読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

天皇暗殺コメディ映画?

 ハリウッドの映画会社が北朝鮮金正恩第一書記を暗殺するコメディ映画を作り、それに反発した北朝鮮が映画会社にサイバー攻撃をかけ多くの情報が漏れたとオバマ大統領が判断し、北朝鮮に再度テロ国家の認定を下し対抗措置をとるであろうとメディアが伝えている。

 これを聞いて先ず思ったことは日本におけるヘイトスピーチのことである。大統領はサイバー攻撃を非難し、映画上映を取りやめたことは間違っていたと言うが、戦争もしていない他国の主席を暗殺するような映画を作ることが許されるであろうか。

 立場を変えてオバマ大統領を暗殺するコメディ映画を他国が作って公開してもアメリカは黙認して非難しないであろうか。日本なら現天皇暗殺のコメディが作られたら日本人はどう思うであろうか。同様に北朝鮮の国民がどう思うか容易に想像出来ることであろう。

 これは明らかに表現の自由を超えた人権の蹂躙である。ヘイトスピーチが世界的にも許されない行為であるのと同じであろう。アメリカが今尚覇権国家である事を考慮すれば、これはこれまでもずっと続けられてきた国際的いじめのひとつである。先ずその映画制作こそが問題であり、サイバー攻撃は委細不明であるが、それに付随した問題とすべきではなかろうか。

 アメリカがいかに超大国であろうと、北朝鮮がいかに極悪卑劣な国であろうと今も国連加盟国としても認められている国家である以上、その元首を暗殺するようなコメディが表現の自由の元で許されて良いはずはなく、人間の基本的な人権の蹂躙はいかなる力を持った人間にも許されるべきではないであろう。