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日本人はマナーを守ることが好き?

 最近のテレビを見ていると、ことさらに日本や日本人をを褒めるような番組が増えてきたが、その中に「日本人はマナーを守ることが好き」というようなことが出てくる番組もある。

 しかし、そういう傾向にインターネットを見ていると面白いことを言う人がいた。

「日本人はマナーを守ることが好き」は正確ではなくて、「日本人はマナーを守らない人を攻撃することが好き」の方が正確な気がすると言うのだ。

 なるほど言うことは当たっている。日本では今でも周りの人と同調することが求められ、それから外れると、非難され、嫌われるのである。マナーも周囲に合わせることが必要なので守っているということになる。おそらく長年の「むら社会」の習性が残っているのであろうが、周囲を見ずに一人だけ違ったことをすると嫌われるのである。それがひどいと村八分にもなる。いじめの問題も多分にそれと関係があるので、なかなかなくならないのではなかろうか。

 マナーに限ったことではない。赤い羽根募金や町内会などの寄付金集めでも、近所の人が皆しておれば、出さないとつまはじきにされやすいので出すことになる。中学校の制服なども、推薦であって強制でないと言われても、皆が同じものを着ていると一人だけ私服を着ていくのは余程勇気がなければできない。生徒の行動なども皆と同じようにしないといじめの対象にされやすい。

 そういう傾向から、日本人は建前はともかく、本音のところでは、KYとも言われる如く、周囲の空気を読んでそれに従うのが常で、同調しないと攻撃されることになる。マナーも守ることが好きなのではなく、攻撃されないために守っているという方が正しいのかもしれない。逆の事でも、日本では「赤信号、皆で渡れば怖くない」と行ったりもする。

 これを言っている人は日本に帰化した西洋人で、いわば外から見れば、新鮮な目で普通の人とはまた少し変わった視点から見れるので、普通の人が気づかなかったことに気が付いたりするのであろう。この人のtwitterを読むと、他にも時に面白いことが書かれていたりする。少し拾ってみると、

『この季節、ボジョレー・ヌーボーの解禁日よりも気になる「よいおとしを」の解禁日』(いつ頃から言いますかね?)

『「今日が人生最後の日だとしたら、今の仕事はやりたい仕事だろうかと考えろ」と言われたらそれを考えてはいけない。「なんで人生最後の日まで働かにゃならんのだ」と考えろ』

 『「人を嫌ってはいけません」じゃなくて「人を嫌いになるときは一人で嫌いなさい」でいいんじゃないかな。「あの人嫌い。みんなもあの人嫌いだよね」とわざわざ嫌う仲間を集める弱虫が減らないからいじめは問題になり続ける』

 『「理不尽な力に耐える強さを養う教育」が好きな人は知った方がいい。そこで養ってるのは強さではなく奴隷のような従順さであってむしろ弱さだ』

 『「残業しないと会社が回らない」という説、課題を解決しなくてはいけない時に「残業」が課題の解決だからするしかない、という認識の隘路に入ってる。立場の弱い側が苦労する解決策だけがいつもいつも「それしかない」はずがないだろう』など、

 中々興味深いものがあった。