、安倍首相も先日の参院議員選挙の自党の宣伝にも大統領とのツーショットの写真を利用し、広島での追悼式でも「核兵器のない世界に向けて新たな一歩を踏み出す年に・・・」と言っているの…

お盆の敗戦の日

毎年この時期にはお盆と敗戦の日が同時にやってくる。いやでも八月は戦争を思い出さされる月である。 国中が焼野が原になり、餓死者まで出る悲惨な状態で、呉周辺の軍艦も皆沈められた後、暑いよく晴れた十五日の正午に聞かされた終戦の詔勅、雪崩を打って崩…