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観梅会

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 毎年2月の終わり頃に、卒業した北野高校(以前は中学)同窓会の観梅会が大阪城である。北野の同窓会が寄付した880本の梅がこの梅林の元となっているので、それを記念してずっと毎年現地で梅を見、記念撮影をしてから移動して、大阪城の南にあるKKRホテルで会食をすることになっている。

 いつの頃からか私もクラスメート達と一緒に、最近は毎年参加させてもらっている。今年も今日行ってきたのだが、作日まで寒さが厳しく曇っていたのが、幸い今日は晴天で日向ぼっこでもしたくなるような天気であった。梅はまだ少し早く、三分から五分咲きといったところであったが、梅林は結構大勢の人で賑わっていた。今晩からまた雨になっており、全くラッキーな観梅会であったといっても良いであろう。

 それはともかく、この会には例年百名近くの同窓生が集まっているが、毎年外見は同じようだが、よく見ると年とともに少しづつ出席者の顔ぶれは変わってきており、いつの間にか我々のクラスももう最年長に近いところに押し上げられてきたのがわかる。

 昨年と比べただけでも、昨年は三番目のテーブルであったのが今年はもう二番目のテーブルに変わっていた。昨年は最高齢の先輩から二年上のクラスまでが一番のテーブルで、一年上が次のテーブルを占めていたのが、今年は大先輩が二名だけとなり、複数以上出席は早一年上が最年長で、それも人数が減って、そこまでが合わせて一番テーブルとなり、我々が二番目のテーブルに押し上げられてしまった。

 そういえば毎年出てきておられた池田にお住まいだった先輩の方なども見かけなくなってしまったし、いつも同窓会の世話をまめにしていただいていた一年上の方も具合が悪く出てこれなくなったようである。

 我々のクラスは六人揃ったが、昔いつも出てきていたのに姿を見せなくなったものもいる。会の外見は毎年同じように見えるが、仔細に見ると中身は少しづつ代わり、まるで上から絞り出されるように年配の者から順に消えていって、新しいものがそれを補って全体としてはあまり変わらぬ外観を保っているようである。

 それに出席者の名簿を見ると、面白いことがわかった。我々より下のクラスへ行くほど出席者が多くなるのは当然だが、我々より七年下のクラスが最大となり、十二年下ぐらいまでは大勢の出席者がいるが、それから下はまた急速に出席者数が減っているのである。

 歳でいえば七十五から八十ぐらいの層が一番多いことになる。そのぐらいの年齢の人はまだ多くが元気だが決まった仕事も終え、時間のゆとりも十分なので一番集まりやすいのであろうか。それより若い人となると、まだ仕事や、仕事でなくともいろいろ雑事を抱えて出にくくなるのであろうか、。もちろんそれより若い人となるとまだ現役であったり、まだなんらかの仕事をされていたりして、平日の昼の会などには出れないのが当然だということになるのであろうか。

 見れば一番人数の多い層の人たちでも世間一般から見れば充分年寄りばかりで、白髪や背中の曲がり方、歩き方など立派な年寄りが揃っている。そう思って見ると、我々のクラスメートは今年は卒寿、よくも長らく生きてきたものだと思わざるを得ない。次第に欠けて行くのも止むをえないことであろう。あとは天命に任せるよりない。