どう継承 天皇の戦争責任

朝日新聞の声欄に写真のような記事が出ていた。筆者の伯母が沖縄で戦死した夫を思って読んだ悲痛な歌である。 「大君の今におわすを見るにつけ 骨一箇だに無きわが夫想ふ」 年月の経つとともに既に亡くなられた戦争経験者も多いであろうが、あの戦争を通じて…

下士官根性

昔、まだ帝國陸海軍があった頃は、世間でも「下士官根性」という言葉がよく使われていたが、戦争を知らない現在の若い人達には馴染みの薄い言葉かも知れない。 軍隊では階級の違いは絶対的で、例えば、交通機関の利用でも、将校は二等車で移動出来たが、兵隊…

若者言葉

最近はやたらと若者言葉というのか、カタカナやローマ字の短い省略形のような言葉が流行り、どんどん新しい言葉が現れるので、老人にはなかなかついていけない。それらの多くははやがて消えていくようなものだから、全てを覚える必要はないが、いつの世でも…

武器で国は守れない

政府な最近「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」を閣議決定した。「多次元統合防衛力を目指す」として、宇宙やサイバー空間まで含む防衛力の強化を目指すもので、最早「平和憲法」を完全に無視し、「専守防衛」の枠を超えて、自衛隊の攻撃能力を拡大…

今年の正月

、 毎年元旦、2日はいつ頃からか、お宮参りをしている。今年も元旦は朝早くから、近くの呉服神社から始まり、五月山の麓にある伊居太神社、最後に少し南の方にある八坂神社と順に回り、「三社廻り」と称している。八坂神社からの帰途、丁度猪名川の堤防から…

去年はひどい年だった

「今年も今日で終わりだが、振り返ってみると、まず感じるのはひどい年だった」と書いていたら、年末の慌ただしさの中で、中断されて年が変わってしまった。 昨年は本当に酷かった。地球温暖化の影響からか、もう春がなく、いきなり夏になったような感じで、…

最近の政府は思慮が浅いのでは?

最近の二つの出来事を見て、政府の行動に何か危険な兆候が読み取れるような気がする。 一つは韓国の駆逐艦が日本の哨戒艇に火器管制レーダーを照射した件である。これはもう戦闘寸前の行為だとして、早速に外務省の高官を韓国に派遣してまで抗議をしているが…

ファシズムへの道

安倍内閣とファシズム 先日SNSから拾った図である。安倍内閣の現状とある学者の言うファシズムの徴候との比較である。こう並べて対比させられると、成る程、日本は最早ファシズムへ逆行してしまったのではないかと思わざるを得ない。多言は無用である。 毎日…

トゥーヌイービヤ、ユヌタケヤアラン

沖縄県知事になった玉城デニー氏が当選演説の時に言った言葉だそうである。昔からの沖縄での言い伝えのようなものらしいが、「十本の指は同じ長さではない」と言う意味で、知事はこの言葉を引用して、個々の人間が尊重される社会を目指すことを語ったそうで…

変化した電車の中の風景

最近電車に乗っている時に、同じ電車の中の風景も、昔とは随分変わったなあと思わせることが多い。 社会の少子高齢化の影響なのであろう、老人が多くなり、手押し車を押している人や、杖をついている人も普通に見られるようになった。外国人、それも東洋系の…

専門分化した医療の落とし穴

最近どこかの大病院で、心筋梗塞か何かで入院してCT検査を受けた患者が、たまたま検査で腎臓だったかにガンが見つかったが、本人に知らされず手遅れになったという話が新聞に載っていた。 詳しい実際は判らないが、現在のように医療の専門分化が進み、専門に…

”最後の”家族集合

娘たちが二人ともアメリカ人と結婚して、アメリカにに移住してしまい、3人の孫もアメリカ人で、日本にいるのは女房と私だけという家族では、始終、顔を合わせたり、話をするわけにはいかないが、太平洋を渡っての行ったり来たりで、毎年一度や二度は会って…

A先生を偲んで

去る12月3日、医師会の最長老のA先生が亡くなられた。追悼文を頼まれたので早速書いて送ったが、それを記録のために、ここに記しておきたい。 A先生を偲んで: A先生、本当に長い間お世話になり有難うございました。安らかにお眠り下さい。 私がA先生に初…

安倍政権はアメリカの出先機関か?

最近のフェイスブックだったかに、沖縄の玉木知事のアメリカの支配がいつまで続くのかというような記事を見たが、政府は沖縄県民の度重なる反対の声を全く無視して、辺野古のアメリカの空軍基地建設を進めている。 民主主義を国是とする国で、これだけはっき…

ある友人の死

九十歳も過ぎれば、既に亡くなった友人も多く、僅かに残った友人さえひとり、またひとりと消えていく。住所録を開くと、抹消した横線ばかりが目立ち、ページによっては誰も残っていないところもある。 つい先日も残り少ない友人の一人が亡くなってしまった。…

安倍政権はアメリカの出先機関か?

