人間洗濯機

1970年大阪万博の時、当時のサンヨー電機が「人間洗濯機」なるものを展示したが、当時の国を挙げての電化時代だったにもかかわらず、世間には受け入れられなかった。 おそらく、日本人にとっての入浴は単に体を洗うだけのものでなく、お湯に浸かって温まりゆ…

背の高さ

私は身長160cmぐらいで、子供の頃からずっと小さい方ではあったが、同じぐらいの仲間も多く、全体の中で平均的なばらつきの範囲内には収まる程度であった。当時の大日本帝国の国民は背が低い者が多かったので、徴兵検査の合否の基準も152cm以上であった。 戦…

隣人との共存

今朝の朝日新聞の文化・文芸欄にルーテル世界連盟のムニブ・ユナン前議長に聞いた話が載っていた。パレスチナ人でプロテスタント・ルーテル教会の世界連盟の議長を長く務めた人で、ルーターによる宗教改革以来500年にわたるカトリックとの対立を、50年かけて…

神戸港開港150周年

今年は神戸や横浜の開港150周年に当たるそうで、どちらでも色々な記念事業が行われているようである。神戸でも記念の芸術祭などが行われているというので、台風が去った翌日に女房と一緒に出かけた。 最近はやりの芸術祭なるものは大抵会場があちこちに散…

雨晴海岸

北陸の富山湾に面した高岡と氷見の間に雨晴海岸というところがある。「あまはらし」と読むのだが、女房が古典の集まりで芭蕉の「奥の細道」を通じて知ってから行きたいと言っていたし、雨晴というユニークな名前も気に入っていたので、機会があったら一度訪…

国際的いじめ International Bullying

北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを発射したり、核実験を繰り返したりして、ここのところ国際間の緊張が高まっている。国連ではアメリカが石油禁輸などの一層強い圧力をかけることを望んでいたが、中国やロシア反対に合って、全会一致にこだわって譲歩した案にな…

老人は鞭打たれて働かされる−2

何年前だったか忘れたが、「老人は鞭打って働かされる」という表題の文章を書いたことがある。 その頃にはすでに老人問題が注目されるようになっていたからであろうが、最近の世の中の動向を見ていると、いよいよその危惧が現実になるのもそう遠くなくなって…

カタカナ略語

最近の日本語にはやたらとカタカナ語が多くなった。日本語を学ぶ外国人にとって一番難しいのは難しい漢字や熟語などではなく、カタカナ表示の日本語だそうである。最近のコンピュータ関係の言葉はほとんど外国語、主として英語を訳したカタカナ語だが、それ…

「ありがとう」はポルトガル語からか?

何かの話のついでに、有難うと言う言葉の語源が話題にのぼり、これがポルトガルの宣教師がもたらしたobbligado(=感謝している)から来ていると言う説が出た。これは時に聞かれる説であるが、辞書などでは多くは俗説だとして退けられているようである。 少し…

老人の死因:老衰から肺炎へ、そしてまた老衰へ

戦後間もない頃は、日本で一番多い死因は結核で、伝染病による胃腸病とか気管支炎肺炎なども多かったが、世の中が落ち着いてくるとともに、結核や感染症が減り、以来ずっと脳卒中にガン、心疾患が3大死因となり、ガン、心疾患、脳卒中の順のまま近年に至っ…

安倍内閣は宗教政権

第三次安倍内閣の閣僚の一覧表がインターネットに載っていたので見て驚いた。 ここにも書かれているように、安倍首相をはじめ 20人のうち18人が神道政治連盟国会議員懇談会に属しているのである。 戦後占領軍の命令もあり、それまでの現人神だの神祐天助…

私の終活

卒寿ともなれば、いくら元気でも、そろそろ人生を終える準備もしておかねばなるまい。ましてや私の場合、娘たちが二人ともアメリカへ行ってしまって、あちらに永住してしまっているので、日本にいるのは女房と二人だけなのである。 昔は沢山いた親兄弟もいつ…

むやみに J-アラート を使うな

28日のこのブログで、北朝鮮の危機を政府が煽っていることを書いたら、その翌日の朝6時にJ-アラートやらで国民は叩き起こされ、「国民保護に関する情報」として、「ミサイル発射、ミサイル発射、北朝鮮からにさいるが発射された模様です。頑丈な建物や地…

危機を煽って金儲け

北朝鮮が核開発や弾道ミサイルの打ち上げを行なって、アメリカを自分たちに有利な交渉の席に着かせようとして、一気に東アジアの緊張が高まっているが、今のところ戦争を望む者はおらず、アメリカ政府も言っているように交渉で解決しようとしていることは明…

国はいつでも国民を守ってくれるか

最近の朝日新聞に戦争孤児のことが載っていた。もう今の若い人にはわからないだろうが、敗戦後何年間かは東京でも大阪でも周囲が焼け野が原だった大きな駅の近くには闇市が出来、闇屋や買い物客に混じって、浮浪者や傷痍軍人、娼婦が欠かせない存在であった…

戦前の移民政策

私の子供の頃は日本の人口は7千万人だと教えられていた。朝鮮半島や台湾の植民地の人口を加えて1億人ということであった。それでもよく聞かされたのは「こんな小さな国土にこんな大勢の人を養って行ける訳はないだろう。」ということだった。 そんな言葉に…

ふたつのフィリッピン映画

最近、偶然フィリッピンの映画を二本立て続けに見た。 一つはMa Rosa(邦題:ローサは密告された)というフィリッピンの監督、ブリランテ・メンドーサの作で主役の女性はカンヌ国際映画祭で主演女優賞をもらっている。 もう一つはBlanka(邦題:ブランカとギ…

軍隊は国民を守るためのものではない

私の子供の頃には「肩を並べて兄さんと今日も学校へ行けるのは兵隊さんのおかげです、お国のために戦った兵隊さんのおかげです」という歌があり、まともに軍隊はいつも国民を守ってくれるものだと思っていました。 今でも自衛隊は災害時などでは真っ先に人々…

敗戦の日に

1945年8月15日は私の少年時代のあの長かった戦争が敗戦で終わった日である。もう72年も前のことになるが、未だに昨日のことのようにさえ思われる。 この写真は「焼き場に立つ少年」という有名な写真で、戦争直後にアメリカの従軍記者が撮ったもので…

「おはよう」の押し売り

他のところでも書いたように、私はここ十年ばかり、月に一度は女房と一緒に箕面の滝まで歩くようにしている。阪急の箕面駅から滝まで往復5.8キロ、渓流沿いの道で、春は新緑、秋は紅葉を愛でながら行き、滝を眺めて帰って来るととても気持ちが良い。 たい…

情けない政府

最近沖縄の米軍所属のオスプレイがオーストラリアで訓練中に着艦に失敗して墜落し、3名の兵士がなくなる事故が起こった。 オスプレイはその前にも、沖縄での訓練中に、空中空輸に失敗して墜落したこともあり、日本政府は近々北海道でオスプレイを使った日米…

八月は特別な月

一年は十二ヶ月あり、季節が巡り、それぞれの月にそれぞれの用事や行事、思い出があり、忽ちに年が巡ってしまうものだが、その中で私にとって一番特別な月と言えば、以前にも書いたが、やはり八月である。 もともと、子供の頃から八月は夏休みがあって、特別…

原爆の日に

昨日は広島へ原爆が落とされた日であった。もう72年以前のことになるが、未だに昨日のことのように思い出す。 午前8時15分、その海軍兵学校生徒で江田島にいた私は、朝の自習時間中であった。突然教室にそれまで経験したこともない閃光が走り、何事かと…

誰もが東京五輪を目指すわけではない。

あるマラソンの選手が三十歳になるので、出来るところまでは続けたいが、歳からいっても東京オリンピックまでは無理だろうから適当なところで引退しようかと思って、その旨を長距離マラソン強化プロジェクトチームの陸上競技連盟の理事に告げたところ、当然…

綱渡りと禅

たまたまメールの案内で知ったのだが、先日イタリア人でこれまで「綱渡り」をしてきた人が禅を知って、綱渡りに禅を生かしている話をイタリア文化会館で聞いた。 高い所に張られたロープの上を歩くことなど高所恐怖症の傾向のある私には考えられもしないこと…

こどもの名前

SNSの何処かに載っていたのだが、この表の名前が最近の子供の名前に多いものだそうである。名前は当然時代によって、その時の文化に左右されて変わるものであるから、親の好みでどんな名前をつけようが法律で許されている範囲ならよいし、他人がそれにどうこ…

危機を煽る政府

政府は政府広報で6月23日から4億円近いお金を使って北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうすれば良いかという避難方法のCMをテレビで流し、インターネットでも見えるようにしたそうである。 そのCMの概要は、「弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある…

エスカレーターの事故

つい先日エスカレーターの事故で死亡者が出たことが新聞で報告されていた。概要は図のように車椅子に乗った人を男性が押して、上りのエスカレーターを登って行ったが最後の所でわずかな段差に車椅子が躓き,車椅子ごと男性共々転倒し、エスカレーターを下方…

核兵器禁止条約

この7月7日に国連で核兵器禁止条約が122国の賛成で可決された。これは1970年に核兵器不拡散条約(NPT)が結ばれて、核保有国も暫時核兵器撤廃をうたっていたが、いつまでたっても核兵器保有国の反応がなく業を煮やした非核保有国が2016年の国連総会…

九州の水害の写真を見て

先日の九州の豪雨による水害の写真を見て驚いたのは、河川の増水や決壊による被害には大量の木材が流れてきて、それが川をせき止め、家屋を押しつぶしたりするのに大きな役割を果たしているように見えることであった。 これまでも何処かの川が氾濫したり、山…