2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

姫路城一周

昨日、暖かくなってきたし、天気も良さそうなので、朝早く家を出て姫路城へ行ってきた。過去にも何回か行っているが、世界遺産に登録され、平成の大修理が終わって、以前よりも真っ白になったお城を新幹線の車窓から何度か眺めていたので、一度訪ねてみたい…

一億総活躍社会

少子高齢社会で人口減少の結果、労働力が不足して経済が停滞するのを恐れて、政府は最近「一億総活躍社会」というスローガンを掲げて、女性や高齢者の積極的な社会参加を呼びかけている。 しかし、「一億総活躍社会」などと言われると、我々老人にとっては戦…

品格を問われる経営者

「関西電力の高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定に対し、関西の経済界からは批判や懸念の声が相次いでいる。」と過日の新聞は報じている。 産経新聞によれば『「理解の範囲を超える」「怒りを覚える」“暴走司法”に関経…

被害者が加害者に賠償金を払う

表題を読めば誰でもそんな馬鹿なことをと思うでしょう。しかし現実には多くの人が気がついていなくとも、そんなことが公然と行われているのである。 リーマンショックで銀行が潰れかけた時も政府が国民の税金で救ったが、東電の原発事故の場合にはもっとひど…

中一の娘がネットショップで金儲けをしたいと言い出したら・・・

日本で活躍されている宋さんという中国の方が続けてられる「論長論短」というメールが面白いのでいつも読ませてもらっているが、今回は「儲けたいと言い出した中一をどう思うか」という表題であった。親の反応が日本と中国で違うのが興味深い。 記事は宋さん…

漱石の夢十夜

現在、朝日新聞に夏目漱石の「夢十夜」の再録が連載されている。その第七夜に船から海へ飛び込んで自殺する話があった。部分的に引用すると 「とうとう死ぬ事に決心した。それである晩、あたりに人のいない時分、思い切って海の中へ飛び込んだ。ところがーー…

日本人力士の優勝は10年ぶりでなく4年ぶりだった

今年の春場所で琴奨菊が優勝し、10年ぶりの日本人力士の優勝と騒がれた。 しかしこれまで全く知らなかったが、正確には4年前に元関脇旭天鵬・現大島親方が既に日本国籍になってから優勝していたので、今回は4年ぶりの日本人力士の優勝であったわけである…

恋塚寺

たまたま地元のハイキング情報を見ていると、京阪の丹波市駅で降りて古い町や幾つかのお寺などを覗いて鴨川に至り、北上して鳥羽離宮跡から城南宮に行くコースが目に止まった。城南宮には以前にも二、三度訪れたことがあるが、丁度時期的に枝垂れ梅や椿が見…

三ない主義

この3月11日で東日本大震災から5年になる。地震や津波は天災で仕方がなかったとしても、それに伴った福島原発のメルトダウンによる爆発、広汎な放射性物質の拡散による被害は国会の事故調査の結果でも明らかなように人災であり、絶対に不可避なものであ…

何もしない「静かな看取り」の嫌な人もいる

一頃老人ホームや慢性期病棟などで口からの食事が取れなくなった老人に片っ端から胃瘻を作って栄養補給を行い、寝たきりのままいつまでも生かす例が多くなり、新聞などでも取り上げられ問題になったことがあり、末期の老人医療のあり方について過剰診療、治…

無責任社会

この国はどうしてこうも無責任なことばかりまかり通るのだろうかと情けなくなる。 七十年前のあの世の中がすっかりひっくり返った敗戦さえも、「一億総懺悔」などと言ってごまかしたまま、誰も戦争の責任を取ろうとしなかったばかりか、戦犯になって捉えられ…

「もう一度日本」

テレビをつけると毎日のように「もう一度日本」と言い、そう書いたテロップが流れる。「もう一度」というからには暗に昔のある時点をさして、そこへ戻りたいということなのだろうが、いつの時代に戻りたいのかについては何も言わない。 最近やはりテレビでよ…

「最期の医療」への意見

朝日新聞のオピニオン欄のフォーラム「最期の医療」(2016.02.28.朝刊)で「緩和か延命か悩む家族」に関したアンケートに付された意見の幾つかが紙面に出ていたが、その中で現在の医療や介護の現場を的確に捉えていた30代の女性の意見を書き写す。 「延命治…