沖縄県や沖縄の人々の強い反対を押し切って、いよいよ沖縄の辺野古基地の埋め立て工事の土砂投入を政府は今月中にも始めるようである。 沖縄の基地反対の声は一部の人たちだけの声ではない。自民党から共産党まで全てと言ってもよい人々が一致して反対してい…

大阪万博

2025年の大阪万博が決まった。お祭り自体は嫌いでないので、喜ばしい感じも多少あるが、1970年の万博の時のように希望に満ちた未来が輝くといった感じにはならない。万博の時までにあの頃の心が踊るような高揚感が戻ってくるであろうか、甚だ疑問で…

南京虐殺はあったか

最近日本の右翼の人たちには南京虐殺などという事実はなかったという人までいる。 しかしそういう人たちでも、日本が中国を侵略して南京を占領したことは否定していないであろう。何万人殺されたか、正確な数が問題なのではない。占領に際して一般住民の大量…

箕面尋常小学校の思い出

昭和12年の7月7日に盧溝橋事件が起こり支那事変(日中戦争)が始まり、それからずっと戦争が続いて昭和20年の8月に敗戦ということになったわけだが、昭和12年といえば、私は箕面小学校の三年生であった。 その頃は子供の目から見てどんな世の中だっ…

老いの余禄

卒寿も過ぎると、出来ることも少なくなってくるのはやむを得ないが、これだけ歳を取ったら、それなりの楽しみも増えるものである。 例えば、何かの話で、名も知られていないような片隅の町のことが出て、相手が私がそんな場末の場所について知っていることに…

小学校の教育勅語

この民主主義の世の中に、天皇から臣下の国民に下賜された教育勅語を、また学校教育に取り入れようなどとする政府や日本会議などの右翼勢力の動きが次第に強くなっているように感じられる。例の森本学園の幼稚園で、園児に教育勅語を暗記させていたり、現職…

富士はやはり神々しい

富士山は東京へ行く時などに何度も車窓から見ているし、昔河口湖や山中湖から眺めたこともある。また甲府から赤富士を見たこともある。昨年の暮れには、孫の来日時に、一緒に箱根に行き、大湧谷から素晴らしい富士山を眺めもした。 しかし、本栖湖や精進湖へ…

”陸自砲弾それて車に被害”を聞いて沖縄を思う

11月15日の新聞にこんな記事が出ていた。滋賀県高島市の陸上自衛隊の演習場で、射撃訓練中に発射した81ミリ迫撃砲の弾がそれて、国道脇に着弾し、アスファルトなどの破片が演習場外に停車していた乗用車に当たり、後部座席の窓ガラスと窓枠が割れたと…

年寄りはいつまでガン検診を受けた方が良いか

若い時には癌が生じても、出来るだけ早期に発見すれば、早期胃がんのように完治可能なこともあるし、完治出来なくても治療により命を長らえ、家族に対しても、社会に対してもある程度責任を果たすことが出来、その人の人生を少しでも豊かにすることが可能な…

ズボラのすすめ

過重労働や過労死が問題になって久しいが、この問題は一向に解決に向かわない。逆に、採量労働制などという資本主義の黎明期に流行った労働の請負制のようなものが拡がりそうで、過重労働の問題は余計に悪化しそうな気配さえある。 果たしてそれだけ働かない…

戦争体験を語った人、語らなかった人

戦後70年以上も経てば、もう実際に戦争に行っていた人は殆どいなくなってしまって、戦争の話を聞く機会も減ってしまったこの頃である。日常の会話に先の大戦や戦後の話が出てくることも少なくなってきた。 しかし今だに親や親族が犠牲になった思いを抱えて…

対馬・壱岐巡り

以前から一度機会があったら対馬に行ってみたいと思っていたが、自分でわざわざ計画を練り、前調べをしてまで行く程でもないので、便利なツアーでもあればそれに乗っかって行くのがよかろうと考えていた。 しかし、嫌という程送ってくる旅行社のパンフレット…

自発的隷従

翁名知事の死去による後継者選びの沖縄知事選で、玉木デニー氏が勝利して翁名知事の路線を引き継ぐことが沖縄県民の意思であることがはっきり示された。 政府は何とかして辺野古基地建設を続けようとするであろうが、この選挙の結果は国内だけでなく海外にも…

「被災し病院搬送も放置、死亡」 遺族、病院を提訴へ

SNSを見ていたら上記のような表題が出ていたので、どういうことなのか確かめようと読んでみた。 記事によると、『東日本大震災で被災した宮城県石巻市の女性=当時(95)=が市内の病院で必要な介助を受けられずに死亡し、精神的苦痛を受けたとして、遺族…

核戦争よりもっと恐ろしい戦争

第二次世界大戦を見てもわかるように現代に戦争は総力戦である。総力戦であるからには持てる全ての力が発揮される。最先端の技術が用いられる。 それまでの常識は通用しない。第二次世界大戦の前には大艦巨砲の時代であったが、戦争となると最早大艦巨砲は通…