映画「主戦場」

「主戦場」という映画を見た。戦時中の「慰安婦問題」に関心を持った日系アメリカ人のミキ・デザキ氏が、関係する色々な人の当たって直接話を聞いて、実態を知ろうと試みたドキュメンタリー映画である。 監督、撮影、編集からナレーションまで全て一人でこな…

モノからコトへ

「モノからコトへ」というのは、主としてマーケッティングの世界で言われる言葉らしく、モノが豊かになり競争が激しくなったところでは、更にモノを売るには単にモノを売るだけでなく、人々が好みや楽しみを満足させるコトのために求める商品作りが必要だと…

気になる「令和」の字

先に新元号の「令和」を菅官房長官が発表した時、テレビで見ていて、「令和」の「令」の字が気になったので、その時のブログにも載せたが、最近見ていると「令和」の文字をそれに倣って書かれているものをしばしば見かける。 小さいことだが、初めて見た時か…

公衆トイレ考

最近の日本の公衆トイレはどこへ行っても本当に綺麗になった。何処だったか忘れたが、田舎の、それも山を登った所の、神社だったかの広場にある公衆トイレに入ったことがあったが、そこにもウオッシュレット付きの便器が備え付けられていることにびっくりし…

変わる日本語

最近流行っているカタカナ語については以前にも触れたが、その後も毎日のようにSNSだけでなく、新聞やテレビなどまで、何かの短縮形のような短いカタカナ語が次々と出てくる。 それらは英語などの外来語由来や、それと日本語とのちゃんぽんになった造語など…

平成から令和へ

10連休でまるで年末年初の様な感じだが、5月1日の新聞はひどかった。天皇の退位の儀式を中心にして天皇の交代の記事ばかりで、あとはスポーツ記事で普通の記事が殆どないといった感じ。まるで世界は他には何事も起こっていない様な感じである。 おかしい…

平成はどんな時代だったか

小渕官房長官が平成と書かれた紙を掲げて平成の時代が始まったのをつい先日のことのように記憶しているが、それから瞬く間に30年も経って、今度は令和の時代だという。 世界中で年号を用いている国は今では日本以外にはないし、日本の外務省ですら、公式文…

白鵬の三本締め問題

今年の春場所で優勝した横綱白鵬が表彰式のインタビューで観客へのサーヴィスとして三本締めをしたことが相撲協会で問題視され、宮城野親方とともに譴責処分にされた。 協会の判断は三本締めは表彰式が終わってからの神事の最後に行うもので、横綱が勝手に行…

旧優生保護法による強制不妊について

旧優生保護法による強制不妊の被害者救済法がようやく議会で成立することとなった。1948年に法が出来てから実に72年を経ている。 戦前私の子供の頃には「貧乏人の子沢山」「こんな小さな国でこんなに多くの人を養えるはずがない」などと言われ、外国へ…

背が高くなった日本人

これまでにも書いたことだが、自分が背が低いために背の高い人に劣等感を感じるためなのか、周りの人たちの背丈が気になる。 戦後、占領軍が来て、その巨体を見てびっくりし、こんな大きな奴らと戦争していたのか、これじゃ白兵戦ではどうやっても勝ち味ない…

読めない地名、人名

大臣の失言、取り消し、陳謝が後を絶たない。失言の方が正しいことが多く、取り消し、陳謝で終わらせてはならないことが多いが、たまには可哀想にと同情してやりたくなることもある。 ITを「イット」と言ったり未曾有を「みぞゆう」と発音したりするのには些…

日産のゴーン元会長の逮捕について

これは朝日新聞の4月16日の記事である。日産のゴーン会長が突然逮捕された時から、誰しもこれは政治絡みのものであろうと思ったであろう。日産の社長などが司法取引までしてゴーン会長を告発し、それに基づいて、特捜部が海外から帰って来るの空港で待ち…

国威発揚のためのオリンピックはやめよう。

いよいよオリンピックまで四百何日とかで、そのスケジュールも決まったようで、テレビは今やオリンピックの話の出ない日はない。今年の夏にはオリンピックの時の交通渋滞を見越した交通制限の予行演習までするようである。 この写真はいつだったか、1年ぐら…

老人の忙しいわけ

世間一般では老人は暇だろうと思われている。しかし、実際は先日書いたように結構忙しいのである。ただし、忙しいからといって多くの仕事をこなしているわけではない。 何をするにもスローで、能率が悪いので、大したことをしてなくても、必要なことをするだ…

とある喫茶店で

箕面の滝まで歩いてきた帰りに、箕面の駅前にあるパン屋さんの喫茶室で休憩した。ちょうど電車に乗る前の一休みになるし、以前に入った時に食べた小さなチーズの詰まったようなパンが美味しかったことを思い出したのであった。 パン売り場の横のスペースに、…

老人は忙しい

若い時には、歳をとって仕事を辞めたら時間が充分あるので、大河のそばに寝そべって、時の経つのを忘れて、川の流れを一日中でもゆっくりと眺めているといった、身も心も悠々とゆとりのある、ゆったりとした時間が過ごせるのではないかと夢見ていたが、九十…

針中野

大阪の東住吉区に針中野というところがある。近鉄にも針中野という駅があるので大阪の、殊にに南部に住んでいる人ならおそらく誰でも知っている地名ではなかろうか。 私も若い頃に天王寺に住んでいたことがあるので、針中野という地名や場所はよく知っていた…

令和余聞

今度の年号が「令和」に決まったことについて、色々な人が色々なことを言っているので、忘れないうちに少しだけ書いておこう。 先ずは、この写真は菅官房長官が年号を初めて発表した時の写真であるが、初めて見た時から気になって仕方がないのは、「令」の字…

映画「禁じられた遊び」

戦後まだそれ程も経っていない1952年のフランス映画「禁じられた遊び」を近くの映画館で上映するのを知って見に行った。まだ戦後の空気がまだ濃厚な時に見て、忘れがたい映画の一つだったので是非もう一度見たいと思った。 映画はその時一回しか見ていないが…

老人は下を向いてゆっくり歩め

数日前に、久し振りでまた転倒した。一駅先のギャラリーまで歩いて行った時、広い道の交差点で信号が変わりかけたので、すぐ横の駐車場の端を少し斜めにショートカットして、急いで渡ろうと踏み切った途端、見事に前方に転倒、指先と顎を地面に打ち付けた。…

新元号「令和」

昨日は新元号の発表で大騒ぎ、今朝の新聞の一面には特別大きな字で「令和」と書かれており、紙面も新元号のことで埋め尽くされて、選挙のことも、ブレグジットのことも、その他の政治や経済のことも、何処かへ行ってしまった感じである。 「一回伝えればわか…

老いの春

歳を取っても春は嬉しいものである。若い時は季節は必然的に回っているものだから、毎年出くわすのが当然のような感じがしていたが、九十歳も超えると、暇になったのと、寒さが応えるようになったためか、若い時よりも春が待ち遠しくなった。 それに、昨年の…

戦争を知るのは最早後期高齢者のみ

殆どの国民の生活を破綻に追いやったあの悲惨な戦争も、今では74年も前に終わったことになる。それでも、私にとっては、まるで昨日のことのように、今尚鮮烈に思い出されることで、90年を超える人生も、1945年の敗戦を境に、その前と後ではっきりと…

透析中止は誰が決める?

昨年8月東京の病院で40代の女性が腎不全で人口透析治療をやめた後に死亡したことが問題になっている。それまで別の病院で透析を受けていたが、シャントが閉塞して、続けられなくなり、問題の病院に相談に訪れた。その結果、病院の医師は透析を続けるため…

戦争は軍隊だけがするものではない

先にも書いたように、わが国の最近の軍備増強は異常である。それも上記のすべての戦争に関わってきたアメリカの手下の同盟国としての軍備増強であるから、それが日本の防衛に役立つというよりは、どこかの戦争に巻き込まれる恐れの方が遥かに大きいと見てお…

大阪大空襲を思い出す

知人の展覧会を見に天王寺美術館を訪れた序でに、公園の横の茶臼山町、堀越町から少し足を伸ばして、四天王寺を見てから悲田院町のあたりを散策して来た。 戦争中から1960年まで、茶臼山町に住んでいたので、懐かしい所なのである。天王寺公園はかって住…

日本の恥

下記のような記事をSNSで見て驚いた。開発途上国での話かと思ったら日本、それも来年にはオリンピックをしようという東京での話である。 『東京入国管理局で12日、長期収容されているクルド人男性が体調の悪化を訴えたにもかかわらず、同局長の判断で家族…

離島の運命

奄美大島へ行った時に観光と同時に考えさせられたことを書いておきたい。 奄美大島は佐渡島に次いで大きい離島である。都会に人口が集中する現在の趨勢では、離島は地続きの地方以上に衰退が進みがちである。御多分に洩れず、奄美大島も一時は人口が20万人…

奄美大島

二泊三日で奄美大島へ行って来ました。伊丹から二時間足らずで奄美空港に到着します。ツアーだったので、空港を出たらすぐ大型の観光バスが待っていました。一瞬、こんな島で、こんな大きなバスで、大丈夫なのだろうかと思いましたが、大島と言う名がついて…

忖度の恐ろしさ

忖度という言葉は”忖”も”度”も「はかる」意で、本来は相手のことを慮ることで、悪いことではないが、上下関係や力関係のある中での忖度は、見えない力の行使に利用される。下の者が上の者に諂ったり、籠絡しようとすることに繋がるだけではない。権力を持っ…