読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

安倍内閣の劣化

 このところ国会の中継を見ていても安倍首相の答弁ぶりが正常ではないように思われる。総理大臣なのだから、もう少し冷静に品格のある話し方をすれば良いと思うのだが、どうもケンカは買って出ようというような傲慢な発言や、質問を無視した自分勝手な主張だけを述べているようなことが多いように思われる。言論の自由が経済の自由より優越しているかを聞かれてしどろもどろの答弁はみっともなかった。

 以前から首相自らがヤジを飛ばしたり、暴言を吐いたりするのが見られたが、アベノミクスもいよいよ失敗が明らかになってきて、GDPもマイナスなのに実体経済は良好だと言って現実を認めないのはこの国の将来を誤らせかねず恐ろしい。イライラしているのであろうか。

 それに閣僚がひどい。安倍内閣になってから途中で問題を起こしてやめた大臣も多いが、今度は内閣の要であるような甘利大臣が汚職で辞任した。

 それを別にしても、最近の高市総務大臣偏向報道が続けばテレビの電波を止めるという発言など、政府から独立した放送を求めて出来た放送法の理解が確かでないところに起因しているのではなかろうか。安倍首相や菅官房長官がかばい、本人も万一極端な例が生じた場合のためと釈明したが、憲法放送法の精神の理解が出来ていないことを証明したことになってしまった。

 また丸川環境大臣放射線レベルについて1ミリシーベルトという基準は民主党の大臣が勝手に決めた基準で根拠がないなどと言い後で訂正したことで、環境大臣原子力防災担当大臣でありながらあまりにも放射線レベルのことなどがわかっていないことが暴露されてしまった。

 さらには島尻沖縄及び北方対策大臣が「歯舞諸島」が読めなかったことなど呆れてものが言えない。なるほど歯舞(ハボマイ)の読み方は普通の人にとっては難しいであろうが、担当大臣なのである。いくらなんでも自分の担当する島の名前ぐらいは覚えていて欲しいものである。

 丸川大臣といい島尻大臣といいあまりにも大臣として勉強不足ではないか。大臣など何も知らなくても事務官が全てやってくれるからそれでいいということだろうか。それでもうまく行っているのだったら良いかもしれないが、原発事故による廃棄物の処理さえ未だにうまくいかず、5年経っても復旧はままならず、多くの人が未だ仮設住宅にいるなど今後の見通しも立たず多事多難なのである。北方問題もなかなか動き出しそうにもない。

 経済はうまくいかず、未来の展望も見えない中で、強引に憲法違反の安全保障関連法案をつくり、憲法も改正しようと謀っている内閣の実態がこれでは、この国は将来どこへ行くのか国民を不安に落とし込むものである